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情報提示システム、情報提示処理装置及びそのプログラム UPDATE

国内特許コード P200017029
整理番号 2133
掲載日 2020年7月10日
出願番号 特願2018-232076
公開番号 特開2020-095421
出願日 平成30年12月12日(2018.12.12)
公開日 令和2年6月18日(2020.6.18)
発明者
  • 亀▲崎▼ 允啓
  • 富田 智哉
  • 河野 陽大
  • マナワドゥ ウダーラ
  • 菅野 重樹
出願人
  • 学校法人早稲田大学
発明の名称 情報提示システム、情報提示処理装置及びそのプログラム UPDATE
発明の概要 【課題】自動車の運転者等の対象者の各種の感覚上の負荷の状態に応じ、当該対象者に適切に情報伝達すること。
【解決手段】情報提示システム10は、入力情報を取得する入力情報取得手段11と、対象者の幾つかの感覚を通じて出力情報を伝達可能に作動する情報伝達手段12と、入力情報に基づき出力情報を生成し、出力情報に従って情報伝達手段12を作動させる情報提示処理装置13とを備えている。入力情報取得手段11では、入力情報として、出力情報の提示内容を特定するための要素からなる要素情報と、出力情報の伝達に影響を与える伝達影響情報とが取得される。情報提示処理装置13では、伝達影響情報から対象者の各感覚における情報吸収能力の容量に対応する負荷の状態を感覚毎に推定し、出力情報の種類に応じて当該出力情報を提示するタイミングを調整しながら負荷の少ない感覚を通じて出力情報を提示する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

昨今の自動車社会では、交通事故削減件数の限界が大きな課題となっており、その対策として、近年、完全自動運転の実現を視野に入れた高度知能化運転技術が注目されている。これまでは、限定的な環境での自動運転の実現のみならず、運転者の認知、判断、操作を支援する多種多様な技術が実装され、当該技術が実装された運転者支援システムに対しては、交通事故の削減や運転者の負担軽減が期待されている。ところが、自動車事故原因の7割以上が、運転者の危険状態の認識不足であると言われており、前記運転者支援システムでは、様々な支援がなされているにも関わらず、交通事故が発生してしまう要因として、運転者の注意容量の限界が考えられる。例えば、交通量が多く、標識や歩行者等の視覚的認知に基づく情報が多い状況では、運転者の視覚的な注意量が他の感覚に対して増加する。このような状況で、映像等を用いた注意喚起等の視覚的支援がなされると、運転者の視覚的認知負荷が更に高まり、運転者のパフォーマンスが低下してしまう。しかも、個人差はあるものの、注意容量が限界を超えると、運転者への支援が看過されてしまう虞もある。

特許文献1には、車両の注意喚起装置が開示されている。この注意喚起装置では、車両の走行状態から運転者の注意力レベルを推定し、車両の異常挙動が検出されると、聴覚、視覚、触覚による注意喚起情報を運転者に提示するようになっている。

産業上の利用分野

本発明は、所定の対象者に対し、当該対象者の種々の感覚を通じて各種情報を効果的に伝達するための情報提示システム、情報提示処理装置及びそのプログラムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
所定の入力情報に基づいて生成された出力情報を対象者に提示する情報提示システムにおいて、
前記入力情報を取得する入力情報取得手段と、前記対象者の幾つかの感覚を通じて当該対象者に前記出力情報を伝達可能に作動する情報伝達手段と、前記入力情報に基づき前記出力情報を生成し、当該出力情報に従って前記情報伝達手段を作動させる情報提示処理手段とを備え、
前記入力情報取得手段では、前記入力情報として、前記出力情報の提示内容を特定するための要素からなる要素情報と、前記出力情報の伝達に影響を与える伝達影響情報とが取得され、
前記情報提示処理手段では、前記伝達影響情報から、前記対象者の各感覚における情報吸収能力の容量に対応する負荷の状態を前記感覚毎に推定し、前記出力情報の種類に応じて当該出力情報を提示するタイミングを調整しながら、前記負荷の少ない前記感覚を通じて前記出力情報を前記情報伝達手段から前記対象者に伝達させることを特徴とする情報提示システム。

【請求項2】
所定の入力情報に基づいて生成された出力情報を対象者に提示する情報提示システムにおいて、
前記入力情報を取得する入力情報取得手段と、前記対象者の幾つかの感覚を通じて当該対象者に前記出力情報を伝達可能に作動する情報伝達手段と、前記入力情報に基づき前記出力情報を生成し、当該出力情報に従って前記情報伝達手段を作動させる情報提示処理手段とを備え、
前記入力情報取得手段では、前記入力情報として、前記出力情報の提示内容を特定するための要素からなる要素情報と、前記出力情報の伝達に影響を与える伝達影響情報とが取得され、
前記情報提示処理手段は、前記要素情報から前記提示内容を特定する提示内容特定部と、前記伝達影響情報から、前記対象者の各感覚における情報吸収能力の容量に対応する負荷の状態を前記感覚毎に推定する負荷状態推定部と、前記提示内容特定部での特定及び前記負荷状態推定部での推定に基づき前記提示内容を調整する伝達情報調整部とを備え、
前記伝達情報調整部は、前記調整後の前記出力情報を前記負荷の少ない感覚を通じて前記対象者に伝達するように、前記情報伝達手段を作動させることを特徴とする情報提示システム。

【請求項3】
前記提示内容特定部では、予め記憶されたデータベースにより、前記提示内容として、前記出力情報の種類と、その提示タイミングと、情報伝達すべき前記各感覚の優先順位とが、前記要素情報に対応して特定されることを特徴とする請求項2記載の情報提示システム。

【請求項4】
前記負荷状態推定部では、予め記憶されたデータベースにより、前記負荷として、視覚上の視覚的負荷と、聴覚上の聴覚的負荷と、触覚上の触覚的負荷とが、前記伝達影響情報に対応して推定されることを特徴とする請求項2記載の情報提示システム。

【請求項5】
前記伝達情報調整部では、前記各感覚における前記負荷の程度と、これら各負荷の状態を総合して前記対象者に伝達する前記感覚の優先度との関係が予め記憶されており、当該優先度及び前記提示内容から前記出力情報を提示すべき前記感覚を特定し、当該感覚を通じて情報伝達されるように前記情報伝達手段を作動させることを特徴とする請求項2記載の情報提示システム。

【請求項6】
前記情報提示処理手段は、前記対象者への情報伝達における達成度を判定し、当該達成度に応じた処理を行う達成度判定処理部を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の情報提示システム。

【請求項7】
所定の入力情報に基づき、自動車の運転に際する注意喚起情報を含む各種の運転支援情報を生成して運転者に提示する情報提示システムにおいて、
前記入力情報を取得する入力情報取得手段と、前記運転者の幾つかの感覚を通じて当該運転者に前記運転支援情報を伝達可能に作動する情報伝達手段と、前記入力情報に基づき前記出力情報を生成し、当該出力情報に従って前記情報伝達手段を作動させる情報提示処理手段とを備え、
前記入力情報取得手段では、前記入力情報として、前記運転支援情報の提示内容を特定するための要素からなる要素情報と、前記運転支援情報の伝達に影響を与える伝達影響情報とを含んで取得され、
前記情報提示処理手段では、前記伝達影響情報から、前記運転者の各感覚における情報吸収能力の容量に対応する負荷の状態を前記感覚毎に推定し、前記運転支援情報の種類に応じて当該運転支援情報を提示するタイミングを調整しながら、前記負荷の少ない前記感覚を通じて前記運転支援情報を前記情報伝達手段から前記運転者に伝達させることを特徴とする情報提示システム。

【請求項8】
所定の入力情報に基づき、対象者の幾つかの感覚を通じて当該対象者に所定の出力情報を提示するための処理を行う情報提示処理装置において、
前記対象者の各感覚における情報吸収能力の容量に対応する負荷の状態を前記感覚毎に推定する負荷状態推定部と、当該負荷の推定に基づき、前記出力情報を提示する前記感覚を選択する伝達情報調整部とを備え、
前記負荷状態推定部では、前記対象者への前記出力情報の伝達に影響を与える前記入力情報に基づいて前記負荷の状態が推定され、
前記伝達情報調整部では、前記負荷の少ない前記感覚を通じて前記出力情報が前記対象者に伝達されるように、前記出力情報の提示に用いる前記感覚が選択されることを特徴とする情報提示処理装置。

【請求項9】
所定の入力情報に基づき、対象者の幾つかの感覚を通じて当該対象者に所定の出力情報を提示するための処理を行う情報提示処理装置のプログラムにおいて、
前記対象者の各感覚における情報吸収能力の容量に対応する負荷の状態を前記感覚毎に推定する負荷状態推定部と、当該負荷の推定に基づき、前記出力情報を提示する前記感覚を選択する伝達情報調整部としてコンピュータを機能させ、
前記負荷状態推定部では、前記対象者への前記出力情報の伝達に影響を与える前記入力情報に基づいて前記負荷の状態が推定され、
前記伝達情報調整部では、前記負荷の少ない前記感覚を通じて前記出力情報が前記対象者に伝達されるように、前記出力情報の提示に用いる前記感覚が選択されることを特徴とする情報提示処理装置のプログラム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2018232076thum.jpg
出願権利状態 公開
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