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(In Japanese)生体組織透明化法及びその試薬

Patent code P200017162
File No. (S2017-0882-N0)
Posted date Aug 27, 2020
Application number P2019-527726
Date of filing Jul 3, 2018
International application number JP2018025239
International publication number WO2019009300
Date of international filing Jul 3, 2018
Date of international publication Jan 10, 2019
Priority data
  • P2017-132787 (Jul 6, 2017) JP
Inventor
  • (In Japanese)児島 千恵
  • (In Japanese)松本 章一
Applicant
  • (In Japanese)公立大学法人大阪
Title (In Japanese)生体組織透明化法及びその試薬
Abstract (In Japanese)生体組織の迅速な透明化法を提供する。
生体組織を固定剤で固定する前、若しくは固定している間、又は固定した後、該生体組織に水溶性エチレン性不飽和モノマーを浸潤させる工程であって、該水溶性エチレン性不飽和モノマーは、イオン性解離基を有する水溶性エチレン性不飽和モノマーを少なくとも含む工程;固定後の生体組織内で、前記水溶性エチレン性不飽和モノマーを重合させることによりヒドロゲルを形成する工程;及び、前記固定後の生体組織から脂質を除去する工程 を含んでなることを特徴とする生体組織の透明化方法が提供される。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

蛍光イメージングは、生体内での生命現象や病気の診断の際の有用なツールの1つとして用いられているが、従来の手法では、組織(例えば薄切片)の表面付近の二次元イメージとして得られ、三次元イメージを得るのは難しい。
一般に、生体組織は主にタンパク質、脂質、核酸などで構成されているが、これらの物質はそれぞれ屈折率が異なるため、生体組織内で屈折率は不均一な状態となり、したがって生体組織を光が透過せず、生体組織内部をその表面から観察することは不可能となっている。

そこで、生体組織全体の屈折率を、その主要構成成分であるタンパク質のものに近づけることにより生体組織内での光の散乱を抑制する結果として、生体組織を透明化する技術が開発されている。
Chungらによる「CLARITY」法は、光散乱及び屈折率不均一の主因である脂質を、タンパク質をポリアクリルアミドのヒドロゲルに固定した後に電気泳動により除去し、組織内の液体を、屈折率がタンパク質のものに近い溶液に置換することにより、組織を透明化する技術である(非特許文献1、特許文献1)。

CLARITY法は、電気泳動による組織破壊が起き易いという問題があったため、電気泳動に代えて振盪により徐々に脂質を除去する方法が開発された(非特許文献2、特許文献1、2)。しかし、この方法では、組織破壊は起こり難い一方で、振盪による脂質の除去に長時間(2~3週間)を要するという問題があった。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、生体組織の透明化方法及びそのための試薬に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
生体組織を固定剤で固定する前、若しくは固定している間、又は固定した後、該生体組織に水溶性エチレン性不飽和モノマーを浸潤させる工程であって、該水溶性エチレン性不飽和モノマーは、イオン性解離基を有する水溶性エチレン性不飽和モノマーを少なくとも含む工程、
固定後の生体組織内で、前記水溶性エチレン性不飽和モノマーを重合させることによりヒドロゲルを形成する工程、及び
前記固定後の生体組織から脂質を除去する工程
を含んでなることを特徴とする生体組織の透明化方法。

【請求項2】
 
前記イオン性解離基がアニオン性解離基である請求項1に記載の方法。

【請求項3】
 
前記イオン性解離基がスルホン酸基、カルボン酸又はリン酸基である請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
 
前記イオン性解離基を有する水溶性エチレン性不飽和モノマーが(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸及びそれらの塩から選択される請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。

【請求項5】
 
前記イオン性解離基を有する水溶性エチレン性不飽和モノマーがスチレンスルホン酸、(メタ)アクリロキシベンゼンスルホン酸、2-(メタ)アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、2-(メタ)アクリルアミドプロパンスルホン酸、3-(メタ)アクリルアミド-2-ヒドロキシプロパンスルホン酸、3-(メタ)アクリロキシ-1-プロパンスルホン酸及びその塩から選択される請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。

【請求項6】
 
前記水溶性エチレン性不飽和モノマー中の前記イオン性解離基を有する水溶性エチレン性不飽和モノマーの割合が少なくとも50モル%である請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。

【請求項7】
 
前記水溶性エチレン性不飽和モノマーが(メタ)アクリルアミドベースのモノマーを含む請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。

【請求項8】
 
脂質の除去が受動拡散により行われる請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。

【請求項9】
 
生体組織に、請求項1~8のいずれか1項に記載の生体組織の透明化方法を適用することを特徴とする、透明化生体組織が包埋されたヒドロゲルの製造方法。

【請求項10】
 
生体組織透明化のため又は透明化生体組織が包埋されたヒドロゲルの製造ための、イオン性解離基を有する水溶性エチレン性不飽和モノマーの使用。

【請求項11】
 
イオン性解離基を有する水溶性エチレン性不飽和モノマーを含む生体組織透明化試薬又はキット。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2019527726thum.jpg
State of application right Published
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