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多能性幹細胞を骨芽細胞へと分化誘導することにより得られうる細胞集団から骨芽細胞を検出する方法、及びその方法のために用いられるキット

国内特許コード P200016866
整理番号 6026
掲載日 2020年5月11日
出願番号 特願2018-043297
公開番号 特開2019-154283
出願日 平成30年3月9日(2018.3.9)
公開日 令和元年9月19日(2019.9.19)
発明者
  • 秋吉 一成
  • 下田 麻子
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 多能性幹細胞を骨芽細胞へと分化誘導することにより得られうる細胞集団から骨芽細胞を検出する方法、及びその方法のために用いられるキット
発明の概要 【課題】多能性幹細胞を骨芽細胞へと分化誘導することにより得られうる細胞集団から骨芽細胞を検出する方法を提供する。
【解決手段】多能性幹細胞を骨芽細胞へと分化誘導することにより得られうる細胞集団から骨芽細胞を検出する方法であって:(1)AOL、ECA、BPL、PNA、WFA及びSBAからなる群より選択される少なくとも一種のレクチンを含むレクチンと、前記細胞集団に由来するエクソソームの表面との結合能bを評価する工程;及び(2)前記レクチンと、未分化の前記多能性幹細胞に由来するエクソソームの表面との結合能bと、前記工程(1)において得られた結合能bとを、同一レクチン間においてそれぞれ比較する工程を含み、少なくとも一種の前記レクチンに関し、前記bが、前記bよりも高いときに、前記細胞集団における骨芽細胞の存在を示す、方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要

多能性幹細胞を骨芽細胞へと分化誘導することにより得られうる骨芽細胞を含有する細胞集団について、研究開発が盛んに行われている。これらの細胞集団は、医薬(細胞医薬品)として、あるいは創薬や発生等における研究ツールとしての有用性が注目されている。多能性幹細胞としては、目的に応じて、間葉系幹細胞等の体性幹細胞、並びにiPS細胞及びES細胞等の人工多能性幹細胞が幅広く利用されている。

これらの細胞集団を利用するに際しては、骨芽細胞への分化誘導が正常に、かつ効率的に行われていることを確認することが有用である。具体的には、分化状態などの判別方法が重要となる。従来、骨芽細胞への分化の確認はアルカリホスファターゼ、オステオカルシン、又はI型コラーゲン等の発現量を指標として行われていた(特許文献1)。しかし、これらのマーカーは骨組織特異的ではないため、これらを指標とする判別方法には不十分な面もあった。

また、細胞表面の糖鎖構造の変化を指標として、ヒト間葉系幹細胞の未分化状態及び骨分化状態をそれぞれ判別する方法も提案されている(特許文献2、3)。さらに、細胞膜タンパク質の量変化を指標として、ヒト間葉系幹細胞の未分化状態及び骨分化状態をそれぞれ判別する方法も提案されている(特許文献4)。

産業上の利用分野

本発明は、多能性幹細胞を骨芽細胞へと分化誘導することにより得られうる細胞集団から骨芽細胞を検出する方法、及びその方法のために用いられるキットに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
多能性幹細胞を骨芽細胞へと分化誘導することにより得られうる細胞集団から骨芽細胞を検出する方法であって:
(1)AOL、ECA、BPL、PNA、WFA及びSBAからなる群より選択される少なくとも一種のレクチンを含むレクチンと、前記細胞集団に由来するエクソソームの表面との結合能bを評価する工程;及び
(2)前記レクチンと、未分化の前記多能性幹細胞に由来するエクソソームの表面との結合能bと、前記工程(1)において得られた結合能bとを、同一レクチン間においてそれぞれ比較する工程を含み、
少なくとも一種の前記レクチンに関し、前記bが、前記bよりも高いときに、前記細胞集団における骨芽細胞の存在を示す、方法。

【請求項2】
全種の前記レクチンに関し、前記bが、前記bよりも高いときに、前記細胞集団における骨芽細胞の存在を示す、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記bが、前記bに対して2倍以上であるときに、前記細胞集団における骨芽細胞の存在を示す、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
多能性幹細胞を骨芽細胞へと分化誘導することにより得られうる細胞集団から骨芽細胞を検出するために用いられるキットであって、
AOL、ECA、BPL、PNA、WFA及びSBAからなる群より選択される少なくとも一種のレクチンを含むレクチンと、前記細胞集団に由来するエクソソームの表面との結合能を評価することのできる手段を含む、キット。

【請求項5】
前記手段が、レクチンアレイである、請求項4に記載のキット。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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