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糖鎖修飾酵素を含む医薬組成物及び医薬組成物を用いた樹状細胞免疫受容体関連疾患の治療方法

国内特許コード P200017121
整理番号 (S2017-0734-N0)
掲載日 2020年8月6日
出願番号 特願2019-517740
出願日 平成30年5月14日(2018.5.14)
国際出願番号 JP2018018610
国際公開番号 WO2018207949
国際出願日 平成30年5月14日(2018.5.14)
国際公開日 平成30年11月15日(2018.11.15)
優先権データ
  • 62/505,238 (2017.5.12) US
発明者
  • 岩倉 洋一郎
  • 海部 知則
出願人
  • 学校法人東京理科大学
発明の名称 糖鎖修飾酵素を含む医薬組成物及び医薬組成物を用いた樹状細胞免疫受容体関連疾患の治療方法
発明の概要 樹状細胞免疫受容体によって制御される生体機構が関与する疾患を治療、処置、または予防するための医薬組成物であって、糖鎖修飾酵素を有効成分として含む、記医薬組成物および樹状細胞免疫受容体によって制御される生体機構が関与する疾患を治療、処置、または予防する方法。
従来技術、競合技術の概要

樹状細胞免疫受容体(Dendritic Cell Immunoreceptor、以下DCIRとも称する)は、主要な抗原提示細胞である樹状細胞、骨吸収細胞である破骨細胞等の細胞に発現する膜タンパク質であり、細胞外領域に糖鎖を認識するドメイン(CRD)を、細胞質内領域に免疫抑制性シグナル伝達モチーフ(ITIM)をもつ。本開示者らは先にDCIRの遺伝子を欠損したマウス(Dcir-/-マウス)の作製に成功し、当該マウスが加齢に伴いシェーグレン症候群や付着部炎といった自己免疫疾患を自然発症することを報告した(例えば、特開2008-29319号公報及び特開2009-19044号公報参照)。また、Dcir-/-マウスは自己免疫疾患モデルであるコラーゲン誘導関節炎において高い感受性を示すが、これは樹状細胞が過剰に増殖分化する為であることを報告した(例えば、Fujikado et al.,Nat. Med.,2008参照)。

以上のように、DCIRは破骨細胞の形成、樹状細胞分化・増殖や炎症性サイトカインの産生を負に制御する役割を果たしていると考えられる。従って、DCIR特異的に作用するリガンドが発見されれば、骨代謝疾患や自己免疫疾患の症状の抑制や緩和の有効な手段となると考えられる。また、樹状細胞は免疫系の中枢を担うことから、アレルギーなどの疾患においても治療効果が期待できる。本開示者らは上記知見に基づき、ケラタン硫酸-II(KS-II)がDCIR特異的に結合する内在性リガンドとして破骨細胞内へSHP-1を介してシグナル伝達することを見出した(例えば、国際公開第2011/105424号参照)。本開示者らはさらに、特定の化学構造を有するアシアロ二本鎖N型糖鎖がDCIRに特異的に作用するリガンドであることを見出した(国際公開第2016/006700号参照)。

産業上の利用分野

本開示は、糖鎖修飾酵素を含む医薬組成物及び前記医薬組成物を用いた治療方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
樹状細胞免疫受容体によって制御される生体機構が関与する疾患を治療、処置、または予防するための医薬組成物であって、糖鎖修飾酵素を有効成分として含む、前記医薬組成物。

【請求項2】
前記糖鎖修飾酵素がノイラミニダーゼである、請求項1に記載の医薬組成物。

【請求項3】
前記疾患が骨代謝疾患、自己免疫疾患またはアレルギー疾患である、請求項1又は請求項2に記載の医薬組成物。

【請求項4】
前記疾患が骨粗しょう症、関節リウマチまたは多発性硬化症である、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の医薬組成物。

【請求項5】
前記疾患を有する対象に、前記糖鎖修飾酵素が治療上、処置上、または予防上有効量となる用量及び間隔で投与される、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の医薬組成物。

【請求項6】
樹状細胞免疫受容体によって制御される生体機構が関与する疾患の治療、処置、または予防を必要とする対象に、有効量の糖鎖修飾酵素を投与することを含む、前記疾患を治療、処置、または予防する方法。

【請求項7】
前記糖鎖修飾酵素がノイラミニダーゼである、請求項6に記載の方法。

【請求項8】
前記疾患が骨代謝疾患、自己免疫疾患またはアレルギー疾患である、請求項6又は請求項7に記載の方法。

【請求項9】
前記疾患が骨粗しょう症、関節リウマチまたは多発性硬化症である、請求項6~請求項8のいずれか1項に記載の方法。

【請求項10】
前記疾患を有する対象に、前記糖鎖修飾酵素が治療上、処置上、または予防上有効量となる用量及び間隔で投与することを含む、請求項6~請求項9のいずれか1項に記載の方法。

【請求項11】
前記投与が経口投与、皮下投与、腹腔内投与、筋肉内投与、点眼、点耳、経鼻投与、吸入投与、経皮投与、経直腸投与、髄腔内投与、または静脈内投与である、請求項6~請求項10のいずれか1項に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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