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ヌクレオチド修飾固相担体、DNA鎖及びRNA鎖修飾担体の製造方法、並びにDNA及びRNAの製造方法 NEW

国内特許コード P210017524
整理番号 P2019-185989
掲載日 2021年4月19日
出願番号 特願2019-185989
公開番号 特開2021-059518
出願日 令和元年10月9日(2019.10.9)
公開日 令和3年4月15日(2021.4.15)
発明者
  • 小野 晶
  • 實吉 尚郎
出願人
  • 学校法人神奈川大学
発明の名称 ヌクレオチド修飾固相担体、DNA鎖及びRNA鎖修飾担体の製造方法、並びにDNA及びRNAの製造方法 NEW
発明の概要 【課題】アンモニア処理(塩基性条件下の処理)などの過酷な条件ではなく、温和な条件での固定担体から伸長されたRNA若しくはDNAを分離するために用いることができるヌクレオチド修飾固相担体及びそれを提供すること。
【解決手段】本発明に係るヌクレオチド修飾固相担体は、固相担体に、エーテル基、シリル基、アルキル基、アミド基又はエステル基を介して結合される芳香環に、ニトロ基と、リン酸基により結合される核酸から構成される。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要 種々の修飾核酸が核酸医薬開発に利用されているが、既存の核酸合成法は天然型DNA/RNA合成を目的に開発されたものであり、DNA又はRNAに結合可能な官能基には制限がある。現行の核酸合成法では合成後の固定担体からの分離に、例えば濃アンモニア水処理など厳しい条件下における処理を行うため、塩基に対して不安定な官能基(アシル基など)を結合することは出来ない。

そのような背景から、固定担体からの分離にアンモニア処理(塩基性条件下の処理)を必要としない合成法の開発が進められている。これまで、固定担体に結合した核酸を光照射で分離することが報告されている(例えば、非特許文献1)。しかしながら、固定担体に結合した核酸を光照射で分離する方法では、官能基を有する塩基の官能基が脱離する可能性があり、修飾核酸を得るのが困難であるという問題を有している。そのため、固定担体からの官能基を有する塩基を有する核酸の分離にアンモニア処理(塩基性条件下の処理)を必要としない合成法が求められている。
産業上の利用分野 本発明は、ヌクレオチド修飾固相担体、DNA鎖及びRNA鎖修飾担体の製造方法、並びにDNA及びRNAの製造方法に関し、より詳しくは、例えばアンモニア処理(塩基性条件下の処理)などの厳しい条件下における処理を必要としない合成法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(1)で示されるヌクレオチド修飾固相担体。
【化1】
(省略)
(Bは修飾されていてもよい塩基であり、XはH又はOH、n=1以上、p=1~3、Rは炭素数1~5のアルキル基、炭素数1~5のアルコキシ基、炭素数1~5のアルキルチオ基、-Si(OR、-SiR(OR、-SiR(OR)、-SiR、又は-NRを表し、各Rはそれぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基であり、Yはエーテル基、シリル基、アルキル基、アミド基又はエステル基であり、Z、Wはそれぞれ独立に、H又は保護基であり、R及びRは、それぞれ独立に水素又はアルキル基であり、SPは固相担体を表す。)

【請求項2】
下記一般式(2)で示されるヌクレオチド修飾固相担体であって、
前記ヌクレオチド修飾固相担体の5’末端からDNA鎖又はRNA鎖を伸長させた後、pH6~8で固相担体から解離させることが可能な還元試薬を用いてDNA又はRNAを製造するためのヌクレオチド修飾固相担体。
【化2】
(省略)
(Bは修飾されていてもよい塩基であり、XはH又はOH、n=1以上、p=1~3、Rは炭素数1~5のアルキル基、炭素数1~5のアルコキシ基、炭素数1~5のアルキルチオ基、-Si(OR、-SiR(OR、-SiR(OR)、-SiR、又は-NRを表し、各Rはそれぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基で
あり、Yはエーテル基、シリル基、アルキル基、アミド基又はエステル基であり、Z、Wはそれぞれ独立に、H又は保護基であり、R及びRは、それぞれ独立に水素又はアルキル基であり、SPは固相担体を表す。ただし、NO基は、リン酸に結合した官能基に対してオルト又はパラ位に結合するものである。)

【請求項3】
前記還元試薬が、芳香環に結合するニトロ基をアミノ基に還元する試薬であることを特徴とする、請求項2に記載のヌクレオチド修飾固相担体。

【請求項4】
前記還元試薬が、三塩化チタンであることを特徴とする、請求項3に記載のヌクレオチド修飾固相担体。

【請求項5】
請求項1又は2記載のヌクレオチド修飾固相担体を用いて、DNA鎖を伸長させる工程を備えることを特徴とする、DNA鎖修飾担体の製造方法。

【請求項6】
請求項5に記載のDNA鎖修飾担体の製造方法で得たDNA鎖修飾担体に対し、pH6~8で固相担体からDNAを解離させることが可能な還元試薬を用いて、前記DNAを分離する工程を備えることを特徴とする、DNAの製造方法。

【請求項7】
請求項1又は2に記載のヌクレオチド修飾固相担体を用いて、RNA鎖を伸長させる工程を備えることを特徴とする、RNA鎖修飾担体の製造方法。

【請求項8】
請求項6に記載のRNA鎖修飾担体の製造方法で得たRNA鎖修飾担体に対し、pH6~8で固相担体からRNAを解離させることが可能な還元試薬を用いて、前記RNAを分離する工程を備えることを特徴とする、RNAの製造方法。

【請求項9】
前記還元試薬が、前記固相担体に対してY部位を介して結合する芳香環のニトロ基をアミノ基に還元する試薬であることを特徴とする、請求項8に記載のDNAの製造方法。

【請求項10】
前記還元試薬が、前記固相担体に対してY部位を介して結合する芳香環のニトロ基をアミノ基に還元する試薬であることを特徴とする、請求項9に記載のRNAの製造方法。

【請求項11】
前記還元試薬が、三塩化チタンであることを特徴とする、請求項7又は8に記載のDNAの製造方法。

【請求項12】
前記還元試薬が、三塩化チタンであることを特徴とする、請求項9又は10に記載のRNAの製造方法。
画像

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thum_JPA 503059518_i_000002.jpg
出願権利状態 公開
参考情報 (研究プロジェクト等) 遺伝子有機化学研究室
本技術について、ライセンスや共同研究等をご希望の方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


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