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(In Japanese)EMS/AHPNDに対する防御効果を提供するIgY抗体含有餌料

Patent code P200017112
File No. (S2017-0741-N0)
Posted date Aug 6, 2020
Application number P2019-521341
Date of filing Jun 1, 2018
International application number JP2018021145
International publication number WO2018221716
Date of international filing Jun 1, 2018
Date of international publication Dec 6, 2018
Priority data
  • P2017-110122 (Jun 2, 2017) JP
Inventor
  • (In Japanese)廣野 育生
  • (In Japanese)近藤 秀裕
  • (In Japanese)中村 梨夏
  • (In Japanese)山本 雅一
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人東京海洋大学
  • (In Japanese)株式会社くろいし
Title (In Japanese)EMS/AHPNDに対する防御効果を提供するIgY抗体含有餌料
Abstract (In Japanese)本発明は、毒素Aおよび毒素Bを発現するビブリオ属細菌によるエビ類の感染症を防除するための組成物、および当該組成物をエビ類に投与するまたは摂取させることを含むエビ類毒素Aおよび毒素Bを発現するビブリオ属細菌によるエビ類の感染症を防除する方法に関する。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

EMSまたはAHPND(早期死亡症候群または急性肝すい臓壊死病;以下、本明細書においてEMS/AHPNDと表記することがある。)は、近年被害が拡大しているエビ類の感染症で、その原因菌は特殊タイプの腸炎ビブリオ(ビブリオ・パラヘモリティカス(Vibrio parahaemolyticus))である。

一般的に、海水中にはビブリオ・パラヘモリティカスが常在しているが、特殊タイプのビブリオ・パラヘモリティカスのみがエビ類に病原性を示すことが分かっており、この特殊タイプの腸炎ビブリオが産生する毒素Aおよび毒素Bがエビへの致死因子として働く可能性が報告されている(非特許文献1、2)。また、毒素Aまたは毒素Bの組換え体を用いた試験では、毒素Aおよび毒素Bの両方が存在する場合に、EMS/AHPNDの病態が生じ、用量依存的に死亡率が上昇するが、毒素Aまたは毒素Bいずれかが単独で存在する場合には死亡率は認められないことが報告されている(非特許文献3)。

また、ビブリオ属の他の種である、ビブリオ・オウェンジー(Vibrio owensii)、ビブリオ・ハーベイ(Vibrio harveyi)、またはビブリオ・カンプベリイ(Vibrio campbellii)も、毒素AおよびBを発現し、EMS/AHPNDを引き起こすことが報告されている(非特許文献4~6)。

エビ類においては、抗体を介した特異的免疫機能が存在しないといわれており、エビ類の感染症にして能動免疫による感染防除効果は期待できない。エビ類における感染症に対する防除対策として抗生物質を用いる方法があるが、抗生物質の多用に伴い耐性菌の出現といった問題点もある。

エビ類における感染症に対するその他の防除対策として、受動免疫が注目されている。受動免疫による感染症の防除方法は、病原体に対する抗体を対象に投与するまたは摂取させることにより、当該病原体による感染症を防除する手法である。エビ類について、病原体を抗原とした鶏卵由来IgYを経口投与することで感染症防除効果が得られたことが報告されている(特許文献1、非特許文献7)。IgYとは、鶏が持つ免疫グロブリンであり、主に卵黄に存在する。抗原を用いて鶏に免疫した際に、当該抗原に特異的なIgYが作られた後、卵内の卵黄に移行することから、動物の命を犠牲にすることなく特異的抗体を大量かつ安価に生産できる手法として注目されている。

ここで、非特許文献7は、ビブリオ・パラヘモリティカスの菌体そのものを抗原としたIgYを用いることを記載している。しかし、その生存率は60%程度(すなわち、IgY摂取により致死率が40%程度に抑制された)にとどまっている。

エビ類におけるEMS/AHPNDについて、より高い生存率を達成するために有効な防除方法が求められている。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、毒素Aおよび毒素Bを発現するビブリオ属細菌によるエビ類の感染症を防除するための組成物、および当該組成物をエビ類に投与するまたは摂取させることを含むエビ類毒素Aおよび毒素Bを発現するビブリオ属細菌によるエビ類の感染症を防除する方法に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
毒素AおよびBを発現するビブリオ属細菌によるエビ類の感染症を防除するための組成物であって、毒素Aに対する抗体を含む、前記組成物。

【請求項2】
 
毒素AおよびBを発現するビブリオ属細菌が、毒素AおよびBを発現するビブリオ・パラヘモリティカス(Vibrio parahaemolyticus)、ビブリオ・オウェンジー(Vibrio owensii)、ビブリオ・ハーベイ(Vibrio harveyi)、またはビブリオ・カンプベリイ(Vibrio campbellii)である、請求項1に記載の組成物。

【請求項3】
 
毒素Aに対する抗体が、毒素Aで免疫した鶏の卵より得られる鶏卵抗体である、請求項1または2に記載の組成物。

【請求項4】
 
毒素Aに対する抗体が、毒素Aに対するIgY抗体である、請求項1または2に記載の組成物。

【請求項5】
 
感染症が、エビ類の早期死亡症候群/急性肝すい臓壊死病(EMS/AHPND)である、請求項1または2のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項6】
 
組成物がエビ類餌料である、請求項1または2に記載の組成物。

【請求項7】
 
毒素Aに対する抗体を含む全卵粉末を、組成物重量に対して0.1%~20%含む、請求項6に記載の組成物。

【請求項8】
 
請求項1~7のいずれか1項に記載の組成物をエビ類に投与する、または摂取させることを含む、毒素AおよびBを発現するビブリオ属細菌によるエビ類の感染症を処置する方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Published


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