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土砂災害予測装置、コンピュータプログラム、土砂災害予測方法及び地図情報

国内特許コード P200016868
整理番号 5991
掲載日 2020年5月11日
出願番号 特願2018-248217
公開番号 特開2019-127818
出願日 平成30年12月28日(2018.12.28)
公開日 令和元年8月1日(2019.8.1)
優先権データ
  • 特願2018-008410 (2018.1.22) JP
発明者
  • 齊藤 隆志
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 土砂災害予測装置、コンピュータプログラム、土砂災害予測方法及び地図情報
発明の概要 【課題】土砂災害を精度よく予測することができる土砂災害予測装置、コンピュータプログラム、土砂災害予測方法及び地図情報を提供する。
【解決手段】土砂災害予測装置は、対象流域の接峰面を取得する接峰面取得部と、対象流域の接谷面を取得する接谷面取得部と、取得した接峰面と対象流域の地形面との差が所定値より大きい領域と当該差が所定値よりも小さい領域との第1境界領域を特定する第1境界領域特定部と、対象流域の地形面と取得した接谷面との差が所定値より大きい領域と当該差が所定値より小さい領域との第2境界領域を特定する第2境界領域特定部と、第1境界領域及び第2境界領域に基づいて対象流域の危険領域を特定する危険領域特定部とを備える。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

土砂災害発生の予測には発生位置の事前の特定が求められ、一つの手法として、例えば、ハザードマップが用いられている。ハザードマップの作成において、既往の地すべり地や侵食の進んだ谷などを抽出するには、写真判読や地形判読などの個人の経験的な特殊技術を要する手法が用いられている。

また、特許文献1には、赤色立体図を作成するシステムが開示されている。赤色立体図は、尾根や山頂部分を白っぽく(明るく)、谷や窪地を黒っぽく(暗く)表現し、傾斜が急な部分ほど赤く表現して、凹凸の高低の度合い及び傾斜の度合いを把握することを可能とするものである。

産業上の利用分野

本発明は、土砂災害予測装置、コンピュータプログラム、土砂災害予測方法及び地図情報に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
対象流域の接峰面を取得する接峰面取得部と、
前記対象流域の接谷面を取得する接谷面取得部と、
取得した接峰面と前記対象流域の地形面との差が所定値より大きい領域と前記差が前記所定値よりも小さい領域との第1境界領域を特定する第1境界領域特定部と、
前記対象流域の地形面と取得した接谷面との差が所定値より大きい領域と前記差が前記所定値より小さい領域との第2境界領域を特定する第2境界領域特定部と、
前記第1境界領域及び前記第2境界領域に基づいて前記対象流域の危険領域を特定する危険領域特定部と
を備える土砂災害予測装置。

【請求項2】
前記危険領域特定部は、
前記第1境界領域と前記第2境界領域との間の領域を前記危険領域として特定する請求項1に記載の土砂災害予測装置。

【請求項3】
前記対象流域内を、前記接峰面と前記地形面との高さの差に応じて異なる表示態様で表示するための侵食土砂データを生成する侵食土砂データ生成部を備える請求項1又は請求項2に記載の土砂災害予測装置。

【請求項4】
前記対象流域内を、前記地形面と前記接谷面との高さの差に応じて異なる表示態様で表示するための不安定土砂データを生成する不安定土砂データ生成部を備える請求項3に記載の土砂災害予測装置。

【請求項5】
前記危険領域の危険度を算出する危険度算出部と、
前記危険領域内を、前記危険度算出部で算出した危険度の大小に応じて異なる表示態様で表示するための危険土砂データを生成する危険土砂データ生成部と
を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の土砂災害予測装置。

【請求項6】
前記対象流域内の流路を特定する流路特定部と、
該流路特定部が特定した流路と前記第1境界領域とが交差する第1地点を特定する第1地点特定部と、
前記流路と前記第2境界領域とが交差する第2地点を特定する第2地点特定部と、
前記第1地点と前記第2地点との高さの差、及び前記第1地点から前記第2地点までの流路長さに基づいて、土砂の不安定度を算出する不安定度算出部と
を備え、
前記危険度算出部は、
前記不安定度算出部が算出した不安定度に基づいて前記危険領域の危険度を算出する請求項5に記載の土砂災害予測装置。

【請求項7】
前記流路特定部が特定した流路のうち前記危険領域の流路の所要地点での標高の傾斜値を算出する傾斜値算出部を備え、
前記危険度算出部は、
前記傾斜値算出部で算出した傾斜値に基づいて前記危険領域の危険度を算出する請求項6に記載の土砂災害予測装置。

【請求項8】
前記危険領域内を、前記傾斜値算出部で算出した傾斜値の大小に応じて異なる表示態様で表示するための傾斜量データを生成する傾斜量データ生成部を備える請求項7に記載の土砂災害予測装置。

【請求項9】
前記流路特定部が特定した流路に基づいて流域面積を算出する流域面積算出部と、
該流域面積算出部が算出した流域面積に基づいて流域面積が不連続に変化する変化地点を特定する変化地点特定部と
を備え、
前記危険度算出部は、
前記変化地点特定部で特定した変化地点での流域面積の変化量に基づいて前記危険領域の危険度を算出する請求項7に記載の土砂災害予測装置。

【請求項10】
前記危険度算出部は、
前記変化地点特定部で特定した変化地点のうち、前記第1地点の上流に存在する変化地点での流域面積の変化量に基づいて前記危険領域の危険度を算出する請求項9に記載の土砂災害予測装置。

【請求項11】
前記流路特定部が特定した流路に基づいて流路の合流地点を特定する合流地点特定部を備え、
前記危険度算出部は、
前記第1地点の上流に存在する前記合流地点での流路の合流数に基づいて前記危険領域の危険度を算出する請求項9又は請求項10に記載の土砂災害予測装置。

【請求項12】
前記危険度算出部は、
前記不安定度、前記傾斜値、前記流域面積の変化量、又は前記合流数それぞれに重み係数を乗算して前記危険領域の危険度を算出する請求項11に記載の土砂災害予測装置。

【請求項13】
前記接峰面と前記地形面との高さの差で示す侵食土砂量の傾斜量を算出する傾斜量算出部と、
前記対象流域内を、前記傾斜量算出部で算出した侵食土砂量の傾斜量の大小に応じて異なる表示態様で表示するための侵食土砂傾斜量データを生成する侵食土砂傾斜量データ生成部と
を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の土砂災害予測装置。

【請求項14】
前記対象流域内の標高の傾斜量を算出する標高傾斜量算出部と、
前記標高傾斜量算出部で算出した標高の傾斜量の大小に応じて異なる表示態様で表示するための標高傾斜量データを生成する標高傾斜量データ生成部と
を備え、
前記侵食土砂傾斜量データ生成部は、
前記標高傾斜量データを重畳した侵食土砂傾斜量データを生成する請求項13に記載の土砂災害予測装置。

【請求項15】
前記対象流域内の流路を特定する流路特定部を備え、
前記侵食土砂傾斜量データ生成部は、
前記流路特定部で特定した流路を重畳した侵食土砂傾斜量データを生成する請求項13又は請求項14に記載の土砂災害予測装置。

【請求項16】
コンピュータに、
対象流域の接峰面を取得する処理と、
前記対象流域の接谷面を取得する処理と、
取得した接峰面と前記対象流域の地形面との差が所定値より大きい領域と前記差が前記所定値よりも小さい領域との第1境界領域を特定する処理と、
前記対象流域の地形面と取得した接谷面との差が所定値より大きい領域と前記差が前記所定値より小さい領域との第2境界領域を特定する処理と、
前記第1境界領域及び前記第2境界領域に基づいて前記対象流域の危険領域を特定する処理と
を実行させるコンピュータプログラム。

【請求項17】
対象流域の接峰面を接峰面取得部が取得し、
前記対象流域の接谷面を接谷面取得部が取得し、
取得された接峰面と前記対象流域の地形面との差が所定値より大きい領域と前記差が前記所定値よりも小さい領域との第1境界領域を第1境界領域特定部が特定し、
前記対象流域の地形面と取得された接谷面との差が所定値より大きい領域と前記差が前記所定値より小さい領域との第2境界領域を第2境界領域特定部が特定し、
前記第1境界領域及び前記第2境界領域に基づいて前記対象流域の危険領域を危険領域特定部が特定する土砂災害予測方法。

【請求項18】
請求項4に記載の土砂災害予測装置によって生成され、前記対象流域内を、前記侵食土砂データに基づく侵食土砂領域と前記不安定土砂データに基づく不安定土砂領域とを重畳させて表示する地図情報。

【請求項19】
標高の傾斜値を示す傾斜量データに基づく傾斜量図をさらに重畳させて表示する請求項18に記載の地図情報。

【請求項20】
請求項5に記載の土砂災害予測装置によって生成され、前記対象流域の前記危険領域内を、前記危険度算出部で算出した危険度の大小に応じて異なる表示態様で表示する地図情報。

【請求項21】
請求項13に記載の土砂災害予測装置によって生成され、前記対象流域内を、前記傾斜量算出部で算出した侵食土砂量の傾斜量の大小に応じて異なる表示態様で表示する地図情報。
国際特許分類(IPC)
Fターム
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出願権利状態 公開
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