テクニカル・アイ(特許目利きによるコラム)

(In Japanese)ヒト血清中においても分解されにくい天然型RNA

(In Japanese)【新技術の概要】

(In Japanese)●研究開発の背景
 RNA医薬品のリボヌクレアーゼ耐性化は効能持続性および薬剤送達(DDS)の観点から非常に重要である。ヒトへの使用の際に副作用の懸念のある人工RNAを使用せず、天然型RNAのみを用いてリボヌクレアーゼ耐性のあるRNA医薬品を設計することができれば、RNA医薬品開発のブレークスルーとなることが期待される。

●主な研究開発成果
 天然型リボヌクレオチドのみから構成される44塩基の直鎖状ハンマーヘッドリボザイムの開発に成功した。

●特徴
 本リボザイムは塩基配列情報からは全く想像できない未解明の高次構造を形成する。また、このリボザイムは、25%(W/W)ヒト血清中においても少なくとも1時間は分解されない(図1参照)。

LH-2011-081_01.jpg

(In Japanese)【従来技術・競合技術との比較】

(In Japanese) 本技術は、天然型リボヌクレオチドを用いたRNAのリボヌクレアーゼ耐性化手法であり、人工核酸を用いる従来法とは全く異なるものである。
 本リボザイムは、天然型リボヌクレオチドのみから構成されるため、試験管内転写合成によって合成することが可能である。有機合成法に頼る従来法と比較して、安価な大量合成が可能となる。また、リボヌクレアーゼ耐性なモチーフは、他の様々なRNAに補助的に付加することが可能である。

(In Japanese)【本技術に関する知的財産権】

(In Japanese)1.特願2011-120806号
 「改良されたオリゴヌクレオチドおよびそのオリゴヌクレオチドを含む医薬組成物」
 出願人:国立大学法人豊橋技術科学大学
 発明者:梅影創、菊池洋 他

(In Japanese)【想定される技術移転】

(In Japanese) リボヌクレアーゼに頑強なRNA配列(あるいは構造)をRNA医薬品へ活用を図るため、細胞レベル、及び実験動物レベルでの有用性の検証を製薬関連企業と連携して行い、RNA薬剤への実用化を目指したい。本技術の実用化により、RNA医薬品の設計方法の進展が期待できる。

(In Japanese)【お問い合わせ先】

(In Japanese)豊橋技術科学大学 産学連携推進本部
コーディネータ 田中 恵
Phone: 0532-44-6975
FAX: 0532-44-6980
EDIT: (In Japanese)JST 産学連携展開部 事業推進(募集・探索)担当
Contact Japan Science and Technology Agency Department of Intellectual Property Management
5-3, Yonbancho, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan , 102-8666
E-mail: e-mail address Fax: 81-3-5214-8476

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