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抗原組成物 NEW 新技術説明会

国内特許コード P200017158
整理番号 (170012JP01)
掲載日 2020年8月27日
出願番号 特願2019-535645
出願日 平成30年8月6日(2018.8.6)
国際出願番号 JP2018029395
国際公開番号 WO2019031446
国際出願日 平成30年8月6日(2018.8.6)
国際公開日 平成31年2月14日(2019.2.14)
優先権データ
  • 特願2017-152123 (2017.8.7) JP
発明者
  • 黒田 裕
  • 上岡 哲矢
  • ラフマン ナフスーン
  • イスラム モニール モハマド
  • 三浦 史帆
出願人
  • 国立大学法人東京農工大学
発明の名称 抗原組成物 NEW 新技術説明会
発明の概要 【解決課題】
ポリペプチドの免疫原性を増強するための方法及び組成物を提供すること。
【解決手段】
ポリペプチド、該ポリペプチドの末端に結合した0~2個のアミノ酸で構成されるスペーサー・ペプチド及び該スペーサー・ペプチドに結合した3~12個のアミノ酸で構成されるタグ・ペプチドから成り、該タグ・ペプチドがIle、Val、Lys、Arg、Asn、Asp、Ser、Leu、Ala、His、Proまたはそれらの組合せから構成されるタグ化ポリペプチドを含む組成物が提供される。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要

抗体産生は、抗原刺激の結果、免疫反応によって動物の生体内で誘導される。したがって、ある種の抗原性ポリペプチド(ないしタンパク質)は、それに対する抗体産生を誘導することによって、ウイルスや細菌による感染症の予防のみならず、癌の予防や治療等にも使用されるワクチンとして利用されている。また、ある種の抗原性ポリペプチドは、非ヒト動物において抗血清やモノクローナル抗体を産生させるために利用されている。

しかしながら、全ての抗原性ポリペプチドが生体内で十分な抗体産生を誘導するわけではないこともわかっている。例えば、アミノ酸が数十~百数十個程度の残基の比較的小さなポリペプチドの中には免疫原性が一般的に弱いものが多いことが知られている。したがって、そのような免疫原性の弱いポリペプチドを用いて動物を免疫する場合、その免疫原性を増強するためにアジュバントがしばしば同時に投与される。

しかしながら、他方で、そのような目的で、動物実験で汎用されている完全フロイント・アジュバント(Complete Freund’s adjuvant)及びフロイント・アジュバント(Freund’s adjuvant)は、その潜在的な副作用のためにヒトへの使用が制限されている。したがって、アジュバントを用いずに免疫原性の弱いポリペプチドの免疫原性を増強して十分な抗体産生を誘導することが望まれている。

本発明者らは、先に、ポリペプチドの末端に1~20個の親水性アミノ酸から成るタグを付与することにより当該ポリペプチドの溶解度を向上させ得ることを見出している(特許文献1)。また、本発明者らは、生体分子の末端に任意のアミノ酸配列から成るペプチドが付加されたペプチド付加生体分子の溶解度を熱力学的理論に基づき計算する方法及び当該計算方法を用いて所望の溶解度とするペプチドタグを設計する方法、並びにそのような方法を利用して封入体(大腸菌の組換細胞等内に蓄積する不活性型凝集)形成を防止する方法を見出している(特許文献2)。しかしながら、いずれの先行文献も、ポリペプチドの末端に特定のアミノ酸から成るタグが付加されたタグ化ポリペプチドが、当該ポリペプチドの免疫原性を増強し得ることについて、開示も示唆もしていない。

産業上の利用分野

本発明は、動物の免疫ないし動物に抗体を産生させるための組成物及び方法に関する。特に、特定のアミノ酸配列によりタグ化されたポリペプチドを抗原として使用することに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
抗原ペプチド、該抗原ペプチドの末端に結合した0~2個のアミノ酸で構成されるスペーサー・ペプチド及び該スペーサー・ペプチドに結合した3~12個のアミノ酸で構成されるタグ・ペプチドから成り、該タグ・ペプチドはIle、Val、Lys、Arg、Asn、Asp、Ser、Leu、Ala、His、Proまたはそれらの組合せから構成されることを特徴とするタグ化ポリペプチドを含む、前記抗原ペプチドに対する抗体を生産するための抗原組成物。

【請求項2】
前記タグ・ペプチドを構成するアミノ酸がIle、Lys、Arg、Asn、Asp、Ala、HisまたはProである、請求項1に記載の抗原組成物。

【請求項3】
前記タグ・ペプチドが4~6個のアミノ酸で構成される、請求項1又は2に記載の抗原組成物。

【請求項4】
前記スペーサー・ペプチドを構成するアミノ酸がGlyまたはSerである、請求項1~3のいずれか一項に記載の抗原組成物。

【請求項5】
前記スペーサー・ペプチドが2個のアミノ酸で構成される、請求項1~4のいずれか一項に記載の抗原組成物。

【請求項6】
前記抗原ペプチドのC末端にスペーサー・ペプチドが結合する、請求項1~5のいずれか一項に記載の抗原組成物。

【請求項7】
前記抗原ペプチドがデング熱ウイルスDEN3-ED3タンパク質である、請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。

【請求項8】
生理学的に許容される担体を含むワクチンの形態である、請求項1~7のいずれか一項に記載の抗原組成物。

【請求項9】
更にアジュバントを含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の抗原組成物。

【請求項10】
動物を免疫する方法であって、免疫有効量の請求項1~9のいずれか一項に記載の抗原組成物を該動物に投与することを含む、前記方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
※ 国立大学法人東京農工大学では、先端産学連携研究推進センターにおいて、知的財産の創出・権利化・活用に取り組んでいます。上記の特許・技術の内容および導入に興味・関心がありましたら、当センターまでお気軽にお問い合わせください。


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