環境ストレス耐性を強化した魚類
シーズコード | S100003922 | ||
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掲載日 | 2010年12月3日 | ||
研究者 |
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技術名称 | 環境ストレス耐性を強化した魚類 | ||
技術概要 | このトランスジェニック魚類は、まず、ストレス応答性遺伝子群の転写を活性化する転写因子遺伝子を単離し、この転写因子遺伝子を発現するベクターを構築し、このベクターを魚類に導入することにより行われる。即ち、ゼブラフィッシュ由来の熱ショック転写因子のアミノ酸配列のうち熱感受性ドメインを欠失した変異体遺伝子をプロモーターの下流に連結した発現ベクターを組み込むことによって得られる環境ストレスに対する耐性が向上したトランスジェニック魚類である。この変異体遺伝子は、ゼブラフィッシュの熱ショック転写因子のアミノ酸配列のうち熱感受性ドメインのGln-351からAla-402までのDNAを欠失した変異体遺伝子またはSer-236からAla-402のDNAを欠失した変異体遺伝子である。これらのトランスジェニック魚類を作出することは種々の魚類、例えば、サケ、ニジマス、ティラピア、コイ等の養殖魚で行われるがなかでもゼブラフィッシュが作出が容易である。 | ||
研究分野 |
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展開可能なシーズ |
ストレス応答性遺伝子群のプロモーターに結合して転写活性化を促す遺伝子を導入することにより作出される、高温、紫外線、放射線、環境汚染物質、浸透圧、感染などの環境ストレスに対する耐性が向上したトランスジェニック魚類を提供する。 ストレス応答性エレメントに結合しこのエレメント下流の遺伝子の転写を制御するタンパク質を過剰に発現させることにより、環境ストレス(高温、紫外線、放射線、浸透圧、環境汚染物質、感染など)に対する耐性が向上したトランスジェニック魚類が得られる。 |
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用途利用分野 | トランスジェニック魚類 | ||
出願特許 | 特許 | 国際特許分類(IPC) | |
( 1 ) | 国立研究開発法人水産研究・教育機構, . 山下 倫明, 尾島 信彦, 北条 弥作子, . 環境ストレス耐性を強化した魚類. 特開2003-230328. 2003-08-19 |
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技術名称 | FISHES WITH ENHANCED RESISTANCE TO ENVIRONMENTAL STRESS |
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研究分野 |
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