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低誘虫発光装置、表示装置、低誘虫発光方法及び表示方法

国内特許コード P200017342
整理番号 (S2017-1043-N0)
掲載日 2020年12月22日
出願番号 特願2019-539500
出願日 平成30年8月27日(2018.8.27)
国際出願番号 JP2018031611
国際公開番号 WO2019044780
国際出願日 平成30年8月27日(2018.8.27)
国際公開日 平成31年3月7日(2019.3.7)
優先権データ
  • 特願2017-164336 (2017.8.29) JP
発明者
  • 弘中 満太郎
出願人
  • 国立大学法人浜松医科大学
  • 石川県公立大学法人
発明の名称 低誘虫発光装置、表示装置、低誘虫発光方法及び表示方法
発明の概要 低誘虫発光装置(10)は、発光部(11)と、駆動部(13)と、を備える。低誘虫発光装置(10)を構成する発光部(11)は、光を発光する。低誘虫発光装置(10)を構成する駆動部(13)は、発光部(11)が発する光の強度を制御することで、フリッカー光を生成する。駆動部(13)の制御により生成されたフリッカー光の強度の波形は、発光部(11)が連続光を発する場合よりも誘引率を低下させる対象となる虫の種類に応じた特定の周波数成分を、他の周波数成分よりも多く含む。
従来技術、競合技術の概要

多くの虫の複眼は、350nm程度の波長に高い感度をもつ受容体と、530nm程度の波長に高い感度をもつ受容体と、を有している。そのため、ヒトが利用する多くの光に虫が誘引されてしまい、不便を強いられることがある。

そこで、飛翔昆虫の誘引性を低下させるような光に関する技術が提案されている(例えば特許文献1を参照)。特許文献1には、480~520nmの波長帯で発光強度が実質的にゼロとなる照明装置が提案されている。

産業上の利用分野

本発明は、低誘虫発光装置、表示装置、低誘虫発光方法及び表示方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
光を発する発光手段と、
前記発光手段が発する光の強度を制御することでフリッカー光を生成する制御手段と、を備え、
前記フリッカー光の強度の波形は、前記発光手段が連続光を発する場合よりも誘引率を低下させる対象の虫の種類に応じた特定の周波数成分を他の周波数成分より多く含む、低誘虫発光装置。

【請求項2】
前記特定の周波数成分は、前記虫の臨界融合頻度より周波数が低い成分である、
請求項1に記載の低誘虫発光装置。

【請求項3】
前記特定の周波数成分は、前記虫の飛翔速度をSとし、前記虫から前記発光手段までの距離をLとした場合において、周波数がS/(2L)Hz以上の成分である、
請求項1又は2に記載の低誘虫発光装置。

【請求項4】
前記特定の周波数成分は、周波数が0.25Hz以上の成分である、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の低誘虫発光装置。

【請求項5】
前記波形のデューティ比は、50%以下である、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の低誘虫発光装置。

【請求項6】
前記フリッカー光は、前記虫によって連続光として視認される光の成分である連続光成分を含む、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の低誘虫発光装置。

【請求項7】
前記フリッカー光の強度の最大値と最小値との差の、前記最大値に対する比率は、50%以上であって、
前記最小値は、2m離れた地点から見て1.0×1010photons/cm/sec以上である、
請求項6に記載の低誘虫発光装置。

【請求項8】
前記フリッカー光の強度の最大値と最小値との差の、前記最大値に対する比率は、15%以下であって、
前記最小値は、2m離れた地点から見て1.0×1010photons/cm/sec以上である、
請求項6に記載の低誘虫発光装置。

【請求項9】
前記フリッカー光は、前記特定の周波数成分に対応する光の成分であるフリッカー成分と、前記連続光成分と、を含み、
前記フリッカー成分と前記連続光成分とは、異なる分光スペクトルを有する、
請求項6乃至8のいずれか一項に記載の低誘虫発光装置。

【請求項10】
前記フリッカー成分の分光スペクトルである第1スペクトルと前記連続光成分の分光スペクトルである第2スペクトルとが重複する部分の面積の、前記第1スペクトルの面積に対する比率は、40%以下であり、
前記重複する部分の面積の、前記第2スペクトルの面積に対する比率は、40%以下である、
請求項9に記載の低誘虫発光装置。

【請求項11】
分光スペクトルのピークのうち、ピーク波長が最短となる第1ピークのピーク波長をW1、前記第1ピークの光強度の値をIn1、ピーク波長が最長となる第2ピークのピーク波長をW2、前記第2ピークの光強度の値をIn2としたときに、W1より短い波長であって分光スペクトルの光強度がIn1/2に等しくなる第1波長から、W2より長い波長であって分光スペクトルの光強度がIn2/2に等しくなる第2波長までの幅を指標値として、
前記フリッカー成分の前記指標値は、前記連続光成分の前記指標値の1/3以下である、
請求項9又は10に記載の低誘虫発光装置。

【請求項12】
前記フリッカー成分の分光スペクトルの、波長が500nmから600nmまでの範囲に対応する光強度の値は、前記連続光成分の分光スペクトルの光強度の値より小さい、
請求項9乃至11のいずれか一項に記載の低誘虫発光装置。

【請求項13】
前記発光手段は、
前記特定の周波数成分を有する光を発する第1発光手段と、
前記連続光成分の光を発する第2発光手段と、
を有する、請求項6乃至12のいずれか一項に記載の低誘虫発光装置。

【請求項14】
前記第1発光手段と前記第2発光手段との間の距離は、5cm以下である、
請求項13に記載の低誘虫発光装置。

【請求項15】
前記第1発光手段は、支持部材の表面上の第1領域に1つ又は複数配置され、
前記第2発光手段は、前記表面上の前記第1領域とは異なる第2領域に1つ又は複数配置される、
請求項13又は14に記載の低誘虫発光装置。

【請求項16】
前記第1発光手段と前記第2発光手段とは、支持部材の上に交互に配置される、
請求項13又は14に記載の低誘虫発光装置。

【請求項17】
前記第1発光手段は、複数配置された前記第2発光手段の少なくとも一部を囲むように複数配置される、
請求項13又は14に記載の低誘虫発光装置。

【請求項18】
前記第1発光手段は、前記第2発光手段により形成される発光面の鉛直下方に配置される、
請求項13又は14に記載の低誘虫発光装置。

【請求項19】
前記第1発光手段は、前記第2発光手段の鉛直上方に配置される、
請求項13又は14に記載の低誘虫発光装置。

【請求項20】
前記第1発光手段と前記第2発光手段とは、被照射面と照射方向との少なくとも一方が異なるように光を照射する、
請求項13乃至19のいずれか一項に記載の低誘虫発光装置。

【請求項21】
前記第1発光手段が発した光を反射する反射手段、をさらに備える、
請求項13乃至20のいずれか一項に記載の低誘虫発光装置。

【請求項22】
光を発する発光手段と、
前記発光手段が発する光の強度を制御することでフリッカー光を生成する制御手段と、
前記フリッカー光が照射される表示手段と、を備え、
前記フリッカー光の強度の波形は、前記発光手段が連続光を発する場合よりも誘引率を低下させる対象の虫の種類に応じた特定の周波数成分を他の周波数成分より多く含む、表示装置。

【請求項23】
前記発光手段の発する光の起点から前記表示手段の視認者に至る経路上で該光を遮る遮光手段、をさらに備える請求項22に記載の表示装置。

【請求項24】
前記発光手段は、
前記特定の周波数成分を有する光を発する第1発光手段と、
前記虫によって連続光として視認される光を発する第2発光手段と、を有し、
前記表示手段は、
前記第1発光手段の発する光が照射される第1表示手段と、
前記第2発光手段の発する光が照射される第2表示手段と、を有し、
前記第1表示手段は、前記第2表示手段の鉛直上方に配置される、
請求項22又は23に記載の表示装置。

【請求項25】
前記発光手段は、
前記特定の周波数成分を有する光を発する第1発光手段と、
前記虫によって連続光として視認される光を発する第2発光手段と、を有し、
前記第1発光手段と前記第2発光手段とは、前記表示手段の被照射面と照射方向との少なくとも一方が異なるように光を照射する、
請求項22又は23に記載の表示装置。

【請求項26】
前記フリッカー光が前記表示手段に照射されたときの前記表示手段の明るさの最大値は、2m離れた地点から見て1.0×1010photons/cm/sec以上である、
請求項22乃至25のいずれか一項に記載の表示装置。

【請求項27】
発光手段が発する光の強度を制御することでフリッカー光を生成する制御ステップ、を含み、
前記フリッカー光の強度の波形は、前記発光手段が連続光を発する場合よりも誘引率を低下させる対象の虫の種類に応じた特定の周波数成分を他の周波数成分より多く含む、低誘虫発光方法。

【請求項28】
発光手段が発する光の強度を制御することでフリッカー光を生成するステップと、
前記フリッカー光を表示手段に照射するステップと、を含み、
前記フリッカー光の強度の波形は、前記発光手段が連続光を発する場合よりも誘引率を低下させる対象の虫の種類に応じた特定の周波数成分を他の周波数成分より多く含む、表示方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
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出願権利状態 公開
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