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物品搬出入システム及び物品搬出入方法

国内特許コード P200016952
掲載日 2020年6月12日
出願番号 特願2018-170691
公開番号 特開2020-040809
出願日 平成30年9月12日(2018.9.12)
公開日 令和2年3月19日(2020.3.19)
発明者
  • 吉田 将冬
  • 周治 愛之
  • 川崎 猛
  • 木村 泰久
  • 平野 宏志
出願人
  • 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
発明の名称 物品搬出入システム及び物品搬出入方法
発明の概要 【課題】汚染雰囲気に曝される物を最小限に抑えて、汚染雰囲気に対して物品を安全に搬出入可能な物品搬出入システムを提供する。
【解決手段】物品搬出入システムは、汚染雰囲気を囲って非汚染雰囲気から隔離すると共に、汚染雰囲気及び非汚染雰囲気を連通させる開口が形成されたポートを有する建屋と、物品が載置される載置部、及び把持可能な把持部を有する載置台と、可撓性を有する材料で構成されており、開放された両端部のうち、一方側端部が前記開口を囲むようにポートに接続され、他方側端部が載置部を囲むように載置台に接続される筒状部材と、筒状部材から露出した把持部を把持して、ポートを通じて載置台を建屋に搬入し、さらに建屋から搬出する搬出入装置と、載置台が建屋から搬出された後に、ポートと載置台との間で筒状部材をシールするシール装置とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

放射性物質、毒性の強い化学物質、病原体(例えば、菌、細菌、ウィルス)などは、非汚染雰囲気から隔離された汚染雰囲気下で取り扱う必要がある。そして、汚染雰囲気下で使用した物品を搬出する、或いは汚染雰囲気に物品を搬入するには、非汚染雰囲気との接触を避けるための特別の工夫が必要となる。

例えば特許文献1には、放射性物質が封入された容器をセル内から搬出する方法が開示されている。より詳細には、特許文献1に記載の搬出入装置には、セルのポートに気密バッグを取り付け、気密バッグを貫通したブームの先端のフックで容器を吊り上げて搬出する方法が記載されている。

産業上の利用分野

本発明は、汚染雰囲気に物品を搬入し、汚染雰囲気から物品を搬出する物品搬出入システム及び物品搬出入方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
汚染雰囲気に対して物品を搬出入する物品搬出入システムであって、
汚染雰囲気を囲って非汚染雰囲気から隔離すると共に、汚染雰囲気及び非汚染雰囲気を連通させる開口が形成されたポートを有する建屋と、
前記物品が載置される載置部、及び把持可能な把持部を有する載置台と、
可撓性を有する材料で構成されており、開放された両端部のうち、一方側端部が前記開口を囲むように前記ポートに接続され、他方側端部が前記載置部を囲むように前記載置台に接続される筒状部材と、
前記筒状部材から露出した前記把持部を把持して、前記ポートを通じて前記載置台を前記建屋に搬入し、さらに前記建屋から搬出する搬出入装置と、
前記載置台が前記建屋から搬出された後に、前記ポートと前記載置台との間で前記筒状部材をシールするシール装置とを備えることを特徴とする物品搬出入システム。

【請求項2】
請求項1に記載の物品搬出入システムにおいて、
前記把持部は、前記載置部の下部に取り付けられたパレットであり、
前記搬出入装置は、前記パレットの凹部にフォークを挿入して、前記載置台を搬出入するフォークリフトであることを特徴とする物品搬出入システム。

【請求項3】
請求項1に記載の物品搬出入システムにおいて、
前記把持部は、線状部材を介して前記載置部を吊架するフックであり、
前記搬出入装置は、前記フックを係止して前記載置台を搬出入するクレーンであることを特徴とする物品搬出入システム。

【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の物品搬出入システムにおいて、
前記ポートは、
前記開口が形成されたポート本体と、
前記開口を囲む位置において、前記ポート本体に着脱可能な第1枠と、
前記第1枠を囲む位置において、前記ポート本体に着脱可能な第2枠と、
前記ポート本体と前記第1枠及び前記第2枠との間に挟持されて、前記開口を封止する封止膜とを有することを特徴とする物品搬出入システム。

【請求項5】
請求項4に記載の物品搬出入システムにおいて、
前記封止膜は、直近に前記シール装置でシールされ且つ当該シール位置で切断された前記筒状部材の一部であることを特徴とする物品搬出入システム。

【請求項6】
請求項4または5に記載の物品搬出入システムにおいて、
前記ポートは、前記建屋の下端に設けられており、
前記ポート本体は、上部及び下部が独立して伸縮することによって前記開口の向きを変更可能な蛇腹部材を介して、前記建屋の内部空間に接続されていることを特徴とする物品搬出入システム。

【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の物品搬出入システムにおいて、
前記シール装置は、
前記筒状部材を挟持して溶着する一対の溶着部と、
前記一対の溶着部を接離させる操作部とを有しており、
前記操作部は、前記筒状部材をシールする作業における前記シール装置の進行方向に交差する方向において、前記一対の溶着部からずれた位置に配置されていることを特徴とする物品搬出入システム。

【請求項8】
請求項7に記載の物品搬出入システムにおいて、
前記シール装置は、前記筒状部材で挟まれた耐熱板を前記一対の溶着部で挟持することによって、前記筒状部材の二箇所を同時に溶着することを特徴とする物品搬出入システム。

【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の物品搬出入システムにおいて、
汚染雰囲気は、放射線、化学物質、及び病原体の少なくとも1つによって汚染されていることを特徴とする物品搬出入システム。

【請求項10】
建屋によって非汚染雰囲気から隔離された汚染雰囲気に対して、物品を搬出入する物品搬出入方法であって、
可撓性を有する筒状部材の開放された両端部のうち、一方側端部を前記建屋の内外を連通させるポートに接続し、他方側端部を前記物品が載置される載置台に接続する接続工程と、
前記筒状部材から露出した前記載置台の把持部を把持して、前記ポートを通じて前記載置台を前記建屋に搬入し、さらに前記建屋から搬出する搬出入工程と、
前記搬出入工程の終了後に、前記ポートと前記載置台との間で前記筒状部材をシールするシール工程とを含むことを特徴とする物品搬出入方法。

【請求項11】
請求項10に記載の物品搬出入方法において、
前記ポートは、
前記建屋の内外を連通させる開口が形成されたポート本体と、
前記開口を囲む位置において、前記ポート本体に着脱可能な第1枠と、
前記第1枠を囲む位置において、前記ポート本体に着脱可能な第2枠と、
前記ポート本体と前記第1枠及び前記第2枠との間に挟持されて、前記開口を封止する封止膜とを有し、
前記接続工程において、
前記第1枠を前記ポート本体から取り外し、
前記筒状部材を前記封止膜に重ねた状態で前記第1枠を前記ポート本体に取り付け、
前記第2枠を前記ポート本体から取り外して、前記封止膜の外縁部を前記第2枠の装着位置より内側に移動させ、
前記第2枠の取付位置において前記筒状部材を前記ポート本体に直接当接させて、前記第2枠を前記ポート本体に取り付け、
前記第1枠を前記ポート本体から取り外して前記封止膜を前記ポートから除去し、再び前記第1枠を前記ポート本体に取り付けることによって、前記ポートに前記筒状部材を接続することを特徴とする物品搬出入方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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