TOP > 国内特許検索 > 神経系細胞の増殖を活性化させるための磁気の制御方法、及び経頭蓋磁気刺激システム

神経系細胞の増殖を活性化させるための磁気の制御方法、及び経頭蓋磁気刺激システム

国内特許コード P200016947
整理番号 OU-0389
掲載日 2020年6月11日
出願番号 特願2018-164498
公開番号 特開2020-036704
出願日 平成30年9月3日(2018.9.3)
公開日 令和2年3月12日(2020.3.12)
発明者
  • 藤木 稔
出願人
  • 国立大学法人大分大学
発明の名称 神経系細胞の増殖を活性化させるための磁気の制御方法、及び経頭蓋磁気刺激システム
発明の概要 【課題】本発明は、非侵襲的に、又は低侵襲的に、経頭蓋磁気刺激を行い、神経系細胞の増殖を活性化することを課題とする。
【解決手段】頭蓋を介して磁気刺激を個体の神経組織に負荷するための磁気の発生を制御する制御デバイスと、前記制御デバイスに接続された少なくとも6台の刺激発生デバイスであって、前記少なくとも6台の刺激発生デバイスのそれぞれが、前記制御デバイスにより、1回の刺激あたり、一定時間内に、他の刺激発生デバイスからは独立して時間差を持って一定間隔で複数回電流のパルスを出力するように制御される前記少なくとも6台の刺激発生デバイスと、それぞれの刺激発生デバイスが出力した電流から磁気を発生する刺激デバイスと、を備える経頭蓋磁気刺激システムを提供する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

長期増強(Long-Term Potentiation:LTP)による興奮性シナプス伝達が記憶形成や、シナプス可塑性の誘導に重要な役割を果たすと言われている。非特許文献1には、電気刺激による長期増強が、成体ラット歯状回における神経新生を促すこと、及び成体ラット歯状回で申請された神経細胞の生存を増強することが記載されている。非特許文献2には、4台の磁気刺激装置を使ってシナプス可塑性の誘導を経頭蓋磁気刺激によって誘導することが記載されている。

また、非特許文献3には、皮質脊髄路の損傷に対し、電気刺激を行うことにより軸索の発芽を促すことが記載されている。

産業上の利用分野

本明細書には、神経系細胞の増殖を活性化させるための磁気の制御方法、及び経頭蓋磁気刺激システムが開示される。

特許請求の範囲 【請求項1】
頭蓋を介して磁気刺激を個体の神経組織に負荷するための磁気の発生を制御する制御デバイスと、
前記制御デバイスに接続された少なくとも6台の刺激発生デバイスであって、前記少なくとも6台の刺激発生デバイスのそれぞれが、前記制御デバイスにより、1回の刺激あたり、一定時間内に、他の刺激発生デバイスからは独立して時間差を持って一定間隔で複数回電流のパルスを出力するように制御される前記少なくとも6台の刺激発生デバイスと、
それぞれの刺激発生デバイスが出力した電流から磁気を発生する刺激デバイスと、
を備える経頭蓋磁気刺激システム。

【請求項2】
前記一定時間が1分から6時間であり、前記時間差が2から5ミリ秒であり、前記一定間隔が1から15秒であり、前記複数回が5から120,000回である、請求項1に記載の経頭蓋磁気刺激システム。

【請求項3】
前記一定時間が10分であり、前記時間差が2.5ミリ秒であり、前記一定間隔が10秒であり、前記複数回が60回である、
請求項1に記載の経頭蓋磁気刺激システム。

【請求項4】
1回のバーストの持続時間が、10から50ミリ秒である、請求項1から3のいずれか一項に記載の経頭蓋磁気刺激システム。

【請求項5】
刺激を複数回繰り返して負荷する、請求項1から4のいずれか一項に記載の経頭蓋磁気刺激システム。

【請求項6】
前記複数回出力される電流の値が、毎回実質的に同じである、請求項1から5のいずれか一項に記載の経頭蓋磁気刺激システム。

【請求項7】
前記複数回出力される電流の値が、少なくとも一部の回において他の回とは異なるか、前記少なくとも6台の刺激発生デバイスのうちの一部が他の刺激発生デバイスとは異なる値の電流を出力する、請求項1から5のいずれか一項に記載の経頭蓋磁気刺激システム。

【請求項8】
前記制御デバイスに接続された刺激発生デバイスが8台である、請求項1から7のいずれか一項に記載の経頭蓋磁気刺激システム。

【請求項9】
前記制御デバイスに接続された刺激発生デバイスが16台である、請求項1から7のいずれか一項に記載の経頭蓋磁気刺激システム。

【請求項10】
神経系細胞の増殖を活性化させるための、請求項1から9のいずれか一項に記載の経頭蓋磁気刺激システム。

【請求項11】
前記刺激デバイスが、2つのコイルを含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の経頭蓋磁気刺激システム。

【請求項12】
神経系細胞の増殖を活性化させるための磁気の制御方法であって、
刺激デバイスが、1回の刺激あたり、一定時間内に、一定間隔で少なくとも6回の磁気のパルスを出力するように制御することを含み、前記磁気のパルスは、頭蓋を介して磁気刺激を個体の神経組織に負荷する、
磁気の制御方法。

【請求項13】
前記磁気のパルスが、磁気の発生を制御する制御デバイスを使って、前記制御デバイスに接続された少なくとも6台の刺激発生デバイスのそれぞれが、1回の刺激あたり、一定時間内に、他の刺激発生デバイスからは独立して時間差を持って一定間隔で複数回電流のパルスを出力するように制御することにより発生する、
請求項12に記載の磁気の制御方法。

【請求項14】
前記制御デバイスに接続された刺激発生デバイスが8台である、請求項13に記載の磁気の制御方法。

【請求項15】
前記制御デバイスに接続された刺激発生デバイスが16台である、請求項13に記載の磁気の制御方法。

【請求項16】
前記一定時間が1分から6時間であり、前記時間差が2から5ミリ秒であり、前記一定間隔が1から15秒であり、前記複数回が5から120,000回である、請求項13から15のいずれか一項に記載の磁気の制御方法。

【請求項17】
前記一定時間が10分であり、前記時間差が、2.5ミリ秒であり、前記一定間隔が10秒であり、前記複数回が60回である、請求項13から15のいずれか一項に記載の磁気の制御方法。

【請求項18】
1回のバーストの持続時間が、10から50ミリ秒である、請求項13から15のいずれか一項に記載の磁気の制御方法。

【請求項19】
刺激を複数回繰り返して負荷する、請求項12から18のいずれか一項に記載の磁気の制御方法。

【請求項20】
前記複数回出力される電流の値が、毎回実質的に同じである、請求項13から19のいずれか一項に記載の磁気の制御方法。

【請求項21】
前記複数回出力される電流の値が、少なくとも一部の回において他の回とは異なる、請求項13から19のいずれか一項に記載の磁気の制御方法。

【請求項22】
頭蓋を介して磁気刺激を個体の神経組織に負荷するための磁気の発生を制御する制御デバイスであって、
少なくとも6台の刺激発生デバイスであって、前記少なくとも6台の刺激発生デバイスのそれぞれが、前記制御デバイスにより、1回の刺激あたり、一定時間内に、他の刺激発生デバイスからは独立して時間差を持って一定間隔で複数回電流のパルスを出力するよう制御される前記少なくとも6台の刺激発生デバイスと、
それぞれの刺激発生デバイスが出力した電流から磁気を発生する刺激デバイスと、
が接続される、制御デバイス。

【請求項23】
頭蓋を介して磁気刺激を個体の神経組織に負荷するための磁気の発生を制御する制御デバイスに接続された少なくとも6台の刺激発生デバイスのそれぞれが、1回の刺激あたり、一定時間内に、他の刺激発生デバイスからは独立して時間差を持って一定間隔で複数回出力する電流のパルスから磁気を発生させる、
神経系細胞の増殖を活性化させるために個体の頭部に接触させる又は個体の頭部に接近させる刺激デバイス。

【請求項24】
コンピュータに実行させたときに、コンピュータに、
頭蓋を介して磁気刺激を個体の神経組織に負荷するための磁気の発生を制御する制御デバイスに接続された少なくとも6台の刺激発生デバイスのそれぞれが、1回の刺激あたり、一定時間内に、他の刺激発生デバイスからは独立して時間差を持って一定間隔で複数回出力する電流のパルスを刺激デバイスに出力させる、
神経系細胞の増殖を活性化させるためのコンピュータプログラム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2018164498thum.jpg
出願権利状態 公開
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close