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無機顔料

国内特許コード P210017904
整理番号 (S2018-0702-N0)
掲載日 2021年9月27日
出願番号 特願2020-535693
出願日 令和元年7月31日(2019.7.31)
国際出願番号 JP2019029997
国際公開番号 WO2020031804
国際出願日 令和元年7月31日(2019.7.31)
国際公開日 令和2年2月13日(2020.2.13)
優先権データ
  • 特願2018-147640 (2018.8.6) JP
発明者
  • 戸田 健司
出願人
  • 国立大学法人新潟大学
発明の名称 無機顔料
発明の概要 本発明の無機顔料、下記式(1)で示されることを特徴とする。
Ba1.5(V1-xMn0.58.75 (1)
(式(1)中、0.01≦x≦0.50の関係を満足する。)
本発明の無機顔料は、層状型の結晶構造を有するのが好ましい。また、本発明の無機顔料は、三方晶系の単位格子を有するのが好ましい。本発明によれば、毒性が低く、発色性および熱安定性に優れる緑色系の色彩の無機顔料を提供することができる。
従来技術、競合技術の概要

顔料は、塗料やインク等の着色剤として用いられている。
例えば、有機系の緑色系顔料としては、鮮明で着色力が非常に強いフタロシアニン(例えば、特許文献1参照)、マラカイトグリーン等が挙げられるが、これらの顔料は有機物であることから、耐熱性に劣り、高温での使用には向いていない。例えば、これらの有機系の緑色系顔料を、セラミックや陶器等の焼き物の着色に用いた場合、焼き付け時の高温により色が劣化してしまう。

無機顔料は、有機顔料に比べて高い耐熱性と高い鮮明度とを有することから、インクやペンキ、化粧品等に用いられている。

緑色系の無機顔料には、カドミウム(Cd)やコバルト(Co)、クロム(Cr)等の元素を含有しているものが多い。このような顔料は、色彩が鮮やかであるという利点を持つが、人体や環境に対して強い毒性を示すことが知られている。

また、マラカイト(CuCO・Cu(OH))は、最も古くから知られた鮮明な緑色系無機顔料であるが、高温安定性に乏しい。

コバルトは、鮮やかな色調を出すことから、コバルトグリーン(CoTiO、CoO・ZnO)等、顔料に多く用いられているが、毒性の問題点に加えて、供給が不安定であるという問題も有している。

化学的に安定した無機顔料としては、酸化クロム緑(Cr)、クロムグリーン((AlCr))等が挙げられるが、六価のクロムは毒性が極めて強いことから、クロム自体の使用を制限する方向にある。

すなわち、良好な発色性、高温安定性、および低毒性を兼ね備えている緑色系顔料は、今まで存在していなかった。

産業上の利用分野

本発明は、無機顔料に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記式(1)で示されることを特徴とする無機顔料。
Ba1.5(V1-xMn0.58.75 (1)
(式(1)中、0.01≦x≦0.50の関係を満足する。)

【請求項2】
下記式(2)、下記式(3)または下記式(4)で示されることを特徴とする無機顔料。
Ba1.5(V1-x-yMn0.58.75 (2)
(式(2)中、Aは、Al、Ni、Zn、Cu、Mg、Ti、Zr、Mo、P、LiおよびNaよりなる群から選択される少なくとも1種であり、0.01≦x≦0.50、および0≦y≦0.30の関係を満足する。)
(Ba1-z1.5(V1-xMn0.58.75 (3)
(式(3)中、Aは、Al、Ni、Zn、Cu、Mg、Ti、Zr、Mo、P、LiおよびNaよりなる群から選択される少なくとも1種であり、0.01≦x≦0.50、および0≦z≦0.30の関係を満足する。)
Ba(W1-q1.5(V1-xMn0.58.75 (4)
(式(4)中、Aは、Al、Ni、Zn、Cu、Mg、Ti、Zr、Mo、P、LiおよびNaよりなる群から選択される少なくとも1種であり、0.01≦x≦0.50、および0≦q≦0.30の関係を満足する。)

【請求項3】
層状型の結晶構造を有する請求項1または2に記載の無機顔料。

【請求項4】
三方晶系の単位格子を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の無機顔料。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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