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組換え微生物及び当該組換え微生物を用いた物質製造方法 NEW

国内特許コード P210017695
整理番号 4465
掲載日 2021年5月24日
出願番号 特願2014-112575
公開番号 特開2015-226477
登録番号 特許第6034332号
出願日 平成26年5月30日(2014.5.30)
公開日 平成27年12月17日(2015.12.17)
登録日 平成28年11月4日(2016.11.4)
発明者
  • 大音 徳
  • 村松 正善
  • 伊藤 正和
  • 小川 順
  • 岸野 重信
出願人
  • トヨタ自動車株式会社
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 組換え微生物及び当該組換え微生物を用いた物質製造方法 NEW
発明の概要 【課題】アシルCoAを基質とした還元反応について優れた活性を示すアシルCoAリダクターゼを導入してなる微生物の提供。
【解決手段】以下(a)又は(b)のタンパク質をコードする核酸を宿主微生物に導入してなる組換え微生物。(a)特定のアミノ酸配列を含むタンパク質(アシルCoリダクターゼ)、(b)特定のアミノ酸配列に対して70%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、アシルCoからアルデヒド化合物を合成する活性を有するタンパク質。更に前記組換え微生物は、アルデヒドを基質として、炭化水素を合成するアルデヒドデカルボニラーゼ活性を有する組換え微生物。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

アルデヒドやアルコール、アルカン、アルケン及びアルキン等の炭化水素を合成できる微生物が知られている。特許文献1(特表2011-520455号公報)には、Synechococcus elongatus由来のアルカン合成酵素遺伝子やアルデヒド合成酵素遺伝子が開示されており、これらを利用してアルカンやアルデヒドを製造する方法が開示されている。

また、特許文献2(特開2002-223788号公報)には、アシルレダクターゼ遺伝子が導入された形質転換植物を利用して、CoA及び/又はACPと結合した脂肪アシル基を基質としてアルコールを生産することが開示されている。なお、特許文献2は、緑藻からアシルレダクターゼ遺伝子を単離すると記載するものの、実際に形質転換植物を作出したことを開示するものではない。

さらに、特許文献3(特表2013-528057号公報)には、クロストリジウム・クルイベリ由来の脂肪酸アシルCoAリダクターゼを作製し、他の脂質合成関連遺伝子とともに大腸菌を形質転換したことが開示されている。

さらにまた、特許文献4(特表2012-506715号公報)には、カルボン酸をアルデヒドに還元する脂肪アルデヒド生合成ポリペプチドまたはその変異体をコードする遺伝子を宿主内で発現させて脂肪アルデヒドを合成し、脂肪アルデヒドからアルコールを製造する、脂肪アルコールの製造方法が開示されている。

さらにまた、特許文献5(特表2011-512848号公報)には、マロニル-CoA非依存性FAS代謝経路およびアシル還元代謝経路を使用して第一級アルコールを生産できる微生物を遺伝子工学により作製するための方法が開示されている。

さらにまた、特許文献6(特表2010-528627号公報)には、クロレラ属の微細藻類に油脂産生に関与する遺伝子群を導入することで油成分を製造する方法が開示されている。

さらにまた、特許文献7(特表2012-511928号公報)には、スクシニル-CoA:3-ケト酸-CoAトランスフェラーゼ等のイソプロパノール経路酵素をコードする核酸を導入した微生物及び当該微生物を用いたイソプロパノールの製造方法が開示されている。

産業上の利用分野

本発明は、目的物質の生産に関与する遺伝子を導入した組換え微生物及び当該組換え微生物を用いた物質製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下(a)又は(b)のタンパク質をコードする核酸を宿主微生物に導入してなり、アルデヒドを基質として炭化水素を合成するアルデヒドデカルボニラーゼ活性を有する組換え微生物。
(a)配列番号2のアミノ酸配列を含むタンパク質
(b)配列番号2のアミノ酸配列に対して90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、アシルCoからアルデヒド化合物を合成する活性を有するタンパク質

【請求項2】
上記宿主微生物が大腸菌、コリネ菌及び酵母からなる群から選ばれる微生物であることを特徴とする請求項1記載の組換え微生物。

【請求項3】
上記宿主微生物は、アルデヒドを基質として炭化水素を合成するアルデヒドデカルボニラーゼをコードする核酸を有することを特徴とする請求項1記載の組換え微生物。

【請求項4】
炭素数13~15の炭素鎖を有する炭化水素を生成することを特徴とする請求項1記載の組換え微生物。

【請求項5】
請求項1乃至いずれか一項記載の組換え微生物を炭素源を含む培地にて培養する工程と、培養後の組換え微生物内から目的物質を回収する工程とを含む物質製造方法。

【請求項6】
上記目的物質は、脂肪族アルデヒド、当該脂肪族アルコール及び炭化水素からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項記載の物質製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014112575thum.jpg
出願権利状態 登録
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