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AEを利用した床版劣化範囲あるいは床版劣化状況の検知方法

国内特許コード P210017668
整理番号 5223
掲載日 2021年5月21日
出願番号 特願2015-186701
公開番号 特開2017-061786
登録番号 特許第6614889号
出願日 平成27年9月24日(2015.9.24)
公開日 平成29年3月30日(2017.3.30)
登録日 令和元年11月15日(2019.11.15)
発明者
  • 塩谷 智基
  • 大原 基憲
出願人
  • 国立大学法人京都大学
  • 西日本高速道路株式会社
発明の名称 AEを利用した床版劣化範囲あるいは床版劣化状況の検知方法
発明の概要 【課題】コンクリート床版上面で生じる土砂化につき、アスファルト舗装により覆われており、点検等で劣化が顕在化しにくい場合であっても容易に劣化を確認することが出来、また、極力日常の車両通行に影響がない範囲で短時間に土砂化を検知できるAEを利用した床版劣化範囲あるいは床版劣化状況の検知方法を提供する。
【解決手段】コンクリート床版5の表面がアスファルト舗装7されてなる床版劣化範囲あるいは床版劣化状況の検知方法であり、アスファルト舗装7された路面表面上でAEセンサを搭載した検査車両8を走行させ、走行車両の荷重によりコンクリート床版5に変形を生じさせ、変形時に発生するAEをAEセンサで検知し、AEセンサで検知した検知結果からコンクリート床版5の表面がアスファルト舗装7されてなる床版劣化範囲あるいは床版劣化状況を特定する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

道路等などの走行面に広く利用されているコンクリート床版は交通荷重による疲労に加え、降雨等によるセメント成分の溶出により、劣化が進行することが知られている。
この際、コンクリート床版下面では、曲げ応力によるひび割れが生じた後、ひび割れ同士が連結し亀甲状のひび割れとなり、さらに劣化が進むと、かぶりコンクリートの剥落が生じる。
一方、コンクリート床版の上面では、圧縮力の繰返しと流水によるセメント成分の溶出により、コンクリートが砂状となる現象(以下土砂化と称す)が知られており、これにより道路の陥没等が生じる事例が報告されている。

上記のような劣化は、交通荷重の大小や交通量によりその進行速度が異なるものの、世界各国で生じており、社会インフラの長期利用の観点から大きな課題となっている。

また、上記の劣化のうち、コンクリート床版下面で生じるひび割れやコンクリートの剥落は、目視点検等によりある程度発見することが可能である。しかしながら、コンクリート床版上面で生じる土砂化は、前記コンクリート床版上面がアスファルト舗装により覆われている場合が多く、目視点検等で前記劣化が顕在化しにくいものとなっている。また、点検の際には極力日常の車両通行に影響がない範囲で短時間に前述した土砂化を検知可能にする方法が望まれていたのである。

産業上の利用分野

本発明は、AEを利用した床版の劣化範囲あるいは床版劣化状況を検知する方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
コンクリート床版の表面がアスファルト舗装され、覆われてなる床版劣化範囲あるいは床版劣化状況の検知方法であり、
前記アスファルト舗装された路面表面上で、AEセンサを搭載した車両を走行させ、前記車両の荷重によりコンクリート床版に変形を生じさせ、該変形時に発生するAEを前記AEセンサで検知し、前記AEセンサで検知した検知結果からコンクリート床版の表面がアスファルト舗装されてなる前記床版劣化範囲あるいは床版劣化状況を特定する、
ことを特徴とするAEを利用した床版劣化範囲あるいは床版劣化状況の検知方法。

【請求項2】
コンクリート床版の変形時に土砂粒子同士の摩擦によって発生するAEをAEセンサで検知する、
ことを特徴とする請求項1記載のAEを利用した床版劣化範囲あるいは床版劣化状況の検知方法。

【請求項3】
前記AEセンサは前記車両の少なくとも幅方向両側2箇所に取り付けられた、
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のAEを利用した床版劣化範囲あるいは床版劣化状況の検知方法。

【請求項4】
前記AEセンサを搭載した車両での床版劣化範囲の検知は、通常の車両走行速度である20km/h乃至90km/h程度で行える、
ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載のAEを利用した床版劣化範囲あるいは床版劣化状況の検知方法。

【請求項5】
前記AEセンサで検知した検知結果からのコンクリート床版の表面がアスファルト舗装されてなる床版劣化状況の特定は、AE波の立ち上がり勾配の違いを検知し、前記立ち上がり勾配の違いから、コンクリート床版の新たなひび割れか既存のひび割れかを特定できる、
ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載のAEを利用した床版劣化範囲あるいは床版劣化状況の検知方法。

【請求項6】
コンクリート床版の表面がアスファルト舗装されてなる床版劣化範囲あるいは床版劣化状況を検知する、走行する検査車両に搭載されたAEセンサと、
走行する検査車両の位置を認識する走行方向位置認識手段と、
前記AEセンサ及び前記走行方向位置認識手段からの検知信号を受信する床版劣化範囲あるいは床版劣化状況特定手段と、を備え、
床版劣化範囲あるいは床版劣化状況特定手段は、前記AEセンサ及び前記走行方向位置認識手段からの検知信号を制御部により解析して床版劣化範囲あるいは床版劣化状況を特定する、
ことを特徴とするコンクリート床版の表面がアスファルト舗装されてなる床版劣化範囲あるいは床版劣化状況の解析システム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2015186701thum.jpg
出願権利状態 登録
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