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慢性腎臓病の予防又は治療剤 NEW

国内特許コード P200017340
整理番号 (S2017-0965-N0)
掲載日 2020年12月22日
出願番号 特願2019-551182
出願日 平成30年10月24日(2018.10.24)
国際出願番号 JP2018039434
国際公開番号 WO2019082912
国際出願日 平成30年10月24日(2018.10.24)
国際公開日 令和元年5月2日(2019.5.2)
優先権データ
  • 特願2017-208301 (2017.10.27) JP
  • 特願2018-072747 (2018.4.4) JP
発明者
  • 川島 永子
  • 内藤 正吉
出願人
  • 学校法人北里研究所
発明の名称 慢性腎臓病の予防又は治療剤 NEW
発明の概要 ガングリオシドGM3の発現量を増加させる物質を有効成分として含有する、慢性腎臓病の予防又は治療剤。
従来技術、競合技術の概要

糸球体上皮細胞の障害は、慢性腎臓病に共通する病態である。慢性腎臓病が進行すると透析が必要となる。現在、特にアジアを中心に透析が必要な患者数が増大しており、大きな社会問題となっている(例えば、非特許文献1を参照)。

慢性腎臓病の進行を抑制するためにはタンパク尿を減少させる治療が必要である。しかしながら、この治療は患者の満足度が低いにもかかわらず、久しく新薬の開発がなされていないのが現状である。

産業上の利用分野

本発明は、慢性腎臓病の予防又は治療剤に関する。より具体的には、慢性腎臓病の予防又は治療剤、慢性腎臓病の予防又は治療用医薬組成物、慢性腎臓病の予防又は治療剤のスクリーニング方法、及び、慢性腎臓病の予防又は治療剤のスクリーニングキットに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ガングリオシドGM3の発現量を増加させる物質を有効成分として含有する、慢性腎臓病の予防又は治療剤。

【請求項2】
ガングリオシドGM3の発現量を増加させる前記物質が、下記式(1)で表される化合物又はその誘導体である、請求項1に記載の予防又は治療剤。
【化1】
(省略)
[式(1)中、Rは置換されていてもよい炭素数2~16の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基を表す。]

【請求項3】
請求項1又は2に記載の予防又は治療剤と、薬学的に許容される担体とを含有する、慢性腎臓病の予防又は治療用医薬組成物。

【請求項4】
慢性腎臓病の予防又は治療剤のスクリーニング方法であって、
被験物質の存在下で、ネフリンタンパク質発現細胞を培養する工程と、
前記細胞に抗ネフリン抗体を反応させる工程と、
前記細胞のF-アクチンを検出する工程と、を備え、
検出された前記F-アクチンの量が、前記被験物質の非存在下における前記F-アクチンの量と比較して増加することが、前記被験物質が慢性腎臓病の予防又は治療剤であることを示す、スクリーニング方法。

【請求項5】
慢性腎臓病の予防又は治療剤のスクリーニング方法であって、
ネフリンタンパク質発現細胞に、抗ネフリン抗体を反応させる工程と、
抗ネフリン抗体を反応させた前記細胞の培地に被験物質を添加する工程と、
前記細胞のF-アクチンを検出する工程と、を備え、
検出された前記F-アクチンの量が、前記被験物質の非存在下における前記F-アクチンの量と比較して増加することが、前記被験物質が慢性腎臓病の予防又は治療剤であることを示す、スクリーニング方法。

【請求項6】
慢性腎臓病の予防又は治療剤のスクリーニング方法であって、
被験物質の存在下で、ネフリンタンパク質発現細胞を培養する工程と、
前記細胞に抗ネフリン抗体を反応させる工程と、
前記細胞におけるネフリンタンパク質のリン酸化を検出する工程であって、前記リン酸化が、マウスネフリンタンパク質の第1232番目のチロシン残基に相当するチロシン残基のリン酸化である工程と、を備え、
検出された前記リン酸化が、前記被験物質の非存在下における前記リン酸化と比較して低下することが、前記被験物質が慢性腎臓病の予防又は治療剤であることを示す、スクリーニング方法。

【請求項7】
慢性腎臓病の予防又は治療剤のスクリーニング方法であって、
ネフリンタンパク質発現細胞に、抗ネフリン抗体を反応させる工程と、
抗ネフリン抗体を反応させた前記細胞の培地に被験物質を添加する工程と、
前記細胞におけるネフリンタンパク質のリン酸化を検出する工程であって、前記リン酸化が、マウスネフリンタンパク質の第1232番目のチロシン残基に相当するチロシン残基のリン酸化である工程と、を備え、
検出された前記リン酸化が、前記被験物質の非存在下における前記リン酸化と比較して低下することが、前記被験物質が慢性腎臓病の予防又は治療剤であることを示す、スクリーニング方法。

【請求項8】
慢性腎臓病の予防又は治療剤のスクリーニング方法であって、
被験物質の存在下で細胞を培養する工程と、
前記細胞におけるガングリオシドGM3又はガングリオシドGM3合成酵素遺伝子の発現量を測定する工程と、を備え、
ガングリオシドGM3又はガングリオシドGM3合成酵素遺伝子の発現量が、前記被験物質の非存在下における発現量と比較して増加することが、前記被験物質が慢性腎臓病の予防又は治療剤であることを示す、スクリーニング方法。

【請求項9】
慢性腎臓病の予防又は治療剤のスクリーニング方法であって、
被験物質の投与下で慢性腎臓病を発症する非ヒト動物モデルを飼育する工程と、
前記非ヒト動物モデルの腎機能を評価する工程と、を備え、
被験物質の投与下の前記非ヒト動物モデルの腎機能が、前記被験物質の非投与下の前記非ヒト動物モデルの腎機能と比較して向上したことが、前記被験物質が慢性腎臓病の予防又は治療剤であることを示す、スクリーニング方法。

【請求項10】
ネフリンタンパク質発現細胞と、抗ネフリン抗体とを備える、慢性腎臓病の予防又は治療剤のスクリーニングキット。

【請求項11】
ファロイジンを更に備える、請求項10に記載のスクリーニングキット。

【請求項12】
抗リン酸化ネフリンタンパク質抗体を更に備え、前記抗体が、マウスネフリンタンパク質の第1232番目のチロシン残基に相当するチロシン残基のリン酸化を検出する抗体である、請求項10又は11に記載のスクリーニングキット。

【請求項13】
ガングリオシドGM3に対する特異的結合物質、
ガングリオシドGM3合成酵素に対する特異的結合物質、
ガングリオシドGM3合成酵素遺伝子のcDNAを特異的に増幅するプライマーセット、又は
ガングリオシドGM3合成酵素遺伝子のmRNAに特異的にハイブリダイズするプローブ、
を備える、慢性腎臓病の予防又は治療剤のスクリーニングキット。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2019551182thum.jpg
出願権利状態 公開


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