TOP > 国内特許検索 > がん細胞にプログラム細胞死を誘導するための医薬組成物

がん細胞にプログラム細胞死を誘導するための医薬組成物 外国出願あり

国内特許コード P200016888
整理番号 5655
掲載日 2020年5月14日
出願番号 特願2018-547234
出願日 平成29年10月31日(2017.10.31)
国際出願番号 JP2017039426
国際公開番号 WO2018079855
国際出願日 平成29年10月31日(2017.10.31)
国際公開日 平成30年5月3日(2018.5.3)
優先権データ
  • 特願2016-213755 (2016.10.31) JP
発明者
  • 萩原 正敏
  • 豊本 雅靖
  • 細谷 孝充
  • 吉田 優
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 がん細胞にプログラム細胞死を誘導するための医薬組成物 外国出願あり
発明の概要 がん細胞にプログラム細胞死を誘導する方法、及びそのための医薬組成物の提供。
がん細胞内において一酸化窒素の産生を亢進させることを含む、がん細胞にプログラム細胞死を誘導する方法。がん細胞内の一酸化窒素産生を亢進する化合物を有効成分として含有する、がん細胞にプログラム細胞死を誘導するための医薬組成物。がんの予防、改善、進行抑制、及び/又は、治療の方法における、がん細胞内の一酸化窒素産生を亢進する化合物の使用。
従来技術、競合技術の概要

特許文献1は、血管内皮性一酸化窒素産生促進及び/又は内皮性一酸化窒素合成酵素活性剤を含有する動脈閉塞症治療剤を開示する。

特許文献2は、マクロファージからの一酸化窒素の産生を亢進する成分を含有する抗腫瘍剤を開示する。

産業上の利用分野

本開示は、がん細胞にプログラム細胞死を誘導するための医薬組成物、その使用、及び、がん細胞にプログラム細胞死を誘導する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
がん細胞内の一酸化窒素産生を亢進する化合物を有効成分として含有する、がん細胞にプログラム細胞死を誘導するための、医薬組成物。

【請求項2】
一酸化窒素産生の亢進が、膜貫通型蛋白質を介した一酸化窒素産生の亢進である、請求項1に記載の医薬組成物。

【請求項3】
前記がん細胞が、ATPの産生が酸化的リン酸化よりも解糖系に依存するがん細胞である、請求項1又は2に記載の医薬組成物。

【請求項4】
前記がん細胞が、ワールブルグ効果を発現しているがん細胞である、請求項1から3のいずれかに記載の医薬組成物。

【請求項5】
前記化合物が、下記一般式(I)で表される化合物若しくはそのプロドラッグ又はそれらの製薬上許容される塩である、請求項1から4のいずれかに記載の医薬組成物。
【化1】
(省略)
式(I)において、Aは、置換基を有する若しくは非置換の単環、二環若しくは二環縮合のアリール基又はヘテロアリール基であり、
Xは、酸素原子、-C(=O)-、-C(=S)-、又は、-SO2-であり、
1は、水素原子、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルキル基、置換基を有する若しくは非置換のC2-6アルケニル基、置換基を有する若しくは非置換のC2-6アルキニル基、置換基を有する若しくは非置換のC6-10アリール基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アジド基、ヒドロキシ基、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルコキシ基、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルキルチオ基、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルキルスルホニル基、カルボキシ基、ホルミル基、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルコキシカルボニル基、アシル基、アシルアミノ基、又はスルファモイル基であり、
2は、水素原子、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルキル基、又はハロゲン原子であり、
3は、水素原子、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルキル基、置換基を有する若しくは非置換のC6-10アリール基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルコキシ基、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルキルチオ基、置換基を有する若しくは非置換の含窒素複素環、置換基を有する若しくは非置換の縮合芳香族複素環、又は下記一般式(II)で表され、
【化2】
(省略)
式(II)において、R4及びR5は、互いに同一又は異なって、水素原子、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルキル基、置換基を有する若しくは非置換の含窒素複素環、置換基を有する若しくは非置換の縮合芳香族複素環、アシル基、若しくはアシルアミノ基を示し;又は、
4及びR5は、隣接する窒素原子と一緒になって、置換基を有する若しくは非置換の複素環、又は、置換基を有する若しくは非置換の縮合芳香族複素環を形成し;又は
4及びR5は、置換基を有する若しくは非置換のシクロアルキリデンアミノ基、又は、置換基を有する若しくは非置換の芳香族環縮合シクロアルキリデン基を示す。

【請求項6】
前記化合物が、下記一般式(III)で表される化合物若しくはそのプロドラッグ又はそれらの製薬上許容される塩である、請求項1から5のいずれかに記載の医薬組成物。
【化3】
(省略)
式(III)において、Aは、置換基を有する若しくは非置換の単環、二環若しくは二環縮合のアリール基又はヘテロアリール基であり、
Xは、酸素原子、-C(=O)-、-C(=S)-、又は、-SO2-であり、
1は、水素原子、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルキル基、置換基を有する若しくは非置換のC2-6アルケニル基、置換基を有する若しくは非置換のC2-6アルキニル基、置換基を有する若しくは非置換のC6-10アリール基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アジド基、ヒドロキシ基、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルコキシ基、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルキルチオ基、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルキルスルホニル基、カルボキシ基、ホルミル基、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルコキシカルボニル基、アシル基、アシルアミノ基、又はスルファモイル基であり、
2は、水素原子、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルキル基、又はハロゲン原子であり、
4及びR5は、互いに同一又は異なって、水素原子、置換基を有する若しくは非置換のC1-6アルキル基、置換基を有する若しくは非置換の含窒素複素環、置換基を有する若しくは非置換の縮合芳香族複素環、アシル基、若しくはアシルアミノ基であり、;又は、
4及びR5は、隣接する窒素原子と一緒になって、置換基を有する若しくは非置換の複素環、又は、置換基を有する若しくは非置換の縮合芳香族複素環を形成し;又は
4及びR5は、置換基を有する若しくは非置換のシクロアルキリデンアミノ基、又は、置換基を有する若しくは非置換の芳香族環縮合シクロアルキリデン基を示す。

【請求項7】
がん細胞内のNADPHの産生を低下させる剤を含有又は併用する、請求項1から6のいずれかに記載の医薬組成物。

【請求項8】
がん細胞にプログラム細胞死を誘導する方法であって、
がん細胞内の一酸化窒素産生を亢進させることを含む、方法。

【請求項9】
一酸化窒素産生の亢進が、膜貫通型蛋白質を介した一酸化窒素産生の亢進である、請求項7に記載の方法。

【請求項10】
前記がん細胞が、ATPの産生が酸化的リン酸化よりも解糖系に依存するがん細胞である、請求項7又は8に記載の方法。

【請求項11】
前記がん細胞が、ワールブルグ効果を発現しているがん細胞である、請求項7から9のいずれかに記載の方法。

【請求項12】
一酸化窒素産生の亢進が、がん細胞に請求項1から6のいずれかに記載の医薬組成物を接触させること、あるいは、がん細胞を有する生体に請求項1から6のいずれかに記載の医薬組成物を投与することにより行われる、請求項7から10のいずれかに記載の方法。

【請求項13】
さらに、がん細胞内のNADPHの産生を低下させる剤をがん細胞に取り込ませることを含む、請求項8から12のいずれかに記載の方法。

【請求項14】
一酸化窒素産生の亢進が、さらに、一酸化窒素合成酵素の基質及び/又は基質となりうる物質を、がん細胞に接触させるか、又はがん細胞を有する生体に投与することを含む、請求項12に記載の方法。

【請求項15】
がんの予防、改善、進行抑制、及び/又は、治療の方法における、がん細胞内の一酸化窒素産生を亢進する化合物の使用。

【請求項16】
一酸化窒素産生の亢進が、膜貫通型蛋白質を介した一酸化窒素産生の亢進である、請求項14に記載の使用。

【請求項17】
前記がん細胞が、ATPの産生が酸化的リン酸化よりも解糖系に依存するがん細胞である、請求項14又は15に記載の使用。

【請求項18】
前記がん細胞が、ワールブルグ効果を発現しているがん細胞である、請求項14から16のいずれかに記載の使用。

【請求項19】
さらに、がん細胞内のNADPHの産生を低下させる剤の併用を含む、請求項14から17のいずれかに記載の使用。

【請求項20】
がんの予防、改善、進行抑制、及び/又は、治療における、請求項1から6のいずれかに記載の医薬組成物の使用。

【請求項21】
さらに、がん細胞内のNADPHの産生を低下させる剤の併用を含む、請求項20に記載の使用。

【請求項22】
がんの予防、改善、進行抑制、及び/又は、治療の方法であって、請求項1から6のいずれかに記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、方法。

【請求項23】
さらに、がん細胞内のNADPHの産生を低下させる剤を対象に投与することを含む、請求項22に記載の方法。

【請求項24】
さらに、一酸化窒素合成酵素の基質及び/又は基質となりうる物質を対象に投与することを含む、請求項22に記載の方法。

【請求項25】
細胞内の一酸化窒素の産生低下に起因する疾病の予防、改善、進行抑制、及び/又は治療のための医薬組成物であって、
請求項5で規定された一般式(I)で表される化合物、請求項6で規定された一般式(III)で表される化合物若しくはそれらのプロドラッグ又はそれらの製薬上許容される塩を、有効成分として含む、医薬組成物。

【請求項26】
生活習慣病及び/又はメタボリックシンドロームの予防、改善、進行抑制、及び/又は治療のための医薬組成物であって、
請求項5で規定された一般式(I)で表される化合物、請求項6で規定された一般式(III)で表される化合物若しくはそれらのプロドラッグ又はそれらの製薬上許容される塩を、有効成分として含む、医薬組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close