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がんの処置および/または予防のための医薬組成物 NEW

国内特許コード P210017506
整理番号 6676
掲載日 2021年3月23日
出願番号 特願2019-165312
公開番号 特開2021-042164
出願日 令和元年9月11日(2019.9.11)
公開日 令和3年3月18日(2021.3.18)
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 がんの処置および/または予防のための医薬組成物 NEW
発明の概要 【課題】本開示の目的の1つは、がんの処置および/または予防のための医薬組成物を提供することである。
【解決手段】少なくとも1つの短鎖脂肪酸を有効成分として含むがんの処置および/または予防のための医薬組成物を提供する。ある実施態様では、少なくとも1つの短鎖脂肪酸は、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ヒドロアンゲリカ酸、カプロン酸、メチル吉草酸、コハク酸またはこれらの組合せである。ある実施態様では、本開示の医薬組成物は、がんの処置のための他の有効成分、例えば、免疫チェックポイント阻害剤と併用される。
【選択図】図32
従来技術、競合技術の概要 近年、がんの治療法として、免疫チェックポイント阻害剤が注目されている。日本国内では、例えば、抗PD-1抗体のニボルマブおよびペムブロリズマブ、抗PD-L1抗体のアベルマブ、アテゾリズマブおよびデュルバルマブが、各種のがんの治療に承認されている。多くのがん患者において免疫チェックポイント阻害剤により高い治療効果が得られる一方で、免疫チェックポイント阻害剤が奏効しない患者も存在する。

免疫チェックポイント阻害剤の奏効割合に腸内細菌叢の構成が関係することが複数報告
されたが、同定された腸内細菌種は多様で、統一された見解はない。例えば、マウスモデルにおいてビフィドバクテリウム・ブレベ(Bifidobacterium breve)およびビフィドバクテリウム・ロングム(Bifidobacterium logum)が抗PD-L1抗体の奏効と関連すること(非特許文献1)、肺癌、腎癌、膀胱癌患者において、アッカーマンシア・ムシニフィラ(Akkermansia muciniphila)が抗PD-1抗体の奏効と関連し、バクテロイデス門(Bacteroidetes)が非奏効と関連すること(非特許文献2)、メラノーマ患者において、ルミノコッカス科(Ruminococcaceae)およびフィーカリバクテリウム属(Faecalibacterium)が抗PD-1抗体の奏効と関連し、バクテロイデス目(Bacteroidales)が非奏効と関連すること(非特許文献3)、メラノーマ患者において、バクテロイデス・フラジリス(Bacteroides fragilis)およびバクテロイデス・テタイオタオミクロン(Bacteroides thetaiotaomicron)が抗CTLA4抗体イピリムマブの奏効と関連すること(非特許文献4)、メラノーマ患者において、フィーカリバクテリウム属およびファーミキューテス属(Firmicutes)がイピリムマブの有効性に関連すること(非特許文献5)が報告されている。
産業上の利用分野 本開示は、がんの処置および/または予防のための医薬組成物に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】
少なくとも1つの短鎖脂肪酸を有効成分として含む、がんの処置および/または予防のための医薬組成物。

【請求項2】
少なくとも1つの短鎖脂肪酸が、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ヒドロアンゲリカ酸、カプロン酸、メチル吉草酸、コハク酸またはこれらの組合せである、請求項1に記載の医薬組成物。

【請求項3】
少なくとも1つの短鎖脂肪酸が、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸またはこれらの組合せである、請求項1または2に記載の医薬組成物。

【請求項4】
少なくとも1つの短鎖脂肪酸が、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸またはこれらの組合せである、請求項1~3のいずれかに記載の医薬組成物。

【請求項5】
少なくとも1つの短鎖脂肪酸が、吉草酸、イソ吉草酸またはこれらの組合せである、請求項1~4のいずれかに記載の医薬組成物。

【請求項6】
抗がん剤と併用される、請求項1~5のいずれかに記載の医薬組成物。

【請求項7】
抗がん剤が免疫チェックポイント阻害剤である、請求項6に記載の医薬組成物。

【請求項8】
免疫チェックポイント阻害剤がPD-1阻害剤またはPD-L1阻害剤である、請求項7に記載の医薬組成物。

【請求項9】
免疫チェックポイント阻害剤が抗PD-1抗体または抗PD-L1抗体である、請求項7または8に記載の医薬組成物。

【請求項10】
免疫チェックポイント阻害剤がニボルマブまたはペムブロリズマブである、請求項7~9のいずれかに記載の医薬組成物。

【請求項11】
短鎖脂肪酸のレベルが基準値より低い対象に投与される、請求項1~10のいずれかに記載の医薬組成物。

【請求項12】
少なくとも1つの短鎖脂肪酸を含む、がんの処置を補助するための食品組成物。

【請求項13】
少なくとも1つの短鎖脂肪酸を含む、がんを予防するための食品組成物。
画像

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出願権利状態 公開
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