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濾胞性制御性T細胞の製造方法 NEW

国内特許コード P210017722
整理番号 S2020-0007-N0
掲載日 2021年5月26日
出願番号 特願2019-185826
公開番号 特開2021-058165
出願日 令和元年10月9日(2019.10.9)
公開日 令和3年4月15日(2021.4.15)
発明者
  • 長谷 耕二
  • 高橋 大輔
出願人
  • 学校法人慶應義塾
発明の名称 濾胞性制御性T細胞の製造方法 NEW
発明の概要 【課題】濾胞性制御性T細胞を簡便かつ高効率で分化誘導できる方法を提供すること。
【解決手段】ナイーブT細胞などから得られる制御性T細胞をinterleukin-2 (IL-2)、IL-6、及び抗inducible T-cell costimulator(ICOS)抗体を含む培地で培養することにより濾胞性制御性T細胞を製造する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

濾胞性制御性T(Tfr)細胞は、制御性T(Treg)細胞から分化して、リンパ濾胞に移動するという濾胞性T(Tfh)細胞の機能を獲得した細胞である。Tfr細胞は、GC(胚中心)反応の制御因子といわれており(例えば、非特許文献1)、リンパ濾胞でTfh細胞とB細胞の相互作用を制御することで、自己免疫応答の抑制に重要な役割を果たすことが知られている(例えば、非特許文献2)。そして、Tfr細胞が減少すると自己反応性B細胞が増加し、自己抗体が増加して感染症にかかりやすくなったり、自己免疫疾患にかかりやすくなったりすることが知られている(例えば、非特許文献3、4)。

これまで、Tfr細胞の前駆細胞であるTreg細胞をナイーブT細胞から分化誘導する培養法は確立されている(例えば、非特許文献5)。また、ナイーブT細胞からTfh細胞を分化誘導する培養法も存在する(例えば、非特許文献6)が、ナイーブT細胞からTfr細胞を分化誘導できる培養法は確立されていなかった。

産業上の利用分野

本発明は濾胞性制御性T細胞の製造方法及び得られた濾胞性制御性T細胞の利用に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
制御性T細胞をinterleukin-2 (IL-2)、IL-6、及び抗inducible T-cell costimulator(ICOS)抗体を含む培地で培養する工程を含む、濾胞性制御性T細胞の製造方法。

【請求項2】
前記培地は、さらにIL-21を含む、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記培地は、さらにTGF(transforming growth factor)-βを含む、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
前記培地は、さらに抗IFN(interferon)γ抗体及び/又は抗IL-4抗体を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。

【請求項5】
前記制御性T細胞は、抗CD28抗体、IL-2及びTGF-βを含む培地でナイーブT細胞を培養することにより得られたものである、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。

【請求項6】
培養が抗TCR(T cell receptor)β抗体で培養表面がコートされた培養器を用いて行われる、請求項5に記載の方法。

【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の方法で得られた濾胞性制御性T細胞。

【請求項8】
請求項7に記載の制御性T細胞を含む細胞製剤。

【請求項9】
自己免疫疾患治療用である、請求項8に記載の細胞製剤。

【請求項10】
濾胞性制御性T細胞分化促進物質のスクリーニング方法であって、
候補物質の存在下、制御性T細胞をIL-2、IL-6、抗ICOS抗体を含む培地で培養する工程、制御性T細胞から濾胞性制御性T細胞への分化効率を評価する工程、及び
前記分化効率を向上させる物質を選択する工程、
を含む方法。

【請求項11】
前記制御性T細胞は、Bcl(B cell lymphoma)-6プロモーター下に連結されたレポーター遺伝子を発現する、請求項10に記載のスクリーニング方法。

【請求項12】
前記濾胞性制御性T細胞分化促進物質は、自己免疫疾患治療薬候補物質である、請求項10又は11に記載のスクリーニング方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2019185826thum.jpg
出願権利状態 公開
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