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活性化T細胞からのIL-8産生を抑制するための組成物

国内特許コード P200017108
整理番号 (S2017-0726-N0)
掲載日 2020年8月5日
出願番号 特願2018-557960
登録番号 特許第6562332号
出願日 平成30年5月30日(2018.5.30)
登録日 令和元年8月2日(2019.8.2)
国際出願番号 JP2018020696
国際公開番号 WO2018221562
国際出願日 平成30年5月30日(2018.5.30)
国際公開日 平成30年12月6日(2018.12.6)
優先権データ
  • 特願2017-106234 (2017.5.30) JP
発明者
  • 松下 祥
  • 川野 雅章
  • 高木 理英
  • 佐藤 毅
出願人
  • 有限会社イムノ
  • 学校法人埼玉医科大学
発明の名称 活性化T細胞からのIL-8産生を抑制するための組成物
発明の概要 ドーパミンD2様受容体アゴニストが、活性化したTh細胞におけるドーパミンD2様受容体に作用し、インターロイキン8(IL-8)の産生を抑制することを見出した。
従来技術、競合技術の概要

獲得免疫の中心的役割を担うヘルパーT細胞は、産生するサイトカインの違いなどから、Th1(タイプ1ヘルパーT細胞)、Th2(タイプ2ヘルパーT細胞)、Th17(タイプ17ヘルパーT細胞)などに分類される。

従来から、Th1/Th2バランスの異常は様々な免疫関連疾患の発症に関与すると考えられており、例えば、Th1細胞へのバランス偏向は、慢性炎症性疾患である関節リウマチや、臓器特異的自己免疫疾患(例えば、多発性硬化症、1型糖尿病、炎症性腸疾患、糸球体腎炎、肝炎、肝障害、自己免疫性溶血性貧血、白血球減少症、血小板減少症、脱髄疾患、橋本甲状腺炎、悪性貧血、乾癬)などに関与すると考えられており、また、Th2細胞へのバランス偏向は、アレルギー性疾患や、多くの全身性自己免疫疾患に関与すると考えられている。一方、Th17細胞は、もっぱらIL-17を産生することにより、自己免疫性炎症の増悪に関与しており、特に前述の、1型糖尿病、炎症性腸疾患、乾癬、多発性硬化症、および関節リウマチは、このTh17への偏向に起因する疑いが強いと考えられている(非特許文献1)。

獲得免疫システムには様々な要因が複雑に関与しており、どの免疫関連疾患に、Th1偏向、Th2偏向、Th17偏向のいずれが関与しているかは、いまだ不明な点も多いが、本発明者らは、既に、樹状細胞を介したTh1/Th2/Th17分化誘導機構に、ドーパミン(DA)の働きが大きく関与していることを見出している(特許文献1)。この報告においては、具体的には、樹状細胞上のドーパミンD1様受容体に、そのアンタゴニストを作用させると、樹状細胞におけるドーパミンの合成と貯蔵が抑制され、その結果、ナイーブT細胞のTh17細胞又はTh2細胞への分化の誘導が抑制され、Th1細胞への分化の誘導が促進されることが示されている。さらに、樹状細胞上のドーパミンD2様受容体に、そのアンタゴニストを作用させると、樹状細胞におけるドーパミンの合成・貯蔵が促進され、その結果、ナイーブT細胞のTh1細胞への分化の誘導が抑制され、Th2細胞への分化の誘導が促進されることも示されている。

一方、本発明者らは、黄連解毒湯(オウゴニンを主成分とする漢方処方)がTh17細胞の分化の誘導を抑制することや、ベルベリンがTh17細胞やTh1細胞の分化の誘導を抑制することも報告している(非特許文献2~4)。しかしながら、これらの知見は、いずれもナイーブT細胞からTh細胞への分化の誘導を制御しようとするものであり、既に分化して活性化したTh細胞の機能を制御しようとするものではない。

産業上の利用分野

本発明は、ドーパミンD2様受容体アゴニストを有効成分とする、活性化T細胞からのIL-8産生を抑制するための組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
タンニン酸を有効成分とする、潰瘍性大腸炎または乾癬の治療または改善に用いるための組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2018557960thum.jpg
出願権利状態 登録


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