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植物免疫活性化剤

国内特許コード P200016972
整理番号 2001-17P053
掲載日 2020年6月19日
出願番号 特願2018-106085
公開番号 特開2019-210234
出願日 平成30年6月1日(2018.6.1)
公開日 令和元年12月12日(2019.12.12)
発明者
  • 橋本 雅仁
  • 内海 俊樹
出願人
  • 国立大学法人鹿児島大学
発明の名称 植物免疫活性化剤
発明の概要 【課題】本発明は、新たな植物免疫活性化剤を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、細菌由来の外膜小胞(OMV)を含む、植物免疫活性化剤に関する。本発明はまた、該免疫活性化剤を植物に施用する工程を含む、植物免疫を活性化する方法、並びに細菌からOMVを精製する工程を含む、植物免疫活性化剤の生産方法に関する。
【選択図】図4
従来技術、競合技術の概要

動物は、免疫と呼ばれるシステムを有しており、体内に侵入した微生物等の異物を認識して、感染等に対する防御応答を誘導することが知られている。近年、植物も自己防御システムを有することが明らかとなり、これは「植物免疫」と呼ばれている(非特許文献1)。動物の免疫系と同様に植物においても、細胞に存在するパターン認識受容体が、微生物の構成成分である病原微生物関連分子パターン(pathogen-associated molecular patterns; PAMPs)を検出して防御応答を誘導する。

リポ多糖(lipopolysaccharide; LPS)は、グラム陰性菌の外膜に存在する成分であり、PAMPsとして植物免疫を刺激することが知られている(非特許文献2)。LPSは、糖脂質であるリピドAにコア多糖とO抗原多糖から構成される多糖が結合した高分子複合糖質であり、部位ごとに活性が異なることが知られている。

近年本発明者らは、マメ科植物であるミヤコグサ(Lotus japonicum)を用いて、根粒菌の共生開始反応について検討してきた(非特許文献3)。その結果、ミヤコグサの根に共生根粒菌であるMesorhizobium japonicum(旧学名M. loti)を接種すると植物免疫応答因子である一酸化窒素(nitric oxide; NO)が根で一過的(数時間)に産生され共生開始に寄与すること、非共生細菌の接種ではNOが産生されず無反応であること、病原細菌ではNOが持続的に産生される過敏感反応を起こすことがわかった。さらに細菌中のPAMPsを検討したところ、M. japonicum由来のLPSがNO産生に関与すること、及びLPSの多糖部分が一過的なNO産生に、リピドA部分が持続的なNO産生に寄与することが明らかになった(非特許文献4)。

産業上の利用分野

本発明は、植物免疫活性化剤、植物免疫を活性化する方法、及び植物免疫活性化剤の生産方法等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
細菌由来の外膜小胞(OMV)を含む、植物免疫活性化剤。

【請求項2】
細菌が根粒菌である、請求項1に記載の免疫活性化剤。

【請求項3】
根粒菌がMesorhizobium属に属する、請求項2に記載の免疫活性化剤。

【請求項4】
植物がマメ科植物である、請求項1~3のいずれか一項に記載の免疫活性化剤。

【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の免疫活性化剤を植物に施用する工程を含む、植物免疫を活性化する方法。

【請求項6】
細菌からOMVを精製する工程を含む、植物免疫活性化剤の生産方法。

【請求項7】
細菌が根粒菌である、請求項6に記載の方法。

【請求項8】
精製工程の前に、リゾチームの存在下で細菌を培養する工程をさらに含む、請求項6又は7に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2018106085thum.jpg
出願権利状態 公開
※ 公開特許は弊社ホームページ内で開示資料とともに、特許公報も掲載しております。
アドレスは http://www.ktlo.co.jp/002_seeds_.html


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