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膠芽腫マーカー及びその使用 NEW

国内特許コード P200016983
整理番号 P17-048
掲載日 2020年6月25日
出願番号 特願2017-233838
公開番号 特開2019-100929
出願日 平成29年12月5日(2017.12.5)
公開日 令和元年6月24日(2019.6.24)
発明者
  • 中田 光俊
  • 寺崎 哲也
  • 大槻 純男
出願人
  • 国立大学法人金沢大学
  • 国立大学法人熊本大学
発明の名称 膠芽腫マーカー及びその使用 NEW
発明の概要 【課題】新規膠芽腫マーカーを提供する。
【解決手段】膠芽腫マーカーは、C9(complement component 9)、SERPINA3(alpha-1-antichymotrypsin)、GSN(gelsolin)、IGHA1(Ig alpha-1 chain C region)及びAPOA4(apolipoprotein A-IV)からなる群より選ばれる1種以上である。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要 日本国内での脳腫瘍の発生頻度は年間に約2万人と考えられ、脳腫瘍は組織学的におおよそ150に分類される。悪性神経膠腫治療の第一段階は腫瘍の可及的切除であるが、脳の機能温存と、神経膠腫による強い浸潤性の観点から、手術による根治は困難である。従って、悪性神経膠腫は外科療法に引き続いて化学療法、放射線療法を中心とした補助療法を行うことが不可欠と考えられ、治療効果改善の試みが続けられてきた。この40年間に神経膠腫を含む悪性脳腫瘍の治療成績は改善したが、膠芽腫は未だあらゆる癌の中で最も予後不良である。膠芽腫の治療成績を改善するために、無症状の状態での早期発見を可能とし、再発早期に診断するためのマーカーが求められている。

これまで、膠芽腫のバイオマーカーとしては、chitinase-3-like protein 1(例えば、非特許文献1及び2参照)、glial fibrillary acidic protein(例えば、非特許文献3参照)、matrix metalloproteinase-9(例えば、非特許文献1参照)、epidermal growth factor receptor(例えば、非特許文献4参照)、 CD14(例えば、非特許文献5参照)、a proliferation-inducing ligand(例えば、非特許文献6参照)、及び、insulin-like growth factor binding protein-2(例えば、非特許文献7参照)が報告されている。
産業上の利用分野 本発明は、膠芽腫マーカー及びその使用に関する。具体的には、本発明は、膠芽腫マーカー、膠芽腫診断薬、被検者が膠芽腫に罹患している可能性を試験する方法、被検者が膠芽腫に罹患している可能性をモニタリングする方法、血液の判定方法、組織の判定方法及び髄液の判定方法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】
C9(complement component 9)、SERPINA3(alpha-1-antichymotrypsin)、GSN(gelsolin)、IGHA1(Ig alpha-1 chain C region)及びAPOA4(apolipoprotein A-IV)からなる群より選ばれる1種以上からなる膠芽腫マーカー。

【請求項2】
C9、SERPINA3、GSN、IGHA1若しくはAPOA4に対する特異的結合物質又はこれらの組み合わせ、
安定同位体標識されたC9、SERPINA3、GSN、IGHA1若しくはAPOA4又はこれらの組み合わせ、
C9遺伝子、SERPINA3遺伝子、GSN遺伝子、IGHA1遺伝子若しくはAPOA4遺伝子を増幅可能なプライマーセット又はこれらの組み合わせ、及び、
C9遺伝子、SERPINA3遺伝子、GSN遺伝子、IGHA1遺伝子若しくはAPOA4遺伝子のmRNAに特異的にハイブリダイズするプローブ又はこれらの組み合わせ、
からなる群から選ばれる1種以上を備える膠芽腫診断薬。

【請求項3】
前記特異的結合物質がC9、SERPINA3、GSN、IGHA1又はAPOA4に結合する抗体又は該抗体断片である請求項2に記載の膠芽腫診断薬。

【請求項4】
被検者より採取した検体中の、C9、SERPINA3、GSN、IGHA1及びAPOA4からなる群より選ばれる1種以上を測定する、被検者が膠芽腫に罹患している可能性を試験する方法。

【請求項5】
前記検体が、被検者より経時的に採取した検体である請求項4に記載の方法。

【請求項6】
前記検体が、血液、髄液、又は尿である請求項4又は5に記載の方法。

【請求項7】
血液中のC9、SERPINA3、GSN、IGHA1及びAPOA4からなる群より選ばれる1種以上の存在量を測定する工程と、
測定されたC9、及び/又はSERPINA3の存在量が、健常者の血液中の、対応するC9、及び/又はSERPINA3の存在量と比較して多い場合、並びに、測定されたGSN、IGHA1及びAPOA4からなる群より選ばれる1種以上の存在量が、健常者の血液中の、対応するGSN、IGHA1及びAPOA4からなる群より選ばれる1種以上の存在量が、健常者の血液中のGSN、IGHA1及びAPOA4からなる群より選ばれる1種以上の存在量と比較して少ない場合、のうち少なくともいずれかである場合に、前記血液は膠芽腫患者由来のものであると判定する工程と、
を備える血液の判定方法。

【請求項8】
組織中のC9遺伝子、SERPINA3遺伝子、GSN遺伝子、IGHA1遺伝子及びAPOA4遺伝子からなる群より選ばれる1種以上の発現量を測定する工程と、
測定されたC9遺伝子、及び/又はSERPINA3遺伝子の発現量が、健常者の組織中の、対応するC9遺伝子、及び/又はSERPINA3遺伝子の発現量と比較して多い場合、並びに、測定されたGSN遺伝子、IGHA1遺伝子及びAPOA4遺伝子からなる群より選ばれる1種以上の発現量が、健常者の組織中の、対応するGSN遺伝子、IGHA1遺伝子及びAPOA4遺伝子からなる群より選ばれる1種以上の発現量と比較して少ない場合、のうち少なくともいずれかである場合に、前記血液は膠芽腫患者由来のものであると判定する工程と、
を備える組織の判定方法。

【請求項9】
髄液中のGSN及び/又はIGHA1の存在量を測定する工程と、
測定されたGSNの存在量が、健常者の髄液中のGSNの存在量と比較して少ない場合、及び、測定されたIGHA1の存在量が、健常者の髄液中のIGHA1の存在量と比較して多い場合のうち少なくともいずれかである場合に、前記髄液は膠芽腫患者由来のものであると判定する工程と、
を備える髄液の判定方法。
出願権利状態 公開
(有)金沢大学ティ・エル・オーは、金沢大学の研究者の出願特許を産業界へ技術移転することを主目的として、金沢大学の教官の出資により設立された技術移転機関です。
ご興味のある方は、下記「問合せ先」へ整理番号と共にご連絡願います。
なお、既に活用のお申し込み・お打合わせ等の段階に入っている場合もございますので、予めご承知おきください。


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