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造血促進剤

国内特許コード P210017558
整理番号 (S2018-0419-N0)
掲載日 2021年5月10日
出願番号 特願2020-501088
出願日 平成31年2月25日(2019.2.25)
国際出願番号 JP2019007121
国際公開番号 WO2019163994
国際出願日 平成31年2月25日(2019.2.25)
国際公開日 令和元年8月29日(2019.8.29)
優先権データ
  • 特願2018-032469 (2018.2.26) JP
発明者
  • 五十嵐 和彦
  • 加藤 浩貴
  • 石井 悠翔
  • グエン チ ロン
  • 張替 秀郎
出願人
  • 国立大学法人東北大学
発明の名称 造血促進剤
発明の概要 新規造血促進剤を提供すること、及び、同造血促進剤を有効成分とする、貧血、特に難治性貧血の予防又は治療のための医薬を提供することを課題とする。本発明は、S-アデノシルメチオニン合成酵素阻害物質を含む、造血促進剤を提供する。
従来技術、競合技術の概要

従来、再生不良性貧血や骨髄異形成症候群などの難治性貧血においては赤血球造血を直接促す効果的な造血製剤がなく、免疫抑制療法や化学療法、造血幹細胞移植などの合併症リスクの高い治療法しか存在しなかった。また、上記治療法に抵抗性の症例や、年齢などにより適応とならない症例も多く存在している(非特許文献1及び2)。これまで造血促進剤として知られるエリスロポエチン製剤は腎性貧血には一定の効果が認められるものの、既に内在性のエリスロポエチン産生が促進している血液疾患に伴う貧血では効果が期待できない。そのため、最も効果的な対症療法の一つである赤血球輸血を必要とする症例も多いが、長期治療に伴うコストや鉄過剰症による臓器障害の問題があり、輸血依存からの脱却が難治性貧血疾患治療の目標の一つとなっている。

一方、MATはS-アデノシルメチオニン合成酵素であり、その阻害剤は癌の治療薬の候補とされている(非特許文献3及び4)。しかし、S-アデノシルメチオニン合成酵素の阻害剤について、造血効果は全く知られていなかった。

産業上の利用分野

本発明は、造血促進剤、同造血促進剤を含む貧血の予防又は治療のための医薬、同造血促進剤を用いた造血細胞の製造方法等に関する。また、本発明は、S-アデノシルメチオニン合成酵素活性の測定値を指標とした造血促進剤のスクリーニング方法、造血促進剤の評価方法等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
S-アデノシルメチオニン合成酵素阻害物質を含む、造血促進剤。

【請求項2】
S-アデノシルメチオニン合成酵素がMAT2Aである、請求項1に記載の造血促進剤。

【請求項3】
S-アデノシルメチオニン合成酵素阻害物質がシクロロイシン、その誘導体、4H-s-トリアゾロ[4,3-a][1,4]ベンゾジアゼピン誘導体及びそれらの薬学的に許容できる塩から選ばれる、請求項1又は2に記載の造血促進剤。

【請求項4】
S-アデノシルメチオニン合成酵素阻害物質が3-アセチル-11-ケト-β-ボスウェリック酸、その誘導体及びそれらの薬学的に許容できる塩から選ばれる、請求項1又は2に記載の造血促進剤。

【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の造血促進剤を含む、貧血の予防又は治療のための医薬。

【請求項6】
造血前駆細胞を、請求項1~4のいずれか一項に記載の造血促進剤存在下で培養する工程を含む、造血細胞の製造方法。

【請求項7】
造血促進剤の候補物質の存在下又は非存在下でS-アデノシルメチオニン合成酵素活性を測定する工程、及び、
造血促進剤の候補物質の存在下のS-アデノシルメチオニン合成酵素活性の測定値が、非存在下の測定値よりも低い候補物質を選択する工程、
を含む、造血促進剤のスクリーニング方法。

【請求項8】
造血促進剤の評価物質の存在下でS-アデノシルメチオニン合成酵素活性を測定する工程、及び、
造血促進剤の評価物質の存在下のS-アデノシルメチオニン合成酵素活性の測定値を指標として、造血促進効果を評価する工程、
を含む、造血促進剤の評価方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2020501088thum.jpg
出願権利状態 公開
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