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無限配位高分子(ICPs)を用いた一酸化炭素放出材料 NEW

国内特許コード P200016811
整理番号 5702
掲載日 2020年5月8日
出願番号 特願2017-039426
公開番号 特開2018-145248
出願日 平成29年3月2日(2017.3.2)
公開日 平成30年9月20日(2018.9.20)
発明者
  • 池村 周也
  • 古川 修平
  • 北川 進
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 無限配位高分子(ICPs)を用いた一酸化炭素放出材料 NEW
発明の概要 【課題】無限配位高分子(ICPs)を用いたCO放出材料の提供。
【解決手段】カルボニル錯体と2個以上のイミダゾール基を有する配位子とから成る無限配位高分子(ICPs)であって、前記2個以上のイミダゾール基を有する配位子が、イミダゾール基を含む化合物と、炭素数10の縮合芳香族環、炭素数6の芳香環又は炭素数5~6の脂肪族環を有してもよい2個のブロモ基を有する脂肪族炭化水素化合物とから合成される配位子であり、前記カルボニル錯体が、マンガンを含む錯体であるICPs。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要

一酸化炭素(CO)は、臓器や脳への影響が有り、ヘモグロビンと結合し、致死性(150ppm以上)も有ることから、人間が吸入すると、有毒ガスとしての特徴が有る。

COは、酸化還元状態の制御、細胞保護、抗炎症作用、血管への作用等、生理活性ガスとしての特徴も有る。COは、特に腸内では、CO濃度が200ppm以上で抗炎症作用を示す。炎症性腸疾患(IBD)の治療薬としての使用が期待される。

人間の体内に、COを生理活性成分として取り込む為には、COを固体状態で体内に導入する必要がある(図1)。

本発明者等は、既に、多孔性配位高分子(PCPs:Porous Coordinate Polymer)を用いて、CO放出フレームワーク(CORF)を合成している(図2)。

PCPsは高い設計性を有し、PCPsを用いたCO放出材料(CORF)を用いることでトリガーとなる吸収波長の制御が可能である。PCPsは多孔性を有し、PCPsを用いたCO放出材料を用いることで高いCO導入量が可能である。PCPsはサイズ制御が可能であり、PCPsを用いたCO放出材料を用いることでCO放出量の制御が可能である。CO放出材料にPCPsを用いることで、CO導入量、放出量等の制御が可能である。

本発明者等は、PCPsを用いてCO放出材料を合成し、固体状態における光駆動型CO放出を確認している。本発明者等は、PCPsの特性を活かしたチューニングにより、高いCO導入量、放出量を実現している。しかしながら、これまでのPCPsを用いたCO放出材料は、生体応用に必須となるリン酸緩衝生理食塩水(PBS)中での安定性が低いという点について、改良の余地があった。

産業上の利用分野

本発明は、無限配位高分子(ICPs)を用いた一酸化炭素放出材料に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
カルボニル錯体と2個以上のイミダゾール基を有する配位子とから成る無限配位高分子。

【請求項2】
前記2個以上のイミダゾール基を有する配位子が、イミダゾール基を含む化合物とブロモ基を有する化合物とから合成される配位子である、請求項1に記載の無限配位高分子。

【請求項3】
前記イミダゾール基を含む化合物が、
下記一般式(1):
【化1】
(省略)
(式(1)中、Rは、
2位 : Me, Et, Pr, i-Pr, Bu, Ph, COMe, CHO, NO2, SH, Cl, Br, 又はIを示す;
4位 : Me, Ph, COMe, CN, CHO, NO2, Cl, Br, 又はIを示す;
5位 : CN, Ph, 又はClを示す;
(Me : CH3-, Et : C2H5-, Pr : C3H7-, Bu : C4H9-, Ph : C6H6-)である。)
で表される化合物、及び、
下記一般式(2):
【化2】
(省略)
(式(2)中、R’は、
2位 : Me, Et, Ph, COMe, Cl, 又はBrを示す;
5位 : Me, OMe, 又はClを示す;
(Me : CH3-, Et : C2H5-, Pr : C3H7-, Ph : C6H6- )である。)
で表される化合物
からなる群から選ばれる少なくとも1つの化合物である、
請求項2に記載の無限配位高分子。

【請求項4】
前記ブロモ基を有する化合物が、
下記一般式(3):
【化3】
(省略)
(式(3)中、Rは、
3,6-diBr, 1,8-diBr, 3,4,6,7-tetraMe, 3,6-diBrMe, 又は3,4,6,7-tetraBrMe
(Me : CH3-)を示す。)
で表される化合物、
下記一般式(4):
【化4】
(省略)
(式(4)中、R’は、
4-Me, 4-Br, 4-BrMe, 7-Br, 3,5,7-triMe-4-BrMe, 又は3,5,7-triEt-4-BrMe
(Me : CH3-, Et : C2H5-)を示す。)
で表される化合物、
下記一般式(5):
【化5】
(省略)
(式(5)中、R’’は、
n = 1 : Me, Cl, Br, I, diMe, diCl, 又はdiBrを示す;
n = 2 : Me, Et, ClMe, BrMe, 1,1-diMe, 1,2-diMe, 1,1-diCl, 又は1,2-diBrを示す;
n = 3 : 1-Me, 2-Me, 2-Br, 又は1,1-diMeを示す;
n = 4 : 1,-Me, 又は2,3-diBrを示す;
n = 5 : 3-Meを示す;
n = 6 : 2,5-diBrを示す;
(Me : CH3-, Et : C2H5-)である。
nは1~12の整数である。)
で表される化合物、
【化6】
(省略)
からなる群から選ばれる少なくとも1つの化合物である、
請求項2又は3に記載の無限配位高分子。

【請求項5】
前記カルボニル錯体が、マンガンを含む錯体である、請求項1~4のいずれかに記載の無限配位高分子。

【請求項6】
請求項1~5の無限配位高分子を用いた、一酸化炭素放出材料。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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