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フェロシアン化物粒子-多糖類複合体 UPDATE

国内特許コード P200017273
整理番号 13899
掲載日 2020年11月2日
出願番号 特願2014-021082
公開番号 特開2015-147860
登録番号 特許第6320781号
出願日 平成26年2月6日(2014.2.6)
公開日 平成27年8月20日(2015.8.20)
登録日 平成30年4月13日(2018.4.13)
発明者
  • 関根 由莉奈
  • 深澤 裕
  • 秋吉 一成
  • 佐々木 善浩
  • 澤田 晋一
出願人
  • 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
発明の名称 フェロシアン化物粒子-多糖類複合体 UPDATE
発明の概要 【課題】フェロシアン化物(M[FeII(CN)])の利用性を高めることができるように、微粒子状のフェロシアン化物が安定に分散された材料の提供。
【解決手段】多糖類が溶解又は分散している溶媒中で、フェロシアン化ナトリウム又はフェロシアン化カリウム等の粒子と、金属イオンとを反応させて、フェロシアン化物と多糖類の複合体を得ることにより、フェロシアン化物の分散性を著しく改良することができ前記フェロシアン化物粒子の平均粒子径が500nm以下であるフェロシアン化物粒子-多糖類複合体。前記多糖類が、アニオン性官能基を有する多糖類又は疎水化多糖であるフェロシアン化物粒子-多糖類複合体。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要

プルシアンブルーに代表されるフェロシアン化物(Mx[FeII(CN6)]y)は、その呈色特性から古くから顔料として利用されているが、近年、電荷を印加することによって可逆的に色を変化させることができる、いわゆるエレクトロクロミック材料として利用することが提案されている。エレクトロクロミック材料は、呈色を継続させるだけではエネルギーを消費しないため、例えば透明導電性基板等に塗布して、電子ペーパー等の省エネ型ディスプレイや光の透過率を調節できる調光ガラスとして応用することができる。特にプルシアンブルー等のフェロシアン化物は、耐久性に優れているため、エレクトロクロミック材料として好適な材料の1つとして注目されている(特許文献1参照)。また、プルシアンブルーを含む製剤は、放射性セシウム体内除去剤、タリウム及びタリウム化合物解毒剤として医療に供されている(販売名:ラディオガルターゼカプセル500mg、医薬承認番号22200AMX00966000)。

一方、多糖類は、食品のほか、繊維、化粧品、医療等の幅広い分野で利用される重要な物質である。天然高分子である多糖類は、石油等の化石燃料由来の合成高分子等とは異なり、恒常的に生産することが可能で、さらに生分解性を有することから環境に優しい材料であると言える。
また、多糖類から派生した材料の一つとして、多糖類に適当な分子を介してコレステロール等を導入した、いわゆる疎水化多糖が見出されている。このような疎水化多糖は、被膜形成能、水分保持能に優れ、化粧料等に応用することができる(特許文献2参照)。また、プルランやマンナン等の疎水化多糖を水中に分散させると、疎水性相互作用により約20~30nmの物理架橋ナノゲルが形成することが知られている。このナノゲルは蛋白質等を内包することができるため、サイトカイン等の薬剤を運搬するドラッグデリバリーシステムとして利用することができることが報告されている(特許文献3参照)。

産業上の利用分野

本発明は、フェロシアン化物粒子と多糖類とを複合化したフェロシアン化物粒子-多糖類複合体に関し、より詳しくは顔料、エレクトロクロミック材料、放射性セシウムによる体内汚染の低減等に利用することができるフェロシアン化物粒子-多糖類複合体に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
フェロシアン化物粒子と疎水化多糖とを複合化したフェロシアン化物粒子-多糖類複合体。

【請求項2】
前記フェロシアン化物粒子の平均粒子径が500nm以下である、請求項1に記載のフェロシアン化物粒子-多糖類複合体。

【請求項3】
前記フェロシアン化物粒子が、プルシアンブルー、フェロシアン化ニッケル、及びフェロシアン化コバルトからなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記載のフェロシアン化物粒子-多糖類複合体。

【請求項4】
多糖類が溶解又は分散している溶媒中でフェロシアン化物塩と金属イオンとを反応させる工程を含むことを特徴とする、フェロシアン化物粒子-多糖類複合体の製造方法。

【請求項5】
前記フェロシアン化物塩が、フェロシアン化ナトリウム(Na4[Fe(CN)6])又はフェロシアン化カリウム(K4[Fe(CN)6])である、請求項に記載のフェロシアン化物粒子-多糖類複合体の製造方法。

【請求項6】
前記金属イオンが、Al、Ga、In、Tl、Sn、Pb、Bi、Fe、Ni、Cu、Ag、Co、Zn、Cd、及びHgからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属イオンである、請求項又はに記載のフェロシアン化物粒子-多糖類複合体の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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