イチゴの品種識別方法
シーズコード | S120008763 | ||
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掲載日 | 2012年2月10日 | ||
研究者 |
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技術名称 | イチゴの品種識別方法 | ||
技術概要 | イチゴのアスコルビン酸ペルオキシダーゼ(APX)遺伝子、カルコンイソメラーゼ(CHI)遺伝子及びフラバノン3ヒドロキシラーゼ(F3H)遺伝子の塩基配列は、イチゴの品種によって特異的に変異しており、その差を制限酵素Mlu I、Pvu II、Hpa II、Nco I、Acc I、Dde I、Rsa I等で処理することによって検出できる。そこで、イチゴのガクを含む果実及び/又は葉より抽出したDNAを鋳型として、PCR法でDNAを増幅し、増幅したDNAの多型及び増幅したDNAの制限酵素による消化で生じる多型を、選ばれた少なくとも1種の識別用DNAマーカーにより識別する。また、PCR法によりプライマーの対の利用、またはプライマーの対を用いたPCR法によってDNAを増幅し、増幅したDNAをNco I、Acc I、Hpa II、Dde I、又はRsa Iのうちの少なくとも1つから選択される制限酵素によって消化させることにより生じる多型を識別する。 | ||
研究分野 |
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展開可能なシーズ |
イチゴの品種識別は、果実の形や大きさ、葉の形や大きさ、草型等の比較により行われてきた。しかし、これらは連続的な形質による違いに依存しているため、正確に判断するのが極めて困難であった。そこで、イチゴの種苗、果実等を試料として、栽培条件や保存条件などに左右されずに、イチゴ品種を正確に識別することが可能な方法を提供する。 イチゴの品種をDNA解析によって分類する方法では、新たに開発したマーカーを使用し、PCR法によって増幅した特定のDNAを特定の制限酵素で切断して多型を生じさせ、その多型のパターンによって品種を分類できる。これにより、イチゴの種苗、果実等を試料として、栽培条件や保存条件などに左右されずに、イチゴ品種を正確に識別することができる方法が提供される。よって、多様な条件の下で栽培され、市場に流通しているイチゴ果実についても、その品種を正確に識別することが可能である。 |
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用途利用分野 | イチゴの品種識別技術 | ||
出願特許 | 特許 | 国際特許分類(IPC) | |
( 1 ) | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 松元 哲, 國久 美由紀, 吹野 伸子, . イチゴの品種識別方法. 特開2003-339399. 2003-12-02 |
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英語項目の表示
技術名称 | METHOD FOR IDENTIFYING STRAWBERRY KIND |
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研究分野 |
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『 イチゴの品種識別方法 』に関するお問合せ
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