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雄性生殖細胞またはセルトリ細胞にポリヌクレオチドを導入する方法 外国出願あり

国内特許コード P200017009
整理番号 5711
掲載日 2020年7月8日
出願番号 特願2019-517614
出願日 平成30年5月7日(2018.5.7)
国際出願番号 JP2018017650
国際公開番号 WO2018207736
国際出願日 平成30年5月7日(2018.5.7)
国際公開日 平成30年11月15日(2018.11.15)
優先権データ
  • 特願2017-092384 (2017.5.8) JP
発明者
  • 篠原 隆司
  • 渡邉 哲史
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 雄性生殖細胞またはセルトリ細胞にポリヌクレオチドを導入する方法 外国出願あり
発明の概要 本開示は、雄性生殖細胞またはセルトリ細胞にポリヌクレオチドを導入する方法であって、前記ポリヌクレオチドを含むアデノ随伴ウイルスベクターを脊椎動物の精巣に注入することを含む方法等に関する。
従来技術、競合技術の概要

精子幹細胞は、自己複製能を有する唯一の雄性生殖細胞であり、当該細胞への形質導入は、遺伝子改変動物作製の効率を大幅に改善する可能性がある。精子形成の場である精細管は、セルトリ細胞が形成する血液精巣関門により基底膜側の区画と内腔側の区画にわけられており、精子幹細胞を含む未分化な雄性生殖細胞は、基底膜側の区画に存在し保護されている。レトロウイルスベクターを用いた精子幹細胞への遺伝子導入が報告されているが、精子幹細胞にベクターを到達させるためには、血液精巣関門が形成されていない幼若な精細管にベクターを注入する必要があった。極めて細い幼若な精細管への顕微注入は高い技術を要し、また、注入可能な時期も限定的であった。

セルトリ細胞は、精子形成を支持する細胞であり、雄性不妊症への関与が示唆されている。レンチウイルスまたはアデノウイルスベクターを精細管に顕微注入することによるセルトリ細胞への遺伝子導入が報告されているが、レンチウイルスは生殖細胞に導入遺伝子による挿入変異をもたらす恐れがあり、また、アデノウイルスベクターは炎症反応を誘発するという問題があった。

産業上の利用分野

本出願は、遺伝子改変および遺伝子治療の分野に関し、具体的には、雄性生殖細胞またはセルトリ細胞にポリヌクレオチドを導入する方法および遺伝子改変動物の製造方法等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
脊椎動物の精巣内の雄性生殖細胞またはセルトリ細胞にポリヌクレオチドを導入するための、アデノ随伴ウイルスベクターを含む組成物。

【請求項2】
雄性不妊症を治療するための、請求項1に記載の組成物。

【請求項3】
脊椎動物がヒトである、請求項1または2に記載の組成物。

【請求項4】
アデノ随伴ウイルスベクターが、AAV1、AAV9、またはAAV7M8である、請求項1~3のいずれかに記載の組成物。

【請求項5】
雄性生殖細胞またはセルトリ細胞にポリヌクレオチドを導入する方法であって、前記ポリヌクレオチドを含むアデノ随伴ウイルスベクターを非ヒト脊椎動物の精巣に注入することを含む方法。

【請求項6】
雄性生殖細胞またはセルトリ細胞にポリヌクレオチドが導入された非ヒト脊椎動物を製造する方法であって、前記ポリヌクレオチドを含むアデノ随伴ウイルスベクターを非ヒト脊椎動物の精巣に注入することを含む方法。

【請求項7】
アデノ随伴ウイルスベクターが、AAV1、AAV9、またはAAV7M8である、請求項5または6に記載の方法。

【請求項8】
雄性生殖細胞が精子幹細胞である、請求項5~7のいずれかに記載の方法。

【請求項9】
脊椎動物が血液精巣関門を有する、請求項5~8のいずれかに記載の方法。

【請求項10】
アデノ随伴ウイルスベクターを精巣間質に注入する、請求項5~9のいずれかに記載の方法。

【請求項11】
遺伝子改変非ヒト脊椎動物の製造方法であって、
非ヒト脊椎動物の精巣にアデノ随伴ウイルスベクターを注入して、遺伝子改変精子を形成させること、および
前記遺伝子改変精子と卵とを受精させ、遺伝子改変個体を得ること
を含む方法。

【請求項12】
遺伝子改変精子の製造方法であって、
非ヒト脊椎動物の精巣にアデノ随伴ウイルスベクターを注入して、遺伝子改変精子を形成させることを含む方法。

【請求項13】
アデノ随伴ウイルスベクターが、AAV1、AAV9、またはAAV7M8である、請求項11または12に記載の方法。

【請求項14】
脊椎動物が血液精巣関門を有する、請求項11~13のいずれかに記載の方法。

【請求項15】
アデノ随伴ウイルスベクターを精巣間質に注入する、請求項11~14のいずれかに記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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