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樹木から師部を剥離する方法並びにその装置 UPDATE 新技術説明会

国内特許コード P210017800
掲載日 2021年6月24日
出願番号 特願2019-049166
公開番号 特開2020-146019
出願日 平成31年3月15日(2019.3.15)
公開日 令和2年9月17日(2020.9.17)
発明者
  • 比嘉 修
  • 伊東 繁
出願人
  • 独立行政法人国立高等専門学校機構
発明の名称 樹木から師部を剥離する方法並びにその装置 UPDATE 新技術説明会
発明の概要 【課題】樹脂の回収率を高めるために。樹脂道を有する師部を樹木から剥離することができる方法及びその装置を提供する。
【解決手段】師部と木部を有する樹木に対し、木部側から師部に向けて衝撃波を付加し、樹木内部及び外界との音響インピーダンス差を利用して樹木の師部並びに樹皮を剥離させる。
【選択図】図3
従来技術、競合技術の概要

漆、楓、ゴム、白樺、松といった樹木より採取される樹液は天然資源として食品や工業製品に利用されている。これらは、樹木表面にある師部に傷をつけ、染み出してくる樹液を採取するものであり、主に立木のまま採取される。
例えば、漆の樹脂を採集するには、従来は樹齢10年から15年程度の樹木から漆掻きと呼ばれる手法で採取する。漆掻きは4月から10月の半年にわたり繰り返し実施され、漆採取後の樹木は、枯れてしまうため伐採される。伐採後の樹木にも多くの樹脂が残されているが、回収率が低いため、伐採後の樹木から樹脂が回収されることはない。
ところで、漆掻きは、漆の樹皮を専用の鉋で剥ぎ、さらに師部のみに傷を入れることにより染み出してくる樹脂を掻きへらにより集め、桶に回収し収集する方法であるため、1本の木から染み出る樹脂を回収するには多大な時間を要し、樹齢10年から15年の樹木1本から漆掻きにより採集できる漆の量はおよそ200g程度とされる。
漆は主に樹木の師部を通る樹脂道に蓄えられているため、樹脂道のみを圧搾することができれば、回収率は大幅に向上するが、樹脂道のみを回収することは困難である。
例えば、精油などの樹木成分の抽出には、破砕した木片を温水または水蒸気により揮発させ、揮発蒸気を冷却することにより採集されるが、樹脂の採集では加熱による樹液の変質を避けることが出来ないという課題がある。
また、衝撃波処理により樹木細胞の閉塞有縁壁孔を破壊し、樹木の結合水を採集する方法も提案されている(特許文献1)が、樹木に含まれる結合水を包括的に採集することになり、樹脂のみを選択的に採集することは不可能である。

産業上の利用分野

本発明は、音響インピーダンス差を利用して樹木から師部を剥離する方法とその装置である。

特許請求の範囲 【請求項1】
師部を含む樹木に対し、衝撃波を付加することによって、音響インピーダンス差を利用して樹木から師部を剥離することを特徴とする師部の剥離方法。

【請求項2】
師部と木部を有する樹木に対し、木部側から師部に向けて衝撃波を付加することによって、音響インピーダンス差を利用して樹木から師部を剥離することを特徴とする師部の剥離方法。

【請求項3】
師部を含む樹木に対し、衝撃波を付加させることによって、音響インピーダンス差を利用して樹木から師部を剥離させることを特徴とする師部の剥離装置。

【請求項4】
師部と木部を有する樹木に対し、木部側から師部に向けて衝撃波を付加させることによって、音響インピーダンス差を利用して樹木から師部を剥離させることを特徴とする師部の剥離装置。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2019049166thum.jpg
出願権利状態 公開


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