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癌の治療に使用するための組成物 NEW

国内特許コード P200017350
整理番号 (S2017-1089-N0)
掲載日 2020年12月22日
出願番号 特願2019-550334
出願日 平成30年10月26日(2018.10.26)
国際出願番号 JP2018039951
国際公開番号 WO2019083023
国際出願日 平成30年10月26日(2018.10.26)
国際公開日 令和元年5月2日(2019.5.2)
優先権データ
  • 特願2017-207508 (2017.10.26) JP
発明者
  • 松井 裕史
  • 黒川 宏美
出願人
  • 国立大学法人筑波大学
発明の名称 癌の治療に使用するための組成物 NEW
発明の概要 本発明は、癌の治療に使用するための組成物であって、エリスロポエチンを含み、対象への前記組成物の投与後に抗癌剤が投与される、組成物に関する。
従来技術、競合技術の概要

<薬剤耐性について>
抗癌剤を用いた化学療法の問題点の1つとして、化学療法を継続することによって癌細胞が抗癌剤に対して耐性を獲得することがある。薬剤耐性となった癌細胞において、抗癌剤の蓄積が減少すること、そして抗癌剤を能動的に細胞外に排出するトランスポーター(例えばABCトランスポーター)の発現が上昇していることが知られている。当該トランスポーターの阻害剤や、当該トランスポーターの発現抑制剤を用いて薬剤耐性を克服し、抗癌剤の効果を回復させる試みがなされている(特許文献1)。

<エリスロポエチンについて>
エリスロポエチンは、赤芽球の分化及び増殖に関わるサイトカインである。ある種の癌細胞は細胞表面にエリスロポエチン受容体を発現しており、エリスロポエチンの投与によって癌細胞の増殖が加速することが報告されている(非特許文献1)。また、エリスロポエチン受容体をコードする遺伝子の発現を阻害する物質を用いることで、抗癌剤の治療効果を増強できることが知られている(特許文献2)。

産業上の利用分野

本発明は、癌の治療に使用するための組成物、癌細胞における抗癌剤排出トランスポーターの発現を抑制するための組成物、癌細胞からの抗癌剤の排出を抑制するための組成物、抗癌剤の効果を増強するための組成物、及び癌の治療方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
癌の治療に使用するための組成物であって、
エリスロポエチンを含み、
対象への前記組成物の投与後に抗癌剤が投与される、
組成物。

【請求項2】
対象に前記組成物を投与してから少なくとも1時間後に抗癌剤が投与される、請求項1に記載の組成物。

【請求項3】
前記癌が、前記抗癌剤に対して耐性を有する癌である、請求項1又は2に記載の組成物。

【請求項4】
前記癌が、前記抗癌剤で治療されたことのない同一の組織由来の癌と比較して、抗癌剤排出トランスポーターの発現量が増大している癌である、請求項1~3のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項5】
前記組成物を投与することによって、対象中の癌細胞における抗癌剤排出トランスポーターの発現が抑制される、請求項1~4のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項6】
前記抗癌剤排出トランスポーターがABCトランスポーターである、請求項4又は5に記載の組成物。

【請求項7】
前記ABCトランスポーターが、ABCB1、ABCG2及びABCC5から成る群から選択される少なくとも1つである、請求項6に記載の組成物。

【請求項8】
前記組成物を投与することによって、対象中の癌細胞からの抗癌剤の排出が抑制される、請求項1~7のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項9】
前記組成物を投与しない対象と比較して、前記組成物を投与した対象において、抗癌剤の効果が増強される、請求項1~8のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項10】
癌の治療に使用するための組成物であって、
抗癌剤を含み、
対象へのエリスロポエチンの投与後に前記組成物が投与される、
組成物。

【請求項11】
対象にエリスロポエチンを投与してから少なくとも1時間後に前記組成物が投与される、請求項10に記載の組成物。

【請求項12】
前記癌が、前記抗癌剤に対して耐性を有する癌である、請求項10又は11に記載の組成物。

【請求項13】
前記癌が、前記抗癌剤で治療されたことのない同一の組織由来の癌と比較して、抗癌剤排出トランスポーターの発現量が増大している癌である、請求項10~12のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項14】
エリスロポエチンを投与することによって、対象中の癌細胞における抗癌剤排出トランスポーターの発現が抑制される、請求項10~13のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項15】
前記抗癌剤排出トランスポーターがABCトランスポーターである、請求項13又は14に記載の組成物。

【請求項16】
前記ABCトランスポーターが、ABCB1、ABCG2及びABCC5から成る群から選択される少なくとも1つである、請求項15に記載の組成物。

【請求項17】
エリスロポエチンを投与することによって、対象中の癌細胞からの抗癌剤の排出が抑制される、請求項10~16のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項18】
エリスロポエチンを投与しない対象と比較して、エリスロポエチンを投与した対象において、抗癌剤の効果が増強される、請求項10~17のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項19】
エリスロポエチンを含む、癌細胞における抗癌剤排出トランスポーターの発現を抑制するための組成物。

【請求項20】
エリスロポエチンを含む、癌細胞からの抗癌剤の排出を抑制するための組成物。

【請求項21】
エリスロポエチンを含む、抗癌剤の効果を増強するための組成物。

【請求項22】
癌の治療方法であって、
エリスロポエチンが投与された対象へ抗癌剤を投与する工程
を含む、治療方法。

【請求項23】
癌を有する対象へのエリスロポエチンの投与方法であって、
対象への抗癌剤の投与前にエリスロポエチンを投与する工程
を含む、投与方法。

【請求項24】
癌を有する対象への抗癌剤の投与方法であって、
エリスロポエチンが投与された対象へ抗癌剤を投与する工程
を含む、投与方法。

【請求項25】
癌細胞における抗癌剤排出トランスポーターの発現抑制方法であって、
対象へエリスロポエチンを投与する工程
を含む、方法。

【請求項26】
癌細胞からの抗癌剤の排出抑制方法であって、
抗癌剤の投与前に対象へエリスロポエチンを投与する工程
を含む、方法。

【請求項27】
抗癌剤の効果増強方法であって、
抗癌剤の投与前に対象へエリスロポエチンを投与する工程
を含む、方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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