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(In Japanese)アルツハイマー病バイオマーカー

Patent code P200017116
File No. (S2017-0642-N0)
Posted date Aug 6, 2020
Application number P2019-522098
Date of filing May 16, 2018
International application number JP2018018849
International publication number WO2018221212
Date of international filing May 16, 2018
Date of international publication Dec 6, 2018
Priority data
  • P2017-108766 (May 31, 2017) JP
Inventor
  • (In Japanese)道川 誠
  • (In Japanese)赤津 裕康
  • (In Japanese)アブドラ モハンマド
  • (In Japanese)松原 悦朗
  • (In Japanese)木村 成志
Applicant
  • (In Japanese)公立大学法人名古屋市立大学
  • (In Japanese)国立大学法人大分大学
Title (In Japanese)アルツハイマー病バイオマーカー
Abstract (In Japanese)アルツハイマー病の早期診断や鑑別に有用なマーカー及びその用途を提供することを課題とする。血中フロチリンからなるアルツハイマー病バイオマーカーが提供される。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

脳内へのアミロイドベータタンパク質から成る老人斑の沈着は、アルツハイマー病(以下、「AD」と略称することがある)の最も代表的な病理所見であり、アミロイドの沈着あるいは重合体形成がAD発症に至る原因であると考えられている。従ってアミロイドベータ(Aβ)代謝(産生、重合体形成、ならびに分解・除去)の調節が疾患の予防・治療の標的と考えられ、治療薬開発が行われてきた。最近の研究によれば、ADでは発症の20年以上前からAβ凝集体が沈着した老人斑の形成が始まり、発症時には既に老人斑が脳内に広く存在していることが明らかになった。やがてタウ(Tau)タンパク質凝集体を主成分とする神経原線維変化が出現するようになると、軽度認知障害(Mild Cognitive Impairments; MCI)を経て認知症を発症すると考えられる。そうした研究成果を受けて、米国国立老化研究所(NIA; National Institute on Aging)とアルツハイマー病協会は2011年に診断基準の改定行い、脳病理変化はあっても症状のない段階を「発症前アルツハイマー病(Preclinical AD)」と提唱するに至った(非特許文献1)。また、ワクチン療法などアミロイドを標的にした根本治療法は、発症後には効果が限定されることが明らかになり、老人斑が既に完成している発症後よりもアミロイド病理が進行する発症前に治療すべきであると考えられるようになった。こうした背景のもと、髄液検査やPET画像を用いたアミロイドイメージング法などで、ADを発症前や軽度認知障害(MCI)の段階で診断して治療をしようという試みがなされており、技術的には可能な段階に入った。しかしながら、髄液検査は侵襲を伴い、一般病院や診療所での実施は困難である。また、PETは機器も試薬も高価であり、しかも放射線障害の可能性を完全には否定できない。こうした背景から、もっと簡便で侵襲が少なく安価な診断法の開発が期待されている。一方、認知症にはアルツハイマー型認知症の他、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症(FTD)等があり、適切な治療/予防のためには鑑別診断が必要である。実際、高齢者うつ病患者などでは、アルツハイマー型認知症との鑑別が必要なケースが少なくない。

一方、脳内に存在するエクソソームがAβタンパク質と結合し、その除去に働くとする知見が報告されており、AD発症におけるエクソソームの役割に関心が集まっている。しかしながら、ADにおけるエクソソームのレベルの変化については全く不明であった。この点に関連して、本発明者らの研究グループは、Aβ1-42で処理した細胞では、エクソソームの分泌が著しく低下するという現象を報告した(非特許文献2)。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明はアルツハイマー病バイオマーカーに関する。詳細には、アルツハイマー病及びその関連疾患の検査に有用なバイオマーカー及びその用途に関する。本出願は、2017年5月31日に出願された日本国特許出願第2017-108766号に基づく優先権を主張するものであり、当該特許出願の全内容は参照により援用される。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
血中フロチリンからなる、アルツハイマー病バイオマーカー。

【請求項2】
 
請求項1に記載のバイオマーカーのレベルを指標とした、アルツハイマー病の検査法。

【請求項3】
 
アルツハイマー病の早期検出のための検査法である、請求項2に記載の検査法。

【請求項4】
 
以下のステップ(1)及び(2)を含む、請求項3に記載の検査法:
(1)血液検体中の前記バイオマーカーを検出するステップ;
(2)検出結果に基づき、アルツハイマー病の発症可能性又はアルツハイマー病の罹患の有無を判定するステップ。

【請求項5】
 
アルツハイマー病の鑑別のための検査法である、請求項2に記載の検査法。

【請求項6】
 
アルツハイマー型認知症以外の認知症との鑑別に用いられる、請求項5に記載の検査法。

【請求項7】
 
アルツハイマー型認知症以外の認知症が、脳血管型認知症、レビー小体型認知症又は前頭側頭型認知症である、請求項6に記載の検査法。

【請求項8】
 
以下のステップ(1)及び(2)を含む、請求項5~7のいずれか一項に記載の検査法:
(1)血液検体中の前記バイオマーカーを検出するステップ;
(2)検出結果に基づき、罹患する疾患がアルツハイマー病であるか否かを判定するステップ。

【請求項9】
 
前記血液検体が血清又は血漿である、請求項4又は8に記載の検査法。

【請求項10】
 
請求項1に記載のバイオマーカーに特異的結合性を有する物質からなる、アルツハイマー病検査試薬。

【請求項11】
 
前記物質が抗フロチリン抗体である、請求項10に記載のアルツハイマー病検査試薬。

【請求項12】
 
請求項10又は11に記載のアルツハイマー病検査試薬を含む、アルツハイマー病検査キット。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Published
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