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飛行体を用いた空間線量算出方法 UPDATE

国内特許コード P200017257
整理番号 14166
掲載日 2020年11月2日
出願番号 特願2019-028137
公開番号 特開2020-134316
出願日 平成31年2月20日(2019.2.20)
公開日 令和2年8月31日(2020.8.31)
発明者
  • 佐々木 美雪
出願人
  • 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
発明の名称 飛行体を用いた空間線量算出方法 UPDATE
発明の概要 【課題】地上の起伏とか樹木の有無のような測定場所の状況に影響されず、地上付近の空間線量を高精度に測定できる方法及びそのための装置を提供すること。
【解決手段】測定ポイントデータと、計算ポイントデータを取得し、上空からの放射線測定用に導き出した、空気による減衰、土壌散乱による減衰、森林による減衰のパラメータを考慮して、それぞれの測定ポイントと計算ポイント毎に検出確率を計算し、算出した検出確率値を用いてML-EM法の手法に則り、繰り返し計算を実施して放射線強度値を求め、算出した放射線強度値を用いて、空間線量換算係数により空間線量率に換算する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

広大な領域にわたる地上付近の空間放射線量を、安全かつ効率的に測定する方法として、従来から無人ヘリコプターなどの飛行体を用いた空間線量算出方法が知られている(特許文献1及び2、並びに非特許文献1及び2を参照)。これらの方法では、飛行体に搭載された放射線検出器の検出値と飛行高度などを基に、地上1mの位置での空間線量を求め、その空間線量の大きさ別に色分けして実際の地図上に表示している。

産業上の利用分野

本発明は、無人ヘリコプターなどの飛行体を用いて、例えば地上1mの位置などの地上付近の空間放射線量を高精度に算出する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
少なくともGPS及び放射線検出器を搭載している飛行体を用いて、地上から一定高度における空間線量を測定する方法であって、
緯度、経度、高さ、前記放射線検出器からの測定計数率から成る測定ポイントデータと、緯度、経度、換算値算出ポイントにおける放射線測定エリア周辺地形情報から成る計算ポイントデータを取得する第1ステップ、
取得した測定ポイントデータと計算ポイントデータの距離から空気減弱係数を求め、検出確率を算出する第2ステップ、
算出された検出確率をML-EM法を表す式に導入し、繰り返し計算によって放射線強度を求める第3ステップ、及び
求められた放射線強度を、空間線量換算係数を用いて空間線量率に換算する第4ステップ、
から成る飛行体による空間線量測定方法。

【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記第2ステップにおいて、測定ポイントと計算ポイントの地面との角度から角度補正係数を求め、前記検出確率を前記空気減弱係数と前記角度補正係数の積算値から求めることを特徴とする飛行体による空間線量測定方法。

【請求項3】
請求項1に記載の方法において、前記第2ステップにおいて、測定ポイントと樹高の関係から森林減弱係数を求め、前記検出確率を前記空気減弱係数と前記森林減弱係数の積算値から求めることを特徴とする飛行体による空間線量測定方法。

【請求項4】
請求項2に記載の方法において、前記第2ステップにおいて、測定ポイントと樹高の関係から森林減弱係数を求め、前記検出確率を前記空気減弱係数と前記角度補正係数と前記森林減弱係数の積算値から求めることを特徴とする飛行体による空間線量測定方法。

【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載の方法において、前記飛行体は、少なくともGPS、放射線検出器、地上との間で各種データ通信を行う通信機と、前記各機器に接続され、内部メモリに記憶されたプログラムに従ってあらかじめ決められた処理を行うコンピュータを搭載している無人ヘリコプターであって、前記プログラムによって、前記第1から第4ステップが実行され、実行結果がリアルタイムで地上に設置されたコンピュータにデータ送信されることを特徴とする飛行体による空間線量測定方法。

【請求項6】
請求項5に記載の方法において、地上に設置された前記コンピュータは、予め記憶されている地図データと、前記飛行体から地上に送られてきたデータとに基づいて、空間線量の大きさ別に色分けした空間線量地図データを作成し、表示装置にカラー表示することを特徴とする飛行体による空間線量測定方法。

【請求項7】
少なくともGPS及び放射線検出器を搭載している飛行体を用いて、地上から一定高度における空間線量を測定する方法であって、
緯度、経度、高さ、前記放射線検出器からの測定計数率から成る測定ポイントデータと、緯度、経度、換算値算出ポイントにおける放射線測定エリア周辺地形情報から成る計算ポイントデータを取得し、
取得した測定ポイントデータと計算ポイントデータの距離から空気減弱係数を、測定ポイントと計算ポイントの地面との角度から角度補正係数を、測定ポイントと樹高の関係から森林減弱係数をそれぞれ求め、それらの積算値から検出確率を算出し、
算出された検出確率をML-EM法を表す式に導入し、繰り返し計算によって放射線強度を求め、
求められた放射線強度を、空間線量換算係数を用いて空間線量率に換算することを特徴とする飛行体による空間線量測定方法。

【請求項8】
請求項7に記載の方法において、前記飛行体によって得られた空間線量率等のデータを地上に設置されたコンピュータに送信し、該コンピュータのメモリに予め記憶されている地図データと前記飛行体から地上に送られてきたデータとに基づいて、空間線量の大きさ別に色分けした空間線量地図データを作成し、前記地上に設置されたコンピュータの表示装置にカラー表示することを特徴とする飛行体による空間線量測定方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
  • 2G188AA08
  • 2G188BB04
  • 2G188BB15
  • 2G188BB17
  • 2G188CC08
  • 2G188EE01
  • 2G188EE12
  • 2G188EE14
  • 2G188EE36
  • 2G188FF07
  • 2G188GG02
  • 2G188GG04
画像

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JP2019028137thum.jpg
出願権利状態 公開
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