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新規化合物、炎症性疾患の予防及び/又は治療のための薬剤、又は、一酸化炭素送達物質 外国出願あり

国内特許コード P210017389
整理番号 DP1918
掲載日 2021年1月20日
出願番号 特願2019-040610
公開番号 特開2020-143014
出願日 平成31年3月6日(2019.3.6)
公開日 令和2年9月10日(2020.9.10)
発明者
  • 北岸 宏亮
  • ▲高▼山 実花子
  • モッテリーニ ロベルト
出願人
  • 学校法人同志社
発明の名称 新規化合物、炎症性疾患の予防及び/又は治療のための薬剤、又は、一酸化炭素送達物質 外国出願あり
発明の概要 【課題】細胞内へCOを効率的に導入できる新規化合物を提供する。
【解決手段】式(A)で示される新規化合物である。ここでRは水素又は置換基を有してもよい炭素数1~8のアルキル基を示し、置換基としてはハロゲン原子又はアリール基である。
(式省略)【選択図】図4
従来技術、競合技術の概要 一酸化炭素(CO)はヘモグロビン(Hb)の酸素供給を妨げる有毒ガスとして認知されている(非特許文献1)。一方、生体内では微量のCOが常時生産されている。COはヘムが酵素ヘムオキシゲナーゼによって代謝される際にビリベルジンや鉄と共に産生される(非特許文献2)。このような内因性COは生体内でシグナル伝達物質として機能する。微量のCOは抗炎症作用や抗アポトーシス性、抗増殖性等の細胞保護機能を示し、重要な生理学的役割を果たす(非特許文献3)。

このように一般的に有害ガスとして知られるCOであるが、微量のCOは重要な生理学的役割が報告されており、医学分野で応用するために様々な研究が行われている(非特許文献3)。COは非反応性ガスであるため投与は容易であるが、ガスは投与量の精密制御が困難であり、高濃度のCOを投与すれば酸素欠乏の恐れがある。そのため、酸素欠乏を誘発せずに必要な量のCOを投与できるシステムの開発が望まれている。この問題を解決するためにMotterliniらはCO放出分子であるCORMs (CO releasing molecules)を開発した(非特許文献4)。様々なCORMsの中でも水溶性のCORMsとしてCORM3とCORM401がよく利用されている(図5)。

既存のCORMはCOの生理機能を探索するための研究用試薬として販売されており、よく利用されている。しかしながら、CORMの問題は細胞膜透過性が低いことである。細胞内でのCOによる生理現象を引き起こすためには、一般的に培地中に比較的高濃度(50 μmol/L以上)のCORMを加える投与が必要である。実際に発明者は既存のCORM3及びCORM401を用いて、細胞内へのCOの導入量を調べたところ、CORMの投与量に対してわずか0.2-0.4%のCOが細胞内に存在するのみであった。このような低い効率では、過剰に加えたCORMによるCO以外の生理反応の可能性が除外できず問題がある。また研究用試薬としてのCORMは細胞内へのCOの導入効率が悪く改良の余地がある。
産業上の利用分野 本発明は、新規化合物、その新規化合物を有する炎症性疾患の予防及び/又は治療のための薬剤、又は、その新規化合物を有する一酸化炭素送達物質に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】
下記式(A)で示される新規化合物(Rは水素又は置換基を有してもよい炭素数1~8のアルキル基を示し、置換基としてはハロゲン原子又はアリール基である。)。
【化1】
(省略)

【請求項2】
下記式(A’)で示される請求項1記載の新規化合物。
【化2】
(省略)

【請求項3】
請求項1又は2記載の新規化合物を有することを特徴とする炎症性疾患の予防及び/又は治療のための薬剤。

【請求項4】
前記炎症性疾患は、炎症性腸疾患であることを特徴とする請求項3に記載の炎症性疾患の予防及び/又は治療のための薬剤。

【請求項5】
請求項1又は2記載の新規化合物を有することを特徴とする生体内へ一酸化炭素を送達するための一酸化炭素送達物質。
画像

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thum_JPA 502143014_i_000002.jpg
出願権利状態 公開
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