テクニカル・アイ(特許目利きによるコラム)

(In Japanese)熱安定性に優れた深海バクテリア由来のアルギン酸分解酵素

(In Japanese)【新技術の概要】

(In Japanese) 深海約1,000 mの熱水鉱床付近から単離された海洋細菌のゲノム上に既知のアルギン酸分解酵素と類似したタンパク質をコードする遺伝子を見出し、DNAクローニングと組換え酵素の大量生産を実現した。
 組換え酵素はアルギン酸分解能をもち、その至適温度は約70℃であった。この値は既報のアルギン酸分解酵素と比べて最も高かった。またpH 5-6で最も高い活性を示した。さらに、室温条件 (25-30℃)下で16時間インキュベート後も90%以上の残存活性を示すなど、既存のものとは大きく異なる特徴を有する。
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(In Japanese)【従来技術・競合技術との比較】

(In Japanese) アルギン酸分解酵素は、主に市販のフラボバクテリウム由来のものが使用されているが、本酵素は市販のものよりも熱安定性が高い点に優位性がある。また、酸性条件下や高濃度の塩の存在下でも活性を示すなど、従来のものとは異なった環境下で高い酵素活性が維持される点で優位性がある。
 これらの特徴から、温度の高い工業用排水の処理や、食品加工工場からの塩分を含む排水の処理などが可能だと考えられる。

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(In Japanese)【本技術に関する知的財産権】

(In Japanese)1.特願2010-065945「アルギン酸の分解方法」
  出願人:北海道大学

(In Japanese)【想定される技術移転】

(In Japanese) 洗剤の開発に関連する企業と連携し、工業用排水を処理する洗剤の実用化を目指したい。高温の状態のまま処理できるので、冷却に要する時間とコストを削減できると考えられる。
 また、有機肥料の開発に取り組む企業と連携し、海藻等を含む新たな腐植土の開発を行ないたい。雑海藻の新たな用途開発として期待できる。

(In Japanese)【お問い合わせ先】

(In Japanese)国立大学法人北海道大学 産学連携本部
TLO部門 城野(きの)理佳子
Tel:011-706-9561

EDIT: (In Japanese)JST 産学連携展開部 事業推進(募集・探索)担当
Contact Japan Science and Technology Agency Department of Intellectual Property Management
5-3, Yonbancho, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan , 102-8666
E-mail: e-mail address Fax: 81-3-5214-8476

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