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ウナギ飼育方法

国内特許コード P200016970
整理番号 1740-16P063
掲載日 2020年6月19日
出願番号 特願2017-042392
公開番号 特開2018-143182
出願日 平成29年3月7日(2017.3.7)
公開日 平成30年9月20日(2018.9.20)
発明者
  • 小谷 知也
  • 永田 兼大
出願人
  • 国立大学法人鹿児島大学
発明の名称 ウナギ飼育方法
発明の概要 【課題】飼育環境下でウナギの雌化を促進することができるウナギ飼育方法を提供する。
【解決手段】ウナギ飼育方法は、内部に進入したウナギの全身を覆い隠す中空の収容部材2が配置された水槽1内で、性分化前のウナギを飼育する飼育工程を含む。飼育工程では、飼育区画あたりのウナギの収容尾数を、ウナギの成長に応じて増加させる、こととしてもよい。飼育工程では、飼育区画あたりのウナギの収容尾数を2~4尾として飼育を開始し、すべてのウナギの体長が20cm以上になってから飼育区画あたりのウナギの収容尾数を5尾以上に増加させる、こととしてもよい。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

ニホンウナギ(Anguilla japonica)の養殖では、天然海域から捕獲した稚魚のシラスウナギを養殖用種苗として使用している。近年、シラスウナギの捕獲量が減少しているため、養殖ウナギの生産量も減少している。養殖ウナギの生産量の減少は、ウナギ価格の高騰を招いている。シラスウナギの捕獲量の減少は続くことが予想されており、ウナギの養殖の存続が危ぶまれている。

現在、水産教育機関及び水産研究機構が中心となってウナギの完全養殖の研究が進められている。この一連の研究により、完全養殖が実現しているが、完全養殖に係る技術は、実用的な水準には到達していない。完全養殖の実用化が困難な要因としては、種苗生産時におけるウナギ仔魚の斃死が多いことが挙げられる。

斃死の原因として、餌の問題の他に、生残できる活性の高い仔魚を生産できないこと、及び親魚養成時における受精卵の質の低下が挙げられる。親魚養成時には、エストロゲンを混ぜた餌を、性分化時期(体長200mm程度)に経口投与して雌化を促進する方法が採用されている。さらに性成熟促進を目的として、雌にも雄にもホルモンが投与される。こうした薬剤の投与が受精卵の卵質を低下させると考えられている。

特許文献1には、ホルモンを投与することなく雌ウナギの卵巣を成熟させるために、海水の温度等を所定の時間サイクルに従って周期的に変動させることを含む、ウナギの催熟方法が提案されている。特許文献2には、性成熟していない雄ウナギ又は雌ウナギの性成熟を誘導するために、飼育水の溶存酸素の濃度を調整する手段を備えるウナギ用飼育装置が開示されている。

産業上の利用分野

本発明は、ウナギ飼育方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
内部に進入したウナギの全身を覆い隠す中空の収容部材が配置された水槽内で、性分化前のウナギを飼育する飼育工程を含む、
ウナギ飼育方法。

【請求項2】
前記飼育工程では、
飼育区画あたりの前記ウナギの収容尾数を、前記ウナギの成長に応じて増加させる、
請求項1に記載のウナギ飼育方法。

【請求項3】
前記飼育工程では、
飼育区画あたりの前記ウナギの収容尾数を2~4尾として飼育を開始し、すべての前記ウナギの体長が20cm以上になってから飼育区画あたりの前記ウナギの収容尾数を5尾以上に増加させる、
請求項1又は2に記載のウナギ飼育方法。

【請求項4】
前記ウナギの飼育開始時の体長は、
14~16cmである、
請求項1から3のいずれか一項に記載のウナギ飼育方法。

【請求項5】
前記収容部材は、
両端が開口した管である、
請求項1から4のいずれか一項に記載のウナギ飼育方法。

【請求項6】
前記管の開口した一端から他端までの長さは、
20~25cmであって、
前記管の内径は、
10~15mmである、
請求項5に記載のウナギ飼育方法。

【請求項7】
前記収容部材の個数は、
前記ウナギの収容尾数以上である、
請求項1から6のいずれか一項に記載のウナギ飼育方法。

【請求項8】
前記ウナギは、
ニホンウナギ(Anguilla japonica)である、
請求項1から7のいずれか一項に記載のウナギ飼育方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2017042392thum.jpg
出願権利状態 公開
※ 公開特許は弊社ホームページ内で開示資料とともに、特許公報も掲載しております。
アドレスは http://www.ktlo.co.jp/002_seeds_.html


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