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VERMIN DAMAGE INHIBITOR, VERMIN DAMAGE INHIBITORY MATERIAL CONTAINING THE SAME, AND METHOD OF PRODUCING THE MATERIAL

Patent code P04A005945
File No. 化学・薬品-117
Posted date Feb 16, 2005
Application number P2003-034925
Publication number P2004-244352A
Patent number P3899405
Date of filing Feb 13, 2003
Date of publication of application Sep 2, 2004
Date of registration Jan 12, 2007
Inventor
  • (In Japanese)塚田 益裕
  • (In Japanese)加藤 弘
Applicant
  • (In Japanese)国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
Title VERMIN DAMAGE INHIBITOR, VERMIN DAMAGE INHIBITORY MATERIAL CONTAINING THE SAME, AND METHOD OF PRODUCING THE MATERIAL
Abstract PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an insect damage inhibitor against verminous insects, to provide a material having excellent vermin damage inhibitory effect, and to provide a method of producing the material.
SOLUTION: The insect damage inhibitor contains, as active ingredient, a (meth)acrylic acid derivative of the general formula[I]: CH2=C(R)COOXY, a polymer thereof or a combination of the derivative with the polymer, or a (meth)acrylic acid derivative's metal salt of the general formula[II]: CH2=C(R)COOZ, or a mixture of the (meth)acrylic acid derivative of the general formula[I], a polymer thereof or a combination of the derivative with the polymer and the (meth)acrylic acid derivative's metal salt of the general formula[II]. In the general formula[I], R is H or CH3; X is (CH2)aOb((a) is 0-4, and b is 0 or 1); Y is a fluoroalkyl group represented by (CF2)cZ(c is 1-10, and Z is H or F), tetrahydrofurfuryl, phenyl, isobornyl, norbornyl, tricyclo[5,2,1,O2, 6]decanyl or decenyl, or dicyclopentenyl group. In the general formula[II], R is H or CH3; and Z is a metal atom. Vermin damage inhibitory materials are obtained by imparting this active ingredient to fibers or textile products.
Outline of related art and contending technology (In Japanese)


私たちの身の回りには多くの繊維害虫が生存しており、貴重な繊維製品を食害し、製品の品質を著しく劣悪にする。このような繊維害虫は、衣類や、昆虫、小動物の死骸や、乾燥魚、乾燥肉、玄米、小麦等の乾燥食品を餌にして増殖する。
食害の実態を理解するために、繊維害虫及び食害等についての一般的知識を次に述べる。羊毛繊維、羊毛繊維製品、絹タンパク質繊維、絹タンパク質繊維製品等を加害する昆虫には、鞘翅目カツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、並びに鱗翅目ヒロズコガ科のイガ及びコイガ等がいる。このうち、以下、カツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシについて主として説明する。



カツオブシムシ及びヒメマルカツオブシムシ:
カツオブシムシは、成虫で体長約4mmであり、その体色は赤褐色から黒褐色を呈する。幼虫は体長約9mmであり、体色は黄褐色から茶褐色を呈する。
ヒメマルカツオブシムシは、成虫で体長約2.5mmであり、その体色は黄色、白色を呈し、褐色の斑紋が特徴的である。幼虫は体長約4mmであり、その体色は暗褐色から黒褐色を呈する。



カツオブシムシとヒメマルカツオブシムシは、通常年1回発生し、幼虫で越冬する。3~5月に蛹化し、5~6月に成虫になる。両者の幼虫期間は300日である。幼虫は、加害物や貯蔵庫の隙間等に潜入して休眠し、越年する。幼虫の期間中、衣類を食べ続けるわけでなく、幼虫がある一定の大きさになるとほとんど食べない期間がある。ヒメマルカツオブシムシでは9月頃から食べる量が次第に減少する。ヒメマルカツオブシムシが盛んに食べるようになると、1週間に自分の体重の2~3倍量も増加する。



カツオブシムシ及びヒメマルカツオブシムシ幼虫による食害:
カツオブシムシやヒメマルカツオブシムシ等の昆虫は、羊毛製品に重大な食害を及ぼすため大きな問題となっている。羊毛の他にも、絹、皮製品、毛皮等の動物性繊維製品や干し魚等動物性乾燥食品、あるいは動物のはく製や昆虫標本等がこれらの昆虫の被食害物質として知られており、さらに、穀類や種子類等も食害被害にあう。
このような食害昆虫を防除するには、消極的ではあるが、昆虫の成虫を家に入れないように留意することが大切である。すなわち、衣類を食害するのは幼虫だけであり、成虫は春から野外に出没し、秋にかけて産卵するため、成虫を屋内に持ち込まない配慮が必要である。



一般に、食害昆虫に対する基本的な防除対策は次の3種類に大別できる。▲1▼害虫の発生を抑制する対策、▲2▼害虫を駆除する対策、▲3▼害虫の食害を抑制する対策である。
害虫の駆除:
衣類は、汚れている部分が好んで食害されるので、繊維製品は使用後、ドライクリーニングしてから収納することが望ましい。食害の予防には、ナフタリン、パラジクロルベンゼン等の防虫剤が効果的であり、殺虫剤による駆除には、有機リン系の粉剤や油剤散布が効果的であるが、対象物(衣類や食品)の品質管理には十分な注意を要する。



上記防虫剤は、有効成分が気体となって空気中に蒸散し、害虫を殺すものであるため、人体への悪影響も考えられる。できるだけ使用量を減らし、衣類の入替えをするときは、部屋の空気を換気する必要がある。
繊維害虫の防除方法:
繊維害虫に対する防除方法は次の2種類に大別できる。▲1▼防虫・殺虫剤による化学的防除法、▲2▼低温・高温処理や、脱酸素剤による物理的防除法である。化学的防除法の場合には、人畜への安全性を優先的に考えなくてはならず、使用場所の環境、材質、密閉度や、散布量、並びに経済性を考慮する必要がある。



パラジクロルベンゼン、ナフタリン、樟脳等の昇華性防虫剤は、保存容器の合成樹脂を溶かす恐れがあり、また、ポリ塩化ビニルを劣化させたり、金や銀糸の光沢を失わすことがあるため使用時の注意が必要である。更に、異なる複数の昇華性防虫剤、例えばパラジクロルベンゼンと樟脳とを同時に使用すると、両者は溶け、衣類にシミを残すことがある。
蒸散性防虫剤、くん煙殺虫剤は、通常、白色系統の製品に直接かかると黄色に変色することがある。また、臭化メチル剤、燐化アルミニウム等の燻蒸殺虫剤は、人畜に対して有害である。

Field of industrial application (In Japanese)


本発明は、繊維、繊維製品を主として食害する害虫による食害被害を防止するための食害抑制剤、この食害抑制剤を含む食害抑制素材、及びこの食害抑制素材の製造方法に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
下記一般式[I]:
CH2 = C(R)COOXY [I]
(但し、一般式[I]中、
RはH又はCH3であり、
Xは(CH2)aOb(aは0~4、bは0又は1である。)であり、
Yは(1)(CF2)cZ(cは1~10、ZはH又はFである。)で表されるフッ化アルキル基、
(2)テトラヒドロフルフリル基、又は
(3)トリシクロ[5,2,1,02,6]デカニル基若しくはデセニル基である。)
で表される(メタ)アクリル酸誘導体、その重合体、若しくは該誘導体と該重合体との組合せ物、又は
下記一般式[II]:
CH2 = C(R)COOZ [II]
(但し、一般式[II]中、RはH又はCH3であり、Zは鉄、銀、銅、亜鉛、コバルト、及びクロムから選ばれた金属である。)
で表される(メタ)アクリル酸誘導体の金属塩、又は
一般式[I]で表される(メタ)アクリル酸誘導体、その重合体、若しくは該誘導体と該重合体との組合せ物と、一般式[II]で表される(メタ)アクリル酸誘導体の金属塩との混合物
を有効成分とすることを特徴とする繊維への食害を有する食害昆虫に対する食害抑制剤。

【請求項2】
 
前記食害昆虫が、鞘翅目カツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、並びに鱗翅目ヒロズコガ科のイガ及びコイガから選ばれた昆虫であることを特徴とする請求項1記載の繊維への食害を有する食害昆虫に対する食害抑制剤。

【請求項3】
 
請求項1又は2記載の食害抑制剤が付着された繊維又は繊維製品からなる食害抑制素材であって、この繊維又は繊維製品が、カテキン若しくはタンニン酸を含む絹タンパク質繊維及び繊維製品並びに羊毛ケラチン繊維及び繊維製品から選ばれた天然タンパク質繊維又は繊維製品であることを特徴とする繊維への食害を有する食害昆虫に対する食害抑制素材

【請求項4】
 
前記カテキン又はタンニン酸が、前記天然タンパク質繊維又は繊維製品を濃度0.5~3%のカテキン又はタンニン酸を含む染色浴で染色するか、又は該繊維又は繊維製品をカテキン又はタンニン酸を含まない染色浴で染色した後、濃度0.5~3%のカテキン又はタンニン酸の水溶液に浸漬して媒染処理することにより該繊維又は繊維製品中に含まれるようにしたことを特徴とする請求項3記載の繊維への食害を有する食害昆虫に対する食害抑制素材。

【請求項5】
 
請求項1又は2記載の食害抑制剤を、絹タンパク質繊維及び繊維製品並びに羊毛ケラチン繊維及び繊維製品から選ばれた天然タンパク質繊維又は繊維製品に付着せしめてなる食害抑制素材を濃度0.5~3%のカテキン又はタンニン酸を含む染色浴で染色するか、或いはこの食害抑制素材をカテキン又はタンニン酸を含まない染色浴で染色した後、濃度0.5~3%のカテキン又はタンニン酸の水溶液に浸漬して媒染処理することを特徴とする繊維への食害を有する食害昆虫に対する食害抑制素材の製造方法

【請求項6】
 
請求項1又は2記載の食害抑制剤の有効成分によりグラフト加工された天然タンパク質繊維又は繊維製品であって、絹タンパク質繊維及び繊維製品並びに羊毛ケラチン繊維及び繊維製品から選ばれた天然タンパク質繊維又は繊維製品からなる食害抑制素材を濃度0.5~3%のカテキン又はタンニン酸を含む染色浴で染色するか、或いはこの食害抑制素材をカテキン又はタンニン酸を含まない染色浴で染色した後、濃度0.5~3%のカテキン又はタンニン酸の水溶液に浸漬して媒染処理することを特徴とする繊維への食害を有する食害昆虫に対する食害抑制素材の製造方法
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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20323_01SUM.gif
State of application right Registered


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