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(In Japanese)心不全非ヒト霊長類モデル動物の製造方法

Patent code P210017465
File No. S2019-0499-N0
Posted date Mar 12, 2021
Application number P2019-125286
Publication number P2021-010311A
Date of filing Jul 4, 2019
Date of publication of application Feb 4, 2021
Inventor
  • (In Japanese)扇田 久和
  • (In Japanese)佐藤 朗
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人滋賀医科大学
Title (In Japanese)心不全非ヒト霊長類モデル動物の製造方法
Abstract (In Japanese)
【課題】
 ヒトにより近い動物である霊長類を使用した心不全非ヒト霊長類モデル動物の製造方法、及び、当該心不全非ヒト霊長類モデル動物を用いた心不全の治療又は予防活性を有する物質の評価方法の提供。
【解決手段】
 非ヒト霊長類に対し、アントラサイクリン系抗腫瘍剤を総投与量が400~1000mg/m2体表面積となるように段階的に増量しながら投与する工程を含む、心不全非ヒト霊長類モデル動物の製造方法、及び当該製造方法により製造された心不全非ヒト霊長類モデル動物に被験物質を投与する工程を含む、心不全の治療又は予防活性を有する物質の評価方法。
【選択図】
 なし
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

高齢化社会の進展に伴い、日本での心不全患者は急速に増加している(2013年から2016年で17%の増加)。しかも、心不全の5年生存率は約50%と予後不良の病態である。心不全の原因には、i)動脈硬化による心筋虚血や高血圧など生活習慣病が悪化したもの、ii)拡張型心筋症などの心筋そのものの異常によるもの、iii)がん治療薬(例えば、ドキソルビシン)などの薬剤による心筋障害、などがある。いずれの原因においても、心機能が低下した状態を改善させるのは現時点では極めて困難で、心不全の治療としては心機能増悪を阻止することが中心である。

最近、iPS細胞から作製した心筋シートを用いた治療法や、新たな心不全治療薬候補が見出されているが、その効果及び安全性についても不明な点も多い。その理由として、これらの治療法を適切に評価するモデル動物が不足していることも挙げられる。

マウスに対してドキソルビシンを投与して心筋症及び心不全を誘発させた報告は存在する(非特許文献1)。

また、特許文献1では、麻酔された実験用小動物の静脈内に水溶性のカルシウム塩水溶液を注入し、この静脈内への水溶性のカルシウム塩水溶液の注入を継続しながら、カテコールアミン水溶液を静脈内に注入して、動物の心臓の左室拡張末期圧を正常左室拡張末期圧以上に上昇させることを特徴とする左室拡張障害を起こした心不全治療薬の検査用動物モデルの製造方法が報告されている。そして、実施例で使用されている小動物はラットのみである。

特許文献2では、非ヒト動物にアンジオテンシンII又はその薬理学的に許容し得る塩を投与する工程を含み、前記工程における飲水が食塩水であることを特徴とする拡張期心不全非ヒトモデル動物の製造方法が報告されている。そして、実施例で使用されている動物はラットのみである。

特許文献3では、小動物に対し、輸液と、アドレナリンα1受容体刺激薬と、アンジオテンシンIIとを投与することにより急性心不全モデルが得られることが報告されている。そして、実施例で使用されている小動物はウサギのみである。

しかしながら、マウスなどのげっ歯類を含む小動物では心拍数などの血行動態はヒトと大きく異なっている。そのため、これらの動物モデルをそのまま心不全治療開発の動物モデルとして使用していくには無理がある。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、心不全非ヒト霊長類モデル動物及びその製造方法、並びに心不全の治療又は予防活性を有する物質の評価方法に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
非ヒト霊長類に対し、アントラサイクリン系抗腫瘍剤を総投与量が400~1000 mg/m2体表面積となるように段階的に増量しながら投与する工程を含む、心不全非ヒト霊長類モデル動物の製造方法。

【請求項2】
 
前記アントラサイクリン系抗腫瘍剤が、ドキソルビシン又はその薬理学的に許容される塩である、請求項1に記載の製造方法。

【請求項3】
 
アントラサイクリン系抗腫瘍剤の一日当たりの投与量が、0.1~2.0 mg/kg体重である、請求項1又は2に記載の製造方法。

【請求項4】
 
アントラサイクリン系抗腫瘍剤の一日当たりの投与量の1段階目が0.6~1.0 mg/kg体重であり、2段階目が1.1~1.5 mg/kg体重である、請求項1~3のいずれか一項に記載の製造方法。

【請求項5】
 
前記非ヒト霊長類が、オナガザル科マカク属に属するものである、請求項1~4のいずれか一項に記載の製造方法。

【請求項6】
 
請求項1~5のいずれか一項に記載の製造方法により製造された心不全非ヒト霊長類モデル動物に被験物質を投与する工程を含む、心不全の治療又は予防活性を有する物質の評価方法。

【請求項7】
 
非ヒト霊長類に対し、アントラサイクリン系抗腫瘍剤を総投与量が400~1000 mg/m2体表面積となるように段階的に増量しながら投与することにより製造された、心不全非ヒト霊長類モデル動物。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Published


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