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抽出物の製造方法、細胞内成分の抽出方法、及び抽出装置

国内特許コード P210017554
整理番号 S2019-0625-N0
掲載日 2021年5月7日
出願番号 特願2019-169632
公開番号 特開2021-045071
出願日 令和元年9月18日(2019.9.18)
公開日 令和3年3月25日(2021.3.25)
発明者
  • 勝木 淳
  • 亀崎 太一
  • 岡本 修治
出願人
  • 国立大学法人熊本大学
発明の名称 抽出物の製造方法、細胞内成分の抽出方法、及び抽出装置
発明の概要 【課題】細胞内成分の損傷が抑制されており、且つ細胞内成分を高収率に抽出可能な、抽出物の製造方法を提供する。
【解決手段】細胞24に対してパルス電界を印加する工程Aと、パルス電界が印加された細胞34を、25~60℃の温度条件下でインキュベーションして、細胞34の細胞内成分41を抽出する工程Bと、を含む、細胞内成分を含む抽出物の製造方法。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

酵母や藻類等の微生物の細胞内成分を含む抽出物は、食品や、薬品、エネルギー源として幅広く利用されている。細胞内成分を細胞外に抽出する既存法として、マイクロビーズを用いる「ビーズミリング(破砕)法」、酸やアルカリを用いる「化学溶解法」、熱水を用いる「熱水法」等が知られている。
例えば、特許文献1には、上記の熱水法による酵母エキス等の調製方法が例示されており、酵母菌体の熱水抽出の条件は、通常50~99℃であることが示されている。さらに特許文献1では、2段階の異なる温度領域で酵母を加熱することで、エキス分の抽出率を向上できるとされており、その抽出条件として、25~60℃で1段階目の抽出を行い、65~99℃で2段階目の抽出を行うことが例示されている。

一方、高電界パルスを用いた「細胞膜穿孔法」、いわゆるエレクトロポレーションにより、細胞内成分を抽出する手法も知られている。エレクトロポレーションの歴史は古く、1970年代に遡る。2000年以降、パルス電源の高性能化と相まって、高電界パルスの適用は、基礎研究とともに、医療、食品、農水分野を中心とした産業応用研究が盛んに行われている。
例えば、特許文献2には、酵母に対してパルス電界を印加する工程、及び菌体外液に抽出された前記酵素を回収する工程を含む、酵母の菌体内酵素の調製方法が開示されている。

産業上の利用分野

本発明は、細胞内成分を含む抽出物の製造方法、細胞内成分の抽出方法、及び細胞内成分を含む抽出物の抽出装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
細胞に対してパルス電界を印加する工程Aと、
前記パルス電界が印加された細胞を、25~60℃の温度条件下でインキュベーションして、前記細胞の細胞内成分を抽出する工程Bと、を含む、
細胞内成分を含む抽出物の製造方法。

【請求項2】
前記温度条件が、27~45℃である、請求項1に記載の製造方法。

【請求項3】
前記パルス電界の強度が、10kV/cm以上である、請求項1又は2に記載の製造方法。

【請求項4】
前記パルスのパルス幅は、500~2000nsecである、請求項1~3のいずれか一項に記載の製造方法。

【請求項5】
更に、前記工程Bで抽出された前記細胞内成分を回収する工程Cを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の製造方法。

【請求項6】
前記細胞が細胞壁を有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の製造方法。

【請求項7】
前記細胞が酵母である、請求項1~6のいずれか一項に記載の製造方法。

【請求項8】
細胞に対してパルス電界を印加する工程Aと、
前記パルス電界が印加された細胞を、25~60℃の温度条件下でインキュベーションして、前記細胞の細胞内成分を抽出する工程Bと、を含む、
細胞内成分の抽出方法。

【請求項9】
パルス電圧を発生させるパルス電圧発生手段と、細胞に対しパルス電界を印加する電極と、前記パルス電界が印加された細胞を25~60℃の温度で加熱する加熱手段と、を備える、細胞内成分を含む抽出物の抽出装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2019169632thum.jpg
出願権利状態 公開
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