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ROOT SYSTEM FORMATION PROMOTER

Patent code P200016930
File No. N2-19003-T
Posted date Jun 10, 2020
Application number P2019-131369
Publication number P2020-070286A
Date of filing Jul 16, 2019
Date of publication of application May 7, 2020
Priority data
  • P2018-200888 (Oct 25, 2018) JP
Inventor
  • (In Japanese)佐藤 茂
Applicant
  • (In Japanese)学校法人龍谷大学
Title ROOT SYSTEM FORMATION PROMOTER
Abstract PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a novel root system formation promoter.
SOLUTION: A plant root system formation promoter contains a C16-18 saturated or unsaturated fatty acid, or a salt thereof.
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

わが国の稲作、野菜栽培、花き栽培においては、苗生産と栽培の分業化が一般化している。定植時の苗の品質がその後の生育や収量に大きく影響するため、品質の安定した苗を生産することが重要である。苗に求められる品質として、根量が多く、育苗ポット内で老化していないことが挙げられる。

種子繁殖を行う植物では、プラスチックポットや紙ポット(ポット苗)、およびセルトレイ(セル成型苗、プラグ苗)で、自根苗やつぎ木苗を育苗する形態が存在する。これらの苗には、地上部は健全に生育する一方で根鉢の形成がよく、本畑への植え付けが容易で活着がよいことが求められる。具体的には、地上部の成長と比較して地下部の根系の成長が勝った苗を栽培できる生産技術が望まれている。

苗の生産法には、前述した種子の播種、発芽から実生を生育させる方法の他に、生育した植物の葉茎を挿し木して不定根を発根させて、生育させる方法がある。特に優良な植物体からクローンを作成する場合には後者の方法が採用される。健常苗の生産のためには、発根を促進し、さらに根の伸長を促進することにより、健常な根系形成を促進する必要がある。

根系形成促進剤として、植物成長ホルモンのオーキシン系化合物が広く用いられている。しかし、オーキシン系化合物は、植物の種類や状態、施用する濃度によっては葉の上偏成長、茎の捻転や茎割れ、根こぶの誘導、さらには枯死等といった好ましくない作用を及ぼすことがある。したがって、オーキシン系化合物は使用方法、使用量等に制限があり、また根の発達を促進する作用も十分満足できるものではなかった。その他の化合物も提案されているが、実用化には至っていない。安価で安全な物質で、強い副作用がなく、根の発根および伸長を促進する根系形成促進剤が望まれていた。

特許文献1~2はケトール構造を有する不飽和脂肪酸が挿し木の発根を促進することを記載している。しかし、ケトール構造を有しない、炭素数16~18の飽和もしくは不飽和脂肪酸、またはその塩が、植物の根系形成を促進することは開示されていない。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、植物の根系形成促進剤に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
炭素数16~18の飽和もしくは不飽和脂肪酸、またはその塩を含む、植物の根系形成促進剤。

【請求項2】
 
炭素数16~18の飽和もしくは不飽和脂肪酸がリノール酸である、請求項1に記載の植物の根系形成促進剤。

【請求項3】
 
さらに、下記式(I):
【化1】
 
(省略)
(式(I)中、RはH、COOM、CONH2、炭素数1~4のアルキル基であって、それぞれ同じでも、異なっていてもよく、Mは水素、NH4、または1価もしくは2価の金属カチオンである。)
で表される化合物を含む、請求項1または2に記載の植物の根系形成促進剤。

【請求項4】
 
前記化合物が、3-ピリジンカルボン酸、2,3-ピリジンジカルボン酸、3,4-ピリジンジカルボン酸、3,5-ピリジンジカルボン酸、もしくは2,5-ピリジンジカルボン酸、またはその塩である、請求項3に記載の植物の根系形成促進剤。

【請求項5】
 
前記化合物が0.1nM~100mMとなる濃度で使用される、
請求項3または4に記載の植物の根系形成促進剤。

【請求項6】
 
前記植物がアブラナ科植物、ウリ科植物、ナス科植物、ヒユ科植物、キク科植物、バラ科植物、セリ科植物、リンドウ科植物、ヒガンバナ科植物、ナデシコ科植物、マメ科植物、アジサイ科植物、またはニレ科植物である、
請求項1~5のいずれかに記載の根系形成促進剤。

【請求項7】
 
請求項1~6のいずれかに記載の根系形成促進剤を植物幼苗に適用する工程を含む、植物苗の製造方法。

【請求項8】
 
前記根系形成促進剤を植物幼苗に適用する工程において、
植物幼苗として挿し木または挿し芽を用いて、該挿し木または挿し芽の茎切断面を根系形成促進剤溶液に浸漬し、該挿し木または挿し芽を水耕または土耕に供する、
請求項7に記載の植物苗の製造方法。

【請求項9】
 
前記根系形成促進剤溶液中の、炭素数16~18の飽和もしくは不飽和脂肪酸、またはその塩の濃度が50~200mMである、
請求項8に記載の植物苗の製造方法。

【請求項10】
 
前記挿し木または挿し芽の茎切断面を根系形成促進剤溶液に浸漬する時間が1~30秒である、
請求項8または9に記載の植物苗の製造方法。

【請求項11】
 
前記根系形成促進剤を植物幼苗に適用する工程において、
灌注法により前記根系形成促進剤を植物幼苗に適用する、
請求項7に記載の植物苗の製造方法。

【請求項12】
 
前記根系形成促進剤溶液中の、炭素数16~18の飽和もしくは不飽和脂肪酸、またはその塩の濃度が0.01~10mMである、
請求項11に記載の植物苗の製造方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Published
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