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ロボット手術に用いられる医療器具

国内特許コード P200017319
整理番号 S2019-0400-N0
掲載日 2020年12月3日
出願番号 特願2019-077095
公開番号 特開2020-174695
出願日 平成31年4月15日(2019.4.15)
公開日 令和2年10月29日(2020.10.29)
発明者
  • 柴尾 和徳
出願人
  • 学校法人産業医科大学
発明の名称 ロボット手術に用いられる医療器具
発明の概要 【課題】ロボット手術において、空気漏れを防止し、モノポーラエネルギーなどによる組織の熱傷を防止する医療器具を提供する。
【解決手段】ロボット手術用のプラットフォーム11は、樹脂製の樹脂部111、112、113を有し、樹脂部の遠位端である板状部112から、近位端である板状部111への導電性を有する導電部を備える。導電部は、樹脂部の表面に設けられ、帯電防止の表面抵抗以下の表面抵抗の導電性を有する導電性膜とすることができる。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

胸腔や腹腔等の手術にあたって低侵襲性や正確な動作ができることから、内視鏡下ロボット手術支援システムなどのロボット手術が実用化されている。ロボット手術として広く普及している装置では、例えば臍部から金属製のトロッカーを挿入し、金属製の固定具で腹壁に固定後、気腹して手術を行っている。しかし、金属製のトロッカーや固定具は、臍部との密着性が低く、空気漏れが生じてその対応が必要になるなど、手術時間を延長する原因となっている。一方で、空気漏れを防止するために、金属製のトロッカーや固定具を臍部に過度に密着させると、臍部皮膚の糜爛や壊死の原因となる。

これらの一般的な対策として、例えば、樹脂製のプラットフォームを用いて金属製のトロッカーを挿入する手法が行われている。また、他にも樹脂製のトロッカーと固定具を用いてさらに金属製トロッカーを樹脂製のトロッカーに挿入するトロッカーイントロッカーと呼ばれる手法が行われている。非特許文献1、2はこれらの手法に用いることができる器具の例を開示している。

特許文献1~3はトロッカー(トラカールやトロカールと呼ばれる場合がある)等を開示するものである。例えば、特許文献1は、体壁に刺針される内針と、この内針の外側に設けられた外套管と、この外套管の基端部に設けられ後端に口金を有する手元部と、この手元部の内部に設けられた気密弁とを有するトラカールにおいて、前記気密弁を前記口金に対して相対変位可能に設けたことを特徴とするトラカールを開示している。

特許文献2は、体壁に刺針される内針と、この内針の外側に設けられた外套管とを有するトラカールにおいて、前記外套管の外表面に保水牲を有するカバー部材を設けたことを特徴とするトラカールを開示している。

特許文献3は、内部貫通通路を有するトロカールカニューレにおいて、細長いトロカールカニューレ管と、該カニューレ管を取り付けるためのトロカールカニューレ取手とを具備し、該トロカールカニューレ管とトロカールカニューレ取手の内部通路が、管と取手を通して可視であるトロカールカニューレを開示している。

特許文献4は、トロッカー固定具の一例を示すものである。特許文献4は、内視鏡下外科手術においてトラカール管を体壁に固定するための体腔側固定具であって、トラカール管外周部に着脱自在に装着される抜止め手段と、該抜止め手段を体外部より操作可能な操作手段とを具備したことを特徴とするトラカール固定具を開示している。

特許文献5は、プラットフォームの一例を示すものである。特許文献5は、外科用アクセス装置において、開創器であって、体腔内へと組織を貫通する通路を形成するために、前記開創器を通って延びる開口部を有する、開創器と、前記開創器に連結され、中を延びる長さ方向軸を定めるハウジングであって、前記ハウジングは、前記開創器の前記開口部と連絡している複数の剛性シールポートを有し、各シールポートは、その中にシール要素を有し、前記ハウジングの前記長さ方向軸とゼロより大きい角度を成す中心軸を有する、ハウジングと、を含む、外科用アクセス装置を開示している。

産業上の利用分野

本発明は、ロボット手術に用いられるプラットフォームやトロッカー、トロッカー固定具といった医療器具に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ロボット手術用のプラットフォーム、トロッカー、及びトロッカー固定具からなる群から選択されるいずれかの医療器具であり、
前記医療器具が樹脂製の樹脂部を有し、前記樹脂部の遠位端と近位端との間に導電性を有する導電部を備える医療器具。

【請求項2】
前記樹脂部が、透明部を有する請求項1記載の医療器具。

【請求項3】
前記導電部が、前記樹脂部の表面に設けられ、帯電防止のための表面抵抗以下の表面抵抗率の導電性を有する導電性膜である請求項1または2記載の医療器具。

【請求項4】
前記導電性膜が透明である、請求項3記載の医療器具。

【請求項5】
前記導電部が、前記樹脂部に導電性材料を包埋することで導電性を有する樹脂部である請求項1~4のいずれかに記載の医療器具。

【請求項6】
前記導電部が、前記樹脂部の前記遠位端側と前記近位端側との間に設けられた導電部材である請求項1~5のいずれかに記載の医療器具。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2019077095thum.jpg
出願権利状態 公開


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